第16代王者・鈴木にYOSHI-HASHIが挑むNEVER無差別級選手権試合。鈴木は6月11日大阪城ホールで行われたランバージャックデスマッチ形式のタイトルマッチで後藤を下し、同王座の初防衛に成功。その直後、YOSHI-HASHIが鈴木を襲撃し、今回のタイトル戦が組まれた。
YOSHI-HASHIのセコンドとしてオカダが登場し、鈴木のセコンドには金丸&タイチ&デスペラード&TAKAがつく。
そんな中、YOSHI-HASHIが鈴木をロープ際へ押し込み、鈴木がブレイクを要求。そこから2人がエキサイトし、チョップ合戦を繰り広げる。そして、鈴木が強打でYOSHI-HASHIの動きを止め、トーキックを連発。
その直後、鈴木がYOSHI-HASHIを場外へ落とし、金丸たちが一斉に襲い掛かろうとする。しかし、オカダが立ちふさがってYOSHI-HASHIを守る。
その後、鈴木がトップロープ越しに腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けるが、YOSHI-HASHIが脱出し、エルボーで鈴木を場外に落とす。そして、スライディングキックを繰り出すが、鈴木が脚をキャッチし、エプロンを利用したアキレス腱固め。そのまま場外でも技を極め続け、YOSHI-HASHIに大ダメージを与える。
ここで鈴木がレッドシューズ海野レフェリーのブラインドを作り、金丸たちがYOSHI-HASHIとオカダを襲撃。そして、鈴木がパイプイスでYOSHI-HASHIを滅多打ちにし、リングアウト寸前まで追い詰める。
これで鈴木ペースの展開となり、脇固め、チキンウィングアームロックでYOSHI-HASHIに追撃。そして、海野レフェリーが鈴木とオカダの番外戦を制止している隙を突き、またしてもセコンドがYOSHI-HASHIを暴行。
それでもYOSHI-HASHIはカウント18でリングに戻り、カウンター逆水平チョップで反撃。すると鈴木がフロントネックロックを極めるが、YOSHI-HASHIがブレーンバスターに切り返す。
ここからYOSHI-HASHIのペースとなり、逆水平チョップ、串刺し逆水平チョップ、トップロープを利用した低空ドロップキック、ミサイルキック、ネックバスターと得意技を連発。しかし、次のスワントーンボムを鈴木が回避し、串刺しフロントハイキック、ランニングローキックで逆襲。
続いて鈴木はゴッチ式パイルドライバーを仕掛けるが、YOSHI-HASHIがバックスープレックスで脱出。そして、ハンマースルーを切り返してバタフライロックを極めるが、TAKAがエプロンにのぼって海野レフェリーを引きつけ、金丸たちがYOSHI-HASHIにストンピング連射。そこへオカダが飛び込むと、セコンドは一斉に身を隠す。
すると鈴木はロープへ走るが、YOSHI-HASHIがカウンターラリアットをお見舞い。そして、カルマを狙うも、鈴木が腕を取って振り回し、海野レフェリーと激突させる。これでまたセコンドが一斉にYOSHI-HASHIに襲い掛かるが、オカダが救助に入る。
ところが、いきなりスミスが乱入してオカダを蹴散らし、YOSHI-HASHIにストンピング連射、張り手。そして、ブルドッグボムの体勢に入るも、今度は後藤&石井&矢野&邪道が登場。これで両軍入り乱れた大乱闘となり、オカダがスミスにドロップキックをお見舞い。そして、オカダたちがスミスたちを1人ずつ捕まえ、それぞれバックステージに連行した。
これでYOSHI-HASHIと鈴木の一騎打ちとなり、エルボー合戦を繰り広げる。その後、鈴木がカウンターフロントハイキックを見舞うと、YOSHI-HASHIがフェイント式バックキックで報復。さらに、顔面にトラースキックを食らわせる。
YOSHI-HASHIの攻撃は続き、スリーパーホールドからバッククラッカーに繋ぐ。そして、スワントーンボムからフォールするも、鈴木が肩を上げる。
するとYOSHI-HASHIはバタフライロックを極め、鈴木がロープへ近づくと引き戻してさらに絞る。しかし、鈴木が長時間に渡って耐え抜き、辛うじて足でロープエスケープに成功。
その直後、YOSHI-HASHIは鈴木の背後へ低空ドロップキックをお見舞い。そして、カルマの体勢に入るも、鈴木が激しく抵抗。YOSHI-HASHIが諦めて離れると、鈴木が張り手を食らわせる。するとYOSHI-HASHIは張り手を返し、チョップで追撃してロープへ走る。ところが、鈴木がカウンタードロップキックで逆襲。
続いて鈴木は張り手連打とボディブローのコンビネーションでYOSHI-HASHIを圧倒し、スリーパーホールドで捕獲。そして、今度こそゴッチ式パイルドライバーを炸裂させ、決着をつけた。
KIZUNA ROAD 2017
- 日時
- 2017年6月26日(月) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 放送
- 観衆
- 1,305人
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第7試合 60分1本勝負
NEVER無差別級選手権試合<チャレンジャー>
<第16代チャンピオン>
※鈴木みのるが2度目の防衛に成功
MATCH REPORT
COMMENT
鈴木「YOSHI-HASHIごときが、俺の前に立つんじゃねぇよ。俺の行く道、塞ぐんじゃねぇよ。さぁ、次は『G1 CLIMAX』。誰と同じだっけ? 誰が俺と闘うんだっけ? 誰が俺の痛みを味わうんだっけ? そう。今日もいたよな、オカダ。お前、あれで俺に勝ったと思ってるだろ? 終わりじゃねぇんだよ。そして、ケニー・オメガ、BULLET CLUB。テメェらも、蚊帳の外にいるんじゃねぇよ。入ってこいよ、俺との闘いの輪の中に。遊ぼうよ、俺と一緒に、命削ってさ。さてさて、NEVER無差別級。(※記者に向かって)なにが“無差別”か知ってるか?」
――階級ですか?
鈴木「何の階級だ?」
――体重……
鈴木「違う。人としての位だよ。だから、お前が『俺と闘いたい』って言ったら、いますぐやってやるよ。(※他の記者に)お前が『やりたい』っつったら、いますぐできるんだよ。無差別とは、そういうことだ。差別がないということだ。体重? 階級? その時点で、差別があるじゃないか。誰でもいい。かかって来んかい。獲り来ないんだったら、俺はホントに次に行くぞ。『G1』と、そしてその先……(※天井を指さし)あっちの方」
オカダ「すいません、YOSHI-HASHIさん」
YOSHI「悔しい! クソッ! みんなに助けてもらったけど、ちょっと力が及ばなかったから悔しい。今日、少なからず期待して観てくれた人にも、申し訳ないよね。カッコ悪かった。とにかく、もう次『G1』頑張るしかないから。クソ! でも、これで今まで諦めなかったのが、俺だから。まだ絶対いけるから」
オカダ「いきましょう!」
YOSHI「みんなとどこまでいけるか分からないけど、でも俺はただの仲良し軍団じゃなくて、オカダの活躍も、俺は刺激になってすごい頑張れるから、一緒に今日いてもらえてすごい嬉しかったし、涙出るくらい嬉しかった。とにかく、もういまは諦めないで次、俺は『G1』で去年以上の実績を残して、必ずベルトを獲る。それまで諦められない!」
オカダ「いきましょう!(※YOSHI-HASHIとガッチリ握手)」
YOSHI「シャー! 頑張る! いくから!」
オカダ「CHAOSの力見せつけてやりましょう!」