Jr.戦線のライバルであるロメロとニックが一騎打ちで激突。両者は5月26日山形で行われた『SUPER Jr.』公式戦でも対戦しており、ロメロが勝利している。
　
　ロメロが青いマスクを被って登場し、試合開始のゴング。すると、ニックがいきなり「サ〇ク・ユー!!」と叫んで挑発。ロメロにドロップキックをかわされてダウンしても、懲りずに挑発を繰り返す。
　その後、ロメロがロープのあいだに留まるフェイントを披露するが、ニックがトラースキックで場外に落とす。そして、ロメロを入場ゲート付近へ置き去りにし、リングアウト勝ちを狙う。
　ロメロがカウント19で辛うじてリングへ戻ると、ニックはスワンダイブフェースバスターで追い討ち。そして、ロメロのマスクを勝手に被ると、派手なアクションから引っかき攻撃を見舞う。
　ニックの攻勢は続き、ロープを悪用したチョーク攻撃、ダブルアーム式バックブリーカー、コブラツイストなどで攻め立てる。だが、次のバックドロップをロメロが着地し、セカンドロープからのジャンピングニーアタックで逆襲。
　さらにロメロは、ヘッドシザースホイップでニックをコーナーへ追い込む。だが、串刺し攻撃はニックがトラースキックで阻止。そこからコーナーへのぼるが、ロメロが起き上って張り手をお見舞い。そして、トップロープ上から雪崩式飛びつき腕ひしぎ逆十字固めを敢行する。
　次にロメロはニックをトップロープへ乗せ、スワンダイブミサイルキックを発射。これをニックが回避してスワンダイブ攻撃に行くが、ロメロがハイキックで撃墜。
　ここでロメロは暗闇脳天を仕掛けるが、ニックがエビ固めに切り返す。すると、ロメロはフェイント式ニールキックを見舞うが、ニックがトップロープをずらして場外へ落とし、エプロンからランニングローキックを食らわせる。
　リングへ戻り、ニックがロメロの背中へスワントーンボムを投下。そして、エルボーを打ちながら「サ〇ク・ユー!!」で挑発を続ける。これでロメロは怒りの表情を見せるが、フェイントでサミングをお見舞い。それでもニックはローリングバックエルボーを浴びせるが、ロメロはカウンタージャンピングニーアタックで報復。
　ところが、ニックが三角飛びミサイルキックでロメロを場外に落とし、エプロンでツームストンパイルドライバーを仕掛ける。そこからニックがエルボーでロメロを落とし、エプロンからムーンサルトアタックを発射。しかし、ロメロが回避し、アッパーカットで反撃。そして、鉄柱を利用したスライスブレッドで逆転に成功。
　リングへ戻り、ロメロが連続串刺しラリアットを開始。ニックもカウンタートラースキックで逆襲するが、ロメロは改めてカウンターラリアットを見舞う。
　次にロメロはスライスブレッドに行くが、ニックがツームストンパイルドライバーの体勢へ切り返したのち、低空ランニングニーアタック、串刺しジャンピングニーアタックをお見舞い。
　だが、ロメロが2発目のランニングニーアタックを回避し、スクールボーイ（横入り式エビ固め）。これで一気に3カウントを奪った。
　
　試合後、IWGP Jr.タッグ王者にシングルで2連勝したロメロは、テレビカメラに向かってタイトル挑戦をアピールした。

ロッキー「今日もニック・ジャクソン勝った。それだけじゃない。俺は先月もアイツに勝っている。じゃあ次俺たちが何を狙うかって言ったら、IWGPジュニアタッグのベルトだ。俺たちは大阪城ホールでジュニアタッグのベルトに挑戦してやる。俺は今から会社に『タイトルマッチを組め』って直談判にいってやる。ニック、早くマットを連れてこい。大阪城ホールで俺たちロッポンギヴァイスが必ずベルトを獲ってやる。そしたら大阪でパーティーだ。ノリノリダゼ。大阪でパーティーをできる有名なとこはあるか?」
——ミナミとかは?
ロッキー「ミナミ? ドウトンボリ? ドウトンボリ、レッツゴー。ボウトンボリ、ヴァイス。オオサカジョウホール。ドウトンボリ、ヴァイス。ミスターカワナ(通訳)、支払は任せた。ゴチソウサマデシタ。ゴッチャンデス。ゴッチャンデス」
——(通訳)オッケー。
ロッキー「ゴッチャンデス。ミスターカワナが支払ってくれるって。アリガトウ。ゴッチャンデス。ドウトンボリ、ヴァイス」
 
ニック「ロッキーの野郎に2回も負けてしまった。こうなったらタッグでリベンジしてやる。お前、タッグのベルトほしいだろ? 言っておくが、俺は今世界一のタッグチームチャンピオンなんだ。ロッキー、俺の後ろには兄貴(マット・ジャクソン)がいる。仮にロッキーが誰を連れて来ようとしても、タッグ戦では俺らの足元にも及ばない。ロッキー以外の誰一人、俺の背後に迫るものはいない」