レスリングどんたく 2015
- 日時
- 2015年5月3日(日) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 福岡・福岡国際センター
- 観衆
- 5,180人(超満員)
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第5試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- <挑戦者>
- <第70代王者>
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アレックス・シェリー
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ケニー・オメガ
※ケニーが3度目の防衛に成功。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
シェリーはマンガ「北斗の拳」に登場するジャギ風のマスクを被って登場し、KUSHIDAがセコンドにつく。一方、シェリーのセコンドにはマットとニックがつき、鉄製のゴミ箱と木製のホウキを持って現われた。
序盤、オメガがシェリーが得意にしている“進撃の巨人式敬礼”で挑発。すると、シェリーがマンハッタンドロップでお仕置き。さらに、オメガのスライディングをジャンプでかわし、顔面に低空ドロップキックを食らわせた。
ここでシェリーはオメガにピストルサインを向け、ラリアットで場外に落とす。続いてシェリーはロープへ走るが、マットが場外から足を掴んで妨害。ここで場外のオメガがゴミ箱を持つと、シェリーがリング上からスライディングキックを浴びせて吹き飛ばす。そして、トペスイシーダを狙って突っ込むが、オメガがゴミ箱をぶつけて迎撃。
リングへ戻り、オメガがシェリーの頭部をコーナーへ叩きつける。そして、変型キャメルクラッチ、変型バックブリーカー、串刺しジャンピングバックエルボー、踏みつけ攻撃などで一方的に攻め立てる。
さらにオメガは、ゴミ箱を蹴ってシェリーの顔面に激突させ、変型スタガリンブローで追撃。そして、場外でシェリーの頭にゴミ箱を被せ、ホウキで力任せにひっぱたく。
次にシェリーはイスの上にゴミ箱を乗せ、シェリーにパワーボムを仕掛ける。しかし、シェリーが脱出し、シェルショックでオメガの頭部をゴミ箱へ激突させる。
さらにシェリーは、リング内からトップロープを飛び越え、断崖式DDTを敢行。リングへ戻ると、オメガの腰へダイビングフットスタンプを浴びせる。
それでもオメガがスクールボーイから逃れ、トラースキックで反撃。そして、2段階式ブレーンバスターへ行くも、シェリーが頭に膝蹴りを入れて脱出。すると、オメガはパワーボムの体勢に入るが、シェリーがDDTに切り返す。
続いてシェリーは、コーナー最上段からダイビングボディプレスを敢行するが、オメガが両膝でブロック。そこからドクターボムへ繋ぎ、片翼の天使を狙う。しかし、回避したシェリーが追走式バックエルボー。すると、オメガが逆水平チョップでやり返してドラゴンスープレックスを仕掛けるが、シェリーが阻止してジャーマンスープレックスホイップ。
その後、シェリーが張り手2連発から延髄斬り。さらに、カウンタートラースキックからオートマティックミッドナイトをさく裂させるが、マットがマーティー浅見レフェリーを場外へ引き込んでカウントを妨害。そして、ニックが乱入し、シェリーにトラースキックを浴びせる。
だが、KUSHIDAがマットとニックをハンドスプリング式ニールキックで場外へ落とし、コーナー最上段からプランチャをお見舞い。一方、リング上ではシェリーがスライスブレッドからフォールへ行くが、カウントは2。
するとシェリーは、パントキックから再びオートマティックミッドナイトを狙うが、シェリーが至近距離でカウンターの膝蹴りを食らわせ、ジャンピングニーアタックで追撃。そして、今度こそ片翼の天使をさく裂させ、シェリーを葬った。
試合後、オメガがマイクアピールを敢行。自らの実力を誇示すると共に、『BEST OF THE SUPER Jr. XXII』への不参加を表明。優勝者に挑戦権を与えると豪語した。
■オメガのマイクアピール
「グハハハハハ! お前らはラッキーだったな。俺がシングルマッチをするときはすべて、お前らに素晴らしい試合を提供する。(※シェリーを見ながら)お前も、もう少しで最後のガイジンヒーローになれるところだったのにな。さあ、次は誰だ? ヒーローであるこの俺も、『SUPER Jr.』に加われと言うのか? そんなことはない。俺が自ら、ゴミどもの闘いに飛び込む必要なんてない。俺は今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』には加わらない。なぜなら、俺はチャンピオンだからだ。お前らで次に俺と闘う代表を決めればいいだ。みんな1人ひとりに『グッドラック』の言葉を贈る。そして『BEST OF THE SUPER “GARBAGE”(ゴミ)』の優勝者が、オーサカジョーで俺の前に立つことになるんだ。グハハハハハ!」
COMMENT
オメガ「(※早口で一気にまくし立てる)誰も俺を止めることなんてできない。今日はアレックス・シェリーを片付けてやった。ほら、マット、倒れ込んでるゴミを早く掃き捨てるんだ」
(※マット・ジャクソンがほうきを手に掃く仕草をする)
オメガ「ショータイムは終わった。タグチも前に失敗してるしな。ほかのヤツは問題にすらならない。いろんなヤツらが手を出してきたけど、すべて片付けてやった。あいつらの作戦なんて成功しないんだ。俺の試合に文句は言わせないぞ。あれが俺のスタイルなんだ。リング上で起こったことがすべて。お前らが見たのは、シェリーが負けたという事実だけ。誰も俺に勝つ可能性なんて持ってないんだ。勝てると思ってるのはバカなヤツだ」
マット「どんなにたくさんジグソーパズルのピースがあろうとも。俺たちがそのすべてを埋めていくだけだ。俺たちもベルトを奪い返したし、俺たちがすべての勲章を奪い去るんだ」
ニック「俺たちのどちらかが『(BEST OF THE)SUPER Jr.』で優勝する。すべてのレスラーを掃き捨てていってな」
マット「ほかのヤツの話なんてしなくていい。俺たちのことをもっとしゃべれ。議論しろ」
(※ここでアンダーソンが割り込んできて祝福する)
アンダーソン「いいぞ、またIWGPジュニアのシングルとタッグのベルトが俺たちの下に揃った。次はマリアをいただくぞ」
オメガ「どんなヤツが来ようとも、俺たちは問題にしない。ラッキーなんてことはほかのヤツには起こらない。何度やってもな。このベルトを失うことなんてないんだ」
ニック「俺たちに楯突くヤツにはたった2つの言葉を贈ってやる」
マット&ニック「ほら、このTシャツにも描いてあるだろ。『サックイット(S○ck it)』だ。わかるか?」
シェリー「I’m sorry. ゴメンナサイ」
KUSHIDA「ヤングバックスが乱入したんだ。気にするな」
シェリー「メチャメチャだ。俺は許さない。KUSHIDAこそがチャンピオンだ。KUSHIDAは新日本プロレスのジュニアヘビー級チャンピオン、タッグチームチャンピオンになる。頼むぞ」