第3試合には、いまやヒゲと長髪でふてぶてしい風貌に変化、加えてヘビー級の肉体を手に入れた渡辺高章が鮮やかなブルー&グリーンのロングタイツで登場。一方のジェイ・リーサルは、ROHの世界TV選手権王者でコチラも威風堂々の入場だ。
このリーサルは、カナダ・トロント大会2日目で、内藤哲也から同王座戦の挑戦を受ける。
まず、リングに上がるなりマイクで罵倒し始めたリーサル。饒舌ながら、非常にバネのあるチャンピオンだ。
しかし、コレに我慢ができなかったのか、渡辺はいきなりラッシュ。投げっぱなしジャーマンに場外戦と攻め立てる。一方のリーサルも豪快な場外トペで形勢逆転かと思われたが、渡辺は場外でも投げっぱなしジャーマンを放つ。
さらに、バックドロップで実力を見せつけるリーサル。渡辺もラリアットやネックブリーカーで反撃したもの、最後はリーサルの必殺、リーサル・インジェクションをズバリと決めて、見事な勝利をもぎ取った。
渡辺「くそっ! 今日は久しぶりの新日本プロレス&ROH合同興行。2度目の相手にまたしても…リベンジ果たせず…オレは今ムチャムチャ変わってる最中なんですよ。オレはまだ進化の途中。オレは、いいか? “ザ・プレミアム”の男になってやるんだよ。プレミアムになるんだ! いいか? 人一倍高い位置のプレミアムになるんだ!ここで負けるわけにはいかない。ここは意地でも這いつくばって、そして新日本にあがった時はヤベェぞ!ヤベェぞ!おいワクワクするだろ? オレが帰って来る時は楽しみにしとけよ! 今日は負けたけどまだまだトロントまである。オレがプレミアムになっていくところよく見とけよコノヤロー!以上だ。」