• 2017.3.21
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「見たことのないオカダを引き出したい」『NEW JAPAN CUP』覇者・柴田勝頼がIWGPヘビー級王座、オカダへの想いを激白!!【一夜明け会見】

「NEW JAPAN CUP 2017」一夜明け会見が行われ、見事初優勝を飾った柴田勝頼選手が出席。
激闘の『NEW JAPAN CUP』を振り返るとともに、4月9日(日)両国国技館大会・IWGPヘビー級選手権試合 オカダ・カズチカ戦への思いを語った。

■『戦国炎舞-KIZNA- Presents SAKURA GENESIS 2017』

4月9日(日)16:00~ 両国国技館
(※第0試合は15:
40~開始予定)
★対戦カードはコチラから!
★チケット情報はコチラから!
※「砂かぶり」は完売となりました。
※「アリーナB」「2F特別席」は残り僅かとなりました。

■柴田勝頼選手のコメント
柴田「応援してくださったファンの皆さん、ありがとうございました。このたび、『NEW JAPAN CUP』を優勝して、オカダの持つIWGPに挑戦する権利を得ました」

■質疑応答
――昨日の『NEW JAPAN CUP』決勝戦を振り返ってみて、巨漢のバッドラック・ファレ選手の印象は?

柴田「デカかったですね。巨漢でしたね」

――あの巨漢というのはやりにくかったですか?

柴田「やりやすい選手なんかいるんですか? あの規格外と言うか」

――どの点が一番やりにくかったですか?

柴田「やっぱり「デカい、力が強い」っていうのは、最大の武器だと思うので」

――バッドラックフォールだけは警戒してましたか?

柴田「あれをもらったら終わっちゃうと思うので」

――「あれだけは」というお気持ちでしたか?

柴田「『あれだけは』とは思ってないですけど、そこは勝敗の分かれ目だったと思います」

――今回の『NEW JAPAN CUP』を振り返って、一番印象に残ってる闘いは?

柴田「そうですね。自分は昨日が決勝で、一昨日が石井選手との試合だったんですけど、その石井戦で何かが吹っ切れたっていうのはありましたね。開幕から自分の中で引っかかっていたものがすべて、『こんなもん、関係ねぇな』っていう闘いができた。そういうものを気付かせてくれた石井選手には、感謝してますね」

――試合後に、「お前、最高だよ」という言葉もありましたが?

柴田「そうですね。その通りですね」

――今日、正式に4月9日(日)両国国技館大会でオカダ・カズチカ選手への挑戦が決定いたしましたが?

柴田「決定してよかったです」

――それは昨日の試合後、オカダ選手が出てこなかったところが引っかかってましたか?

柴田「そうっすね。『優勝したら挑戦できる』っていうのは聞いてたんですけど、『ホントにできるんだな』って、いまカードが決まって実感しております」

―― 一夜明けて、周りの反響などはいかがですか?

柴田「昨日は、試合終わって、蕎麦喰って、帰って、寝て、さっき来たって感じなんで。この『NEW JAPAN CUP』の記憶というか、いつどこにいて、どこで試合してっていうのが、試合のスケジュールを刻み過ぎてて、いつどこにいるのかわからないような状態にはなっていたので。ホント、浜松の試合なんかは、一週間二週間ぐらい前の気分になってますね。マヒしてます」

――優勝の実感は?

柴田「実感はありますよ。(※トロフィーを指さし)俺、獲ったじゃないですか。で、しっかり両国でオカダ戦が決まった。そのための会見なわけでしょ。だから、会見とかあんまり慣れてないというか、こういう機会がなかったので」

――オカダ選手への思いは?

柴田「思いはたくさんあるよ」

――では、その思いについて聞いていきたいのですが、昨日リング上で「約束した相手がいる」という発言がありましたが?

柴田「リング上で『約束した相手がいる』って言った瞬間に、『まさか、同級生じゃないだろうな』ってみんな思ったかもしれないですけど、『オカダ!』って言った瞬間に、みんなが『これを期待してたのかな』っていう。『俺のやろうとしてることは間違ってないな』とは思いましたね」

――ご自身でも「なかなか触れなかった」というコメントがありましたが?

