LION’S GATE PROJECT7

日時: 2017年7月4日(火) 18:00開場　19:00開始
会場: 東京・新宿FACE
放送
観衆: 444人（満員）

第5試合 30分1本勝負

境界線

MATCH REPORT

　岡倫之が小島聡にチャレンジ6.15『LION’S GATE6』の試合後、「若手の小僧に負けることがあれば、『G1』は俺が出させてもらう」と宣戦布告を果たした岡は、入場から気合充分の表情。

　開始のゴング、岡は低いタックル。しかし、小島は冷静に対処するとフライングメイヤーからグラウンドヘッドロック。だが、岡は立ち上がってロープに押し込み、小島の胸板に張り手。
　続いて岡はヘッドロックに捕らえると、2回にわたって小島からショルダータックルでダウンを奪う。小島が場外にエスケープすると、岡はそれを追いかけてエルボー。しかし、続くラリアットは小島がかわし、鉄柱に誤爆。小島は岡を鉄柱に叩きつけるとリングへ。
　岡がリングに戻ると、小島はストンピング。そして、逆水平チョップで快音を響かせる。ここから両者はエルボーを交換するが、競り勝った小島はストンピング。さらにネックブリーカーで叩きつけると、コーナーを背負わせて逆水平チョップ。続いてマシンガンチョップを放ち、串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー！」の雄叫びを上げ、ダイビングエルボーを投下。
　小島はローリングエルボーからロープに飛ぶも、岡はカウンターのショルダータックル。そして、串刺しボディプレスからショルダータックルでダウンを奪い、逆エビ固めへ。小島がロープに逃げようとすると、岡はリング中央まで持ち込む。しかし、小島は脚力で岡を跳ね返す。
　すると、岡は小島の腰にエルボーを叩き込み、力強いオクラホマスタンピードへ。そして、ジャーマンを狙うも、こらえた小島はコジコジカッターで切り返す。さらに小島はラリアットを狙うも、岡はカウンターのエルボー。続けて前方への水車落としで叩きつける。
　岡はブレーンバスターで持ち上げるが、小島は着地。逆にブレーンバスターで投げつける。そして、最後はラリアットを叩き込み、岡を撃沈。小島が貫禄の勝利を収めた。

COMMENT

小島「アイツは逸材だよ。棚橋以来の逸材だ。100年に2人目の逸材だよ、岡は。5年後、いや3年後、いや1年後の新日本プロレスの勢力図がガラッと変わるぞ、きっと。アイツがいるおかげで。北村もそうだけど。ということは、ますます、俺の居場所を探すのが大変だってことだよ。自分の居場所が、新日本プロレスにあるのかないのか、それは自分自身で決めなきゃいけない。自分自身の努力で、自分自身の頑張りで、その居場所を見つけなきゃいけない。それが、昔からの新日本プロレスだ。俺は必ず、次の『G1 CLIMAX』をきっかけに、また這い上がってやる！」

岡「さすが、第三世代の小島聡。三冠ヘビーも、IWGPも獲った実力はある。強い！今回は俺の完敗だ！でも、今だけだ！アンタは、越えるべき存在じゃない、越えなければいけない存在だ。そう遠くない未来、必ずアンタを、俺がスリーカウントで倒してやる！だからそれまでは、強くてカッコいい小島聡でいてください！」