NEW JAPAN CUP 2015
- 日時
- 2015年3月15日(日) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 広島・広島サンプラザホール
- 観衆
- 5,120人(満員)
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第8試合 無制限1本勝負
「NEW JAPAN CUP 2015」決勝戦※飯伏幸太が「NEW JAPAN CUP」初出場にして初優勝。レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
試合開始直後、赤コーナー付近で飯伏がクリーンブレイク。その直後、後藤がチョップを浴びせるも、飯伏はキック攻撃で挽回。
すると、後藤がカウンターショルダータックルで逆襲するが、飯伏がカウンタードロップキックを見舞って場外へ落とす。そして、エプロンへ飛び出すも、後藤がいち早くリングへ戻り、ラリアットで飯伏を場外へ落とした。
これでペースを掴んだ後藤は、コーナー最上段からエルボードロップを投下。さらに、ヘッドシザースなどで攻め込んで行く。しかし、飯伏がフランケンシュタイナーで後藤を場外へ追いやり、コーナー最上段からムーンサルトアタックをお見舞い。
リングへ戻り、飯伏がミサイルキック、打撃ラッシュ、その場飛びムーンサルトプレスと猛攻。しかし後藤は、追走式ラリアットで逆襲。そこから串刺しニールキック、バックドロップへ繋げる。
すると、飯伏がジャーマンスープレックスホイップで反撃に出るが、後藤がすぐに立ち上がって後頭部へラリアットを浴びせる。しかし、飯伏が倒れず、オーバーヘッドキックでお返し。
さらに飯伏は、串刺しフロントハイキックで追撃し、雪崩式攻撃を狙う。これを後藤が激しく抵抗し、ラリアットで飯伏をエプロンへ落とす。ところが、飯伏がトップロープへ飛び乗り、雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。
続いて飯伏はシットダウン式ラストライドを狙うが、後藤が頭部へパンチを連射して脱出。それでも飯伏はハイキックを放つが、後藤が両腕でブロックし、牛殺しで報復。
このあと、両者が座った状態でエルボーを打ち合い、競り勝った後藤がラリアット。これを飯伏が受け止めてラリアットを返すも、今度は後藤が受け止める。さらに、両者のラリアットが2連続で相打ちになり、そこから後藤がローリングラリアット。そして、裏昇天からフォールに行くも、カウントは2。
次に後藤は昇天を狙うが、飯伏が頭部に膝蹴りを食らわせ、カウンターラリアット。さらに、強烈な張り手を見舞うも、後藤が顔面にヘッドバットを浴びせて逆襲。そして、再び昇天を狙うが、飯伏が切り返して丸め込む。
次に飯伏は、ハイキックで後藤をダウンさせ、今度こそシットダウン式ラストライド。これは後藤がクリアしたものの、最後は飯伏がフェニックススプラッシュで勝利した。
COMMENT
飯伏「ほんとにありがとうございます。いやぁ、キツ過ぎますけど、ほんと嬉しいっすね」
——試合後に流した涙の理由は?
飯伏「いやぁ……言えないっすね」
——ヘビー級で初めて結果を残しましたが?
飯伏「やっぱり初めてヘビー級で結果を残せたと思うし。準決勝、決勝、内藤さん、後藤さん、試合をしてくれて、ほんとありがとうございます」
——今こみ上げてくる喜びは誰に一番伝えたいですか?
飯伏「両親に伝えたいですね」
——賞金500万円の使い道はどうされますか?
飯伏「そうっすね。ここまで……来れたのも……やっぱり産んでくれた両親のおかげだと思うんで、実家に送りたいと思います」
——鹿児島で夢見た世界がようやく見えてきましたが?
飯伏「ほんとに一杯一杯ですけど、嬉しいっすね」
——そしてリング上で、AJスタイルズの名を口にしましたが?
飯伏「プロレスやる前から、AJの試合は見てたんで。新日本に凄い外人が来たなって。おそらく自分が試合できるとは思わなかったですけど、こうしてベストなタイミングで、最高のベルトで挑戦できるのが、最高に嬉しいです。でも絶対に負けないです。絶対に勝ちます」
——ファンも楽しみにしてますが、どんな闘いを見せたいですか?
飯伏「絶対にファンの思いに応えるような試合をしたいと思います」
——会場のファンからの大“飯伏コール”が、飯伏選手に力を与えてくれたと思いますが?
飯伏「そうっすね。ほんとに嬉しかったっす。ただそれだけですね」
——IWGP挑戦は初となりますが、飯伏選手にとってIWGPヘビー級のベルトとはどういう存在ですか?
飯伏「もともとやっぱりプロレスを見たきっかけっていうのも、新日本プロレス対WARがきっかけだったんで、その頃からIWGPヘビーのベルトってのは知ってたし。最高ですね、ほんとに。挑戦できることが、ほんとに最高です」
——KO-D無差別級王者としての参戦でもありましたが、ベルトに勇気づけられた部分はありましたか?
飯伏「それももちろんあります。もちろんDDTのファンも自分を応援してくれたと思うし。凄い後押しを感じましたね。いやぁ、やっと終わりましたね。いやぁ、嬉しいっすね。ほんと疲れました……嬉しいっす」
後藤「(※田中の肩を借りてバックステージへ。コメントスペースにたどり着くと、崩れ落ちるように座り込む)完敗だ……見事だよ……」