毎年恒例、ROHと新日本プロレスによる北米ツアー「WAR OF THE WORLDS」に新日本プロレスから8名が遠征中。
その第1戦となった、現地時間・5月07日(日)カナダ・オンタリオ州トロント Ted Reeve Arena大会。
■Codyとオスプレイが注目のシングル戦! 内藤&BUSHIが新生キングダムと激突!
第1試合には、6.11大阪城ホールで鈴木みのるの持つNEVER無差別級王座への奪回に挑む後藤洋央紀が登場。巨漢の黒人ファイター、シェーン・テイラーとのシングル戦に挑んだ荒武者は、テイラーの突貫ファイトをしのいで最後は、GTRで幸先のいい勝利を挙げた。
第3試合にはCHAOSのロッポンギヴァイスと外道がトリオを結成。新日本マットでもおなじみ、ダルトン・キャッスルwith(本家の)ボーイズと6人タッグで対戦。
試合は外道がキャッスルポーズで対抗(?)する場面もあったが、キャッスルの豪快なジャーマン、ボーイズの場外トぺコンヒーロが爆発、CHAOSトリオから勝利を奪っている。
第5試合では、6.11大阪城ホールでマイケル・エルガン戦が決まったCodyが登場。『BEST OF THE SUPER Jr.24』出場が目前のウィル・オスプレイと注目のシングルマッチで激突。
試合は、オスプレイのハイフライムーブが炸裂、柴田勝頼ばりの低空串刺しドロップキックもお見舞いしてペースを握る。
しかし最後はオスプレイが、オスカッターの空中姿勢に入ったところに同タイミングで走り込んだCodyが空中キックでカット。すかさずクロースローズを決めて、カウント3をもぎとった。
第6試合には、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(以下、L・I・J)の内藤哲也&BUSHIが登場。“新生キングダム”としてROHで活躍中のマット・ターバン&ヴィニー・マルセリアとタッグで激突した。
BUSHIが変幻自在のムーブでキングダムをかく乱し、一瞬のスキから毒霧も噴射! 最後は内藤が得意のデスティーノを決めてマルセリアを撃破している。
■KUSHIDAがリーサルに“新技”スモールパッケージドライバーで激勝!棚橋は“ジ・アディクション”と越境トリオ結成!
第7試合には、L・I・JのSANADAとEVILが登場。新日本マットでもおなじみの“ブリスコブラザーズ”ジェイ・ブリスコ&マーク・ブリスコ、さらに今年2月のROH興行に来日したサイラス・ヤングがビア・シティ・ブルーザーとタッグを組んで、タッグ3WAY戦が実現。
3チームが入り乱れる大乱戦となる中、連携で上回るブリスコブラザーズが攻勢に。最後は、マークがブルーザーにダイビングエルボードロップを決めて勝利を挙げている。
第8試合は、こちらも『SUPER Jr.』を控えたKUSHIDAが登場。元ROH世界王者のジェイ・リーサルとの階級を超えたシングル戦に挑んだ。
試合巧者の両雄が一進一退の攻防を展開する中、KUSHIDAはホバーボードロックなどでペースを握り、最後は“新技”スモール・パッケージドライバー(フィッシャーマンバスターのように抱え上げ、自分の右足を相手の左足に絡め、そのまま体重を預けて叩きつける)を炸裂!!
この技でリーサルから値千金のピンフォール勝利を奪取したKUSHIDA。白熱の好勝負を展開した二人に、試合後の場内はスタンディングオベーションが巻き起こった。
第9試合、メインイベントにはケニー・オメガ&ヤングバックス(マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン)の“THE ELITE”が登場。対戦相手は、なんと“エース”棚橋弘至と“ジ・アディクション” クリストファー・ダニエルズ&フランキー・カザリアンの越境トリオだ。
開始前には、ひさびさの顔合わせとなるケニーと棚橋が挑発し合う場面も。試合は6人が入り乱れる大接戦となった。中盤には、棚橋の場外プランチャを受け止めたヤングバックスが場外インディテイカーを炸裂するシーンも。
終盤には、THE ELITEのプロレス頭が冴え渡り、次々と連携を披露。なんとBULLET CLUBのCodyも試合介入して、ダニエルズをかく乱。最後はヤングバックスのインディテイカーから、ケニーの片翼の天使が爆発して、勝利を挙げた。
★新日本プロレスワールドでは、日本時間の5月13日(土) 朝10時~「WAR OF THE WORLDS」ニューヨーク大会をLIVE中継予定(日本地区限定)。