永田組vs中西組の6人タッグマッチ。なお、ライガーは4月29日熊本の『レスリング火の国』にてNWA Jr.戦を敢行。自分からベルトを奪ったスティーブ・アンソニーとリターンマッチを行なう。
　
　永田対中西で試合開始。手四つの力比べから永田がフロントハイキックを浴びせると、中西はすぐにマッケンローでお返し。その後も激しいエルボー合戦を繰り広げた。
　タイガー対KUSHIDAの場面。タイガーがフライングボディアタックからローリングソバットをクリーンヒットさせ、KUSHIDAの動きがストップ。替わったライガーがロメロスペシャルで追い討ちをかける。
　さらにライガーは風車式バックブリーカーを繰り出すが、KUSHIDAが切り返し、延髄斬りで逆襲。スイッチしたドラダがフライングボディアタックでライガーに追撃し、ハンドスプリング＆バク宙でフェイント。そして、セカンドロープを利用したアームホイップでライガーを場外へ追いやり、プランチャで押し潰す。
　これでライガーの動きが止まり、中西がネックハンギングツリー、KUSHIDAがロープを利用した首折り攻撃などで追い討ち。しかしライガーは、ドラダとKUSHIDAの合体攻撃から逃れて同士討ちを誘い、KUSHIDAに今度こそ風車式バックブリーカーをお見舞い。
　永田対KUSHIDAの場面。KUSHIDAがトップロープを支点にしたバク転キック、エプロンからの延髄斬り。だが、次のスワンダイブ攻撃を永田がかわし、カウンターフロントスープレックスで逆襲。それでもKUSHIDAはハンドスプリングエルボーで巻き返した。
　永田対中西の場面。中西が逆水平チョップ連射、ダブルチョップ、串刺しラリアット。しかし、2発目の串刺し攻撃を永田がカウンターフロントハイキックで迎撃し、フロントハイキック、ローキック、ミドルキックへ繋ぐ。
　だが、中西がスピアーで巻き返し、野人ダンスラリアットで追い討ち。そこからアルゼンチンバックブリーカーを繰り出すが、永田がスリーパーホールドで脱出し、カウンターエクスプロイダーで放り投げた。
　タイガー対ドラダの場面。タイガーがコーナー最上段からのフライングボディアタックで先制し、モンキーフリップで追い討ち。さらに、ドラダのミサイルキックをドロップキックで迎撃する。
　これで永田組のトレイン攻撃となり、ライガーが串刺し掌底、永田が串刺しフロントハイキック。そして、タイガーがタイガードライバーで叩きつける。
　さらにタイガーはタイガースープレックスを狙うが、ドラダに阻止される。それでもタイガーは回転十字固めで押さえ込むが、永田とライガーがカット。
　するとタイガーはジャーマンスープレックスで投げるが、ドラダがバク宙で着地。そこにタイガーがローリングソバットを見舞ってロープへ走るも、ドラダがカサドーラからの飛びつき回転エビ固めで3カウントを奪取した。

KUSHIDA「直接闘ってないけど、ケニー・オメガとはいつでも俺は勝負してる。次、挑戦するシェリーの背中を後ろから押してあげて、シェリーが（ベルトを）獲った暁には、いつか2人でタイトルマッチをやりたいですね。それが僕のシェリーに対する恩返しでもあるから」
ドラダ「タイガーマスク、ライガーを相手に、今日はマスカラ・ドラダがイチバンだと証明した。また勝負して、何度でも何度でも証明する。だからこのベルトに挑戦して来い。オネガイシマス」
※中西はノーコメント
 
永田「（中西は）何から何まで重かったよ、今日は。それだけ。毎日でもやってやるって」
ライガー「まぁ、勝負には負けたけど、俺自身、調子はいいんで。アメリカ疲れとかよく言われますけど全然。それも取れたし、昨日の大阪での休みが、俺にとってはちょうどいいタイミングでの休みだったし。2月から月イチで1週間は最低、海外遠征が入ってます。6月まで入ってるけど、必ずそれを乗り切ろうと思ってるし。とにかく、NWAのあのやり方。（ブルース・）サープが入ってきたり、（ロブ・）コンウェイが入ってきたり。俺は何と闘ってるんだ？ アメリカのファンが、アメリカの選手がベルトを獲ったのにブーイングなんだ。ファンはわかってるんだ。わかってないのはあいつら、NWAの人間だけなんだ。必ず（4・29）熊本で借りを返す。ここは日本なんだ。ついでに、何ならサープのヤツも一緒にやってやろうか。2-1でいいよ。ハンディキャップで。2人まとめて潰してやる。（スティーブ・アンソニーは）全然怖くない。問題はサープ。誰も（試合に）入ってこないようにセコンドを固めておかないといけない。（入ってくるなら）それはそれで、こっちも策を練るよ。必ず（NWA世界Jr.のベルトは）奪取します」
※タイガーはノーコメント