柴田「触れなかったですね」

――「ようやく」というお気持ちですか?

柴田「ようやくですね。一回、『G1』で闘ったことがあるんですけど、タッグでも数回ですよね。4、5年いて、ホントに数回、リング上にいた時間なんて20、30分もないんじゃないかぐらいの。『こんなことってあるのかな』っていう思いでずっといて。これは俺の中で、『言ったら言っただけ、オカダから離れていくな』と。まぁ、会社が一番大事にしてる選手だから、わからなくもないですけど、ここまで過保護にしていいものなのかなと。オカダを別に否定するわけではないんですけど、素晴らしい選手だと思いますけど、そこにまったく触れることができなかったっていうのが……ずっと常に虎視眈々としゃべらずに狙ってはいましたね。ただ、その中で内藤がいろいろ言いだして、『これは許されるんだ』っていうのもあって、何がなんだかわからなくなってきたんですよね。やっぱりそういう部分では“プロレスは生もの”だと思ったし、『さすが、新日本プロレスだな』と思いましたね。

――時間はかかりましたが、最高の形でカードが組まれましたが?

柴田「そうですね。だから、俺なんか3、4年何も言わず、触れずに過ごしてきて。かと言えば、出戻ってきた海賊の親分は、向かい合っただけで組まれるわけじゃないですか。そういうものもいろいろありましたね、俺の中には。オカダが言ったことですからね。『向かい合っただけで、挑戦できると思うなよ』と。『NEW JAPAN CUP優勝してから来い』って。だから、俺はその通りにしただけです。ただ、時間はメッチャかかった」

――過去に柴田選手が対戦した時のオカダ選手と、いまのオカダ選手は一緒ではないですか?

柴田「それは一緒なわけないでしょ。やっぱり、3年の経験ってそれなりに凄い時間があるわけですし。中学生なんかも、3年あったら入学して卒業しちゃうわけですから。3年ってデカいですよ。オカダの3年は凄いデカいと思います。やっぱ、IWGPを当時も巻いてたし、いまもなお巻いてるっていう現状は、すげぇことだし。俺にはできなかったこと。ただ、『俺も3年前といまは違うよ』って話ですよね。その3年をどう過ごしてきたか。ほぼほぼ空白な3年なわけですけど。俺も去年はNEVERを一年間やって、海外にも行って、イギリスにも行って、吸収するもの、学んだものたくさんあったわけです。おそらく、日本の中でも一番シングルで試合をしたと思います、去年は。いつなんどき、誰からの挑戦も逃げずに闘ってきた自負はあります。その精神というか、根本のライオンマーク、新日本プロレスを謳っているのであれば、『そこは変えてはいけないというか、変える必要がないというか、そこを大事にしなくてはいけない部分なんじゃないのかな』という、俺からの新日本プロレスを象徴するIWGPへの挑戦でもあり、問題定義でもあり、闘いですよね」

――柴田選手と向かい合うことで、違ったオカダ・カズチカを引き出せると。

柴田「ありますね。だからやりたかったんですよ。俺ね、“IWGP”っていうワードを、昨日初めて自分の口から言ったと思うんですよ。この4年5年で自分にとっての変化もあり、成長もあり、そこに行き着いたのかなとは思います」

――ベルト挑戦は13年ぶりになると思うのですが、IWGPヘビー級王座への思い入れはありますか?

柴田「やっぱり『ベルトってどうなのかな』とは思ってたんですけど、去年一年(NEVER無差別級のベルトを)持って。まぁ、言ってみれば3番目のベルトですよ。3番目のベルト、そしてイギリスのベルトを持って闘っていく中で、『ベルトって必要ない』とそれまで思ってたんですけど、『やっぱり、ベルトって大事なんだな』って思いましたね。『中心として、いろいろ動かしていくものなんだな』と思いましたね。IWGPは新日本プロレスの象徴ですから」

――では、IWGPヘビーのベルトを持って動かしていきたいと。

柴田「動かしていきたいというか、『新しい風景にしていきたいな』と。ずっとオカダなんで。俺が再び上がり出した時もオカダだったし、いまもなおオカダ。『IWGPで組まれる対戦カードも似たような選手ばっかりで、そこに一つ風穴を開けたいな』っていう気持ちはあります。それしかないですね」

――柴田選手にとって、今まで経験してきたレスラー人生18年間の日々とは?

