現地時間・5月20日、AXS TVの番組内で、IMAPACT世界タッグ王者のジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーが、今回も登場。この日は、IMAPACT WRESTLINGのエース・オースチン&マッドマン・フルトンの挑戦を受けた。
序盤、小柄なエースとフィンレーの絡みからスタートと思いきや、エースは即座にタッチして205㎝という巨漢のフルトンが登場。
ヘッドロックを狙うフィンレーを軽々と担ぎ上げるフルトン。パワーでコーナーに投げ捨てると、ここでジュースに交代。
代わったジュースとフルトンは、ショルダータックルで互角の激突、フルトンがジュースをパワースラム気味に持ち上げたところをキック、エルボー、ヘッドバットで揺らがせたジュース。だが、フルトンもショルダータックルで反撃。
フルトンは、ジュースとフィンレーのコンビネーション、合体攻撃にかく乱される。フィンレーはフルトンの腕に狙いを絞っていくが、敵コーナーにパワーで投げ飛ばされてしまう。
代わったエースは、コーナー上からフィンレーにニードロップ。だが、フィンレーはドロップキック一発で形勢逆転。さらに、ジュースと合体のダブルエルボー攻撃から、フィンレーは駆け込んでの低空エルボーアタック、ジュースはその場飛びセントーン。
ここでリングに入って来たフルトンには、フィンジュースがダブルドロップキックから、二人で抱え上げて前方に叩き落とし、さらにダブルのラリアットでフルトンをリング下に叩き落す。
このあと、エースが誘い込んで、フルトンがジュースに場外ラリアット攻撃。エースはジュースを背後からスリーパー、さらに腕固め、そしてカードを使った反則攻撃でペースを握る。
エースのサブミッションに苦しんだジュースだが、首投げから、豪快なスピンキックで反撃。だが、エースはジュースを逃がさずにコーナーのフィンレーも排除。ここにフルトンが登場して、パワフルにジュースをコーナーで圧殺。だが、コーナーに駆け込んだエース、フルトンを蹴散らしたジュースは、ラリアットを放ってフィンレーにタッチ。
勢いのあるエルボー、エルボーアタックでエースを翻弄するフィンレーは、フルトンを場外に落として、場外へプランチャを放っていく。
さらに、コーナーのエースに串刺しエルボーアタック、抱え上げて腰をヒザに強打する荒技も披露。ここで再び、ジュースが登場。
エースにアトミックドロップを放って捕獲、ここにフィンレーが飛び込んでフロントキックを放つが、カウントは2。
ここへフルトンが飛び込んで、フィンレーを場外に排除。だが、フルトンの攻撃をかわしたジュースが得意のナックルパートを連射。再び、アトミックドロップからフルトンの巨体を抱えあげるも、逆にフルトンがジュースを抱え上げて強引にスラム攻撃。
試合終盤、エースはジュースに串刺し式のラリアット攻撃、フルトンが抱え上げたところにセカンドロープでバウンドしつつ、スピーディーな回し蹴りをヒット。
フルトンは、ジュースの左腕を狙って倒れ込みながらのパンチ攻撃。さらにフルトンがチョークスラム気味に抱え上げたところへ、コーナートップからエースがヘッドハンター気味に飛び込む豪快な合体技を披露。
ここに飛び込んだフィンレーをフルトンが抱え上げ、先ほどの合体殺法を見舞おうとするが、これはフィンレーがスタナーで迎撃。さらに、フィンレーはコーナー上でバランスを失ったエースに雪崩式のブレーンバスターを炸裂させる。
ここでコーナーでダウン状態のフルトンに、ジュースが強烈なキャノンボール一閃! さらにエースを合体攻撃で排除すると、ジュースがフルトンを持ち上げてドゥームス・デバイスを狙うが、これは不発。
コーナーからフルトンにダイブしたフィンレーだが、これをキャッチしたフルトン。しかし、背後からジュースが襲い掛かってナックルパート。フィンレーがPrima Nocta、さらにジュースがパルプフリクションを爆発させてカウント3! 一進一退の熱戦に終止符を打って、見事にタッグ王座を防衛した。
しかし、この試合直後、入場ゲートにはエリック・ヤング率いる“VIOLENT BY DESIGN”というユニットのライノ、ジョー・ド―リングらが不敵な表情で出現。
なんとライノが保持していた“コール・ユア・ショット・トロフィー”の権利を行使して、試合直後の二人にIMAPACT世界タッグタイトル挑戦をアピール。
この突然の展開に、驚きを隠せないフィンジュースだったが、容赦なくゴングが鳴らされて試合スタート。続けざまにタッグタイトル戦が行われることに。
試合は、怒涛のエルボー攻撃、キック攻撃を見せたフィンジュースだったが、ダブルエルボーの態勢の二人を巨体のド―リングがボディアタックで叩き潰す。
さらにライノがフィンレーに凄まじいスピアー、最後はド―リングが腕を掴んでの豪快なラリアットでジュースを沈め、あっという間に試合を終わらせてしまった。
超短時間で、IMAPACT世界タッグタイトル王座を強奪したライノ&ド―リングのコンビ。はたして、フィンジュースは王座再挑戦のチャンスは訪れるのか?