新日本プロレス・戦略発表会の前に、新日本プロレスリングの三澤威メディカルトレーナーが登場。菅林会長と原田社長も登壇した。
まずは、本間朋晃選手、柴田勝頼選手と負傷欠場が続いている中、近況に関してコメントを発表した。
現在、本間選手は頸椎の専門病院から大阪のリハビリ専門病院に移動、退院時期は不明ながら、外出許可を出てなんとゴールドジムで筋力を鍛えるトレーニングもスタート。軽く走るなどのリハビリを行っている。
柴田勝頼選手は、当初は命に関わる状況ではあり、経過報告は控えていたものの、現在は再手術も終わり一般病棟に入っているとのこと。
会話や歩くことに関しては問題がないもの、今後の後遺症については経過を見ないとなんとも言えない状況ではあるが、退院の目処はついてきているので、「元気なエールを送ってほしい」とした。
新日本プロレスは所属選手の健康管理に関して、“医事委員会”を組織しており、これは脳神経外科医、脊髄専門医、整形外科医、新日本プロレスのトレーナーからなるもの。
「この医事委員会によって、最善の対処方法を決めている」とし、試合や練習で行った偶発的なケガに関しては、即座にこの医事委員会のネットワークによって、緊急な手術が必要なケースにも、迅速な対応が可能とのこと。
また、新日本プロレスの所属選手に関しては、6年前からMRIやCTを含めた健康診断を国際医療福祉大学、三田病院などで年に一度、行っており、そのデータを蓄積しているとのこと。
そのデータをもとに医事委員会で定期的な会議を行い、かつ各試合会場において選手のできる限りのコンディションを把握、ケガの防止等に努めている。
そして、医事委員会では体調面を考えて、試合数を限定してシリーズ参戦を行っていくことを発表した