柴田「俺の18年って、たぶん誰も真似できない18年だと思いますし、いまから誰かがやろうとかしても確実にできないことですし。もちろん、オカダがやってきた今までも絶対無理なんですけど。俺がプロレスラーとやってきた18年間、どこを区切ってもプロレスラーなんですよ。そこは誰も真似できない部分だと思います」

――いろんな厳しい思いや、泣いたり……

柴田「泣くというよりは、昨日も言ったんですけど、『流す涙より、汗の方が美しいですよ』と。嘘つかないですから」

――IWGPに初挑戦した時と、今回の挑戦では思いに変化はありますか?

柴田「ありますね。当時はIWGPというものがピンとこなかったというか。初挑戦の時は、藤田さんが持ってて、強いヤツが持ってる。それに挑戦できる。何も怖いもの知らずで挑戦して、惨敗したんですよ。結果、恐怖を知らないっていうのが一番未熟で。それこそ、いろんな怖さだったり、痛みだったり、辛さだったりを経験してきた18年間だったと思います。だから、さっき言ったようにどこを区切ってもプロレスラー柴田勝頼でいたと思うんですよ、たとえリングが違えど。だから、点と点がずっと線でつながって、昨日の優勝につながって、両国のオカダ戦につながってるんじゃないかなと思います」

――昨日の試合後での、「かつての新日本を知る。そして現在の新日本を知る柴田勝頼と、いまの新日本の象徴であるオカダ選手」というコメントについては?

柴田「やっぱり、なんだかんだ言って、生え抜きにしかわからない維持っていうものが、絶対生え抜きにはあるんで。俺は一度辞めてるんですけど、俺の中でずっとプロレスラーでいたっていうのが。俺は、元々親父の時代から流れてる血っていうのが、そもそも遺伝子が新日本プロレスなんで、生まれた時から俺は新日本プロレスなんですよ。そこは何をひっくり返しても変えられないと思いますね。だから、オカダと闘えることに楽しみである部分、オカダ・カズチカの素の部分をどれだけ引き出して、俺の土俵で試合してやるかっていうのが、俺の中では凄い楽しみというか。アイツは、たぶんレインメーカーとしてのプロレスラーをやってるんですよ。マスクマンじゃないけど、マスクマンみたいな。素でそれをやってないというか。自分でもしゃべっててよくわからないですけど、なんとなくそんな感じです」

――違う一面を引き出せると。

柴田「そうですね。見たことのないオカダを引き出したいですね。それが一番イヤなんじゃないですかね。だから、昨日ももしかしたらいたかもしれない。けど、出てこなかったっていうのは考えられますよね」

■『戦国炎舞-KIZNA- Presents Road to SAKURA GENESIS 2017』
3月25日(土)18:30~ 静岡・ふじさんめっせ
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3月26日(日)18:30~ 東京・後楽園ホール
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※「指定席」は完売となりました。
 
3月29日(水)18:30~ 福島・いわき市立総合体育館 
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3月30日(木)18:30~ 秋田・秋田ふるさと村ドーム劇場
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3月31日(金)18:30~ 宮城・若柳総合体育館(アスパルわかやなぎ)
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4月1日(土)18:00~ 埼玉・毎日興業アリーナ久喜(久喜市総合体育館)
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4月2日(日)17:00~ 栃木・足利市民体育館
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4月4日(火)18:30~ 東京・後楽園ホール
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※「指定席」は残り僅かとなりました。

4月5日(水)18:30~ 富山・高岡テクノドーム
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4月7日(金)18:30~山形・山形ビッグウイング
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