いよいよ開幕する『NEW JAPAN CUP 2017』を前に、プロレス関係者がトーナメント、そして優勝者予想、さらに注目カードに関して緊急コメント!!
■ミラノコレクションA.T.(プロレス解説者/ミラノ式足ふみ整体『ケアレスト』代表)
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★優勝予想=ケニー・オメガ
●理由:ケニー選手は、「東京ドームで燃え尽きた」とか言っていた中で、次のシリーズ(『THE NEW BEGINNING』)を休んだじゃないですか。そのあとのROH興行で復活した時のお客さんのケニーに対する期待感が凄く上がってますよね。そういう声援も大きな力になると思いますし、シッカリ休養も取っているからコンディションもいい。この期間に、新日本マットにおける次のプランも考えていたと思いますし、「心・技・体をすべてを整えて戻ってきた」という印象があります。加えてファンの後押しもある。五角形のパラメーターがあれば、全方向に振り切っている感じ。なので、ここはケニー選手が優勝かなと。
一方、EVIL選手の決勝進出を予想したんですけど、これは1回戦の棚橋弘至vsEVILの勝者が決勝に上がってくるだろうなと。だから、棚橋選手の可能性もあると思ってます。ただ、EVIL選手はタッグでの素晴らしい動きに比べるとまだシングルでは実績の積み重ねができていない状態ですよね。NEVER王座も一回も防衛できませんでしたし。ただ、EVIL選手ってタッグマッチの動きを見ているとカットに割り込んでくる回数がもの凄く多いんですよ。リング全体が見えていて効果的なタイミングもよくわかってる。相手の動きや戦況を的確に判断して畳み掛けるという部分で現在、かなりレベルが上がっていると思います。
なので、今回はEVILが棚橋さんに勝つんじゃないかなと。一方の棚橋さんは最近の動きを見ていても、まだ全盛期に戻っていない印象を持ってしまうんです。逆にいまのEVILのコンディションの良さや試合運びを見ていると、今回は棚橋さんを上回るんじゃないかと。これがリーグ戦なら、棚橋さんが途中から調子を上げてくる可能性もありますけど、そこはトーナメントという一発勝負なので。ここはEVILが優勢かなと。
●注目カード(1)=柴田勝頼vs鈴木みのる(3.12兵庫大会)
この試合、ファンの方たちも「鈴木軍が帰って来た」という時に、「柴田vs鈴木が見てみたい」という声って凄く多かったと思うんですよ。それが期せずして、おたがいもそう思ったかどうかわからないですが、やはり運命なのか「船木(誠勝)さんに付いていた柴田さん」あるいは「桜庭(和志)さんと行動を共にしていた柴田さん」が、今度は鈴木みのる選手とこういう闘いになっていくと。やはり柴田選手は、こういう闘いの路線から逃れられない、運命的なモノを感じますよね。
で、船木さんや桜庭さんとは違って、鈴木さんというのは「UWFスタイル+“毒”」が凄いじゃないですか。その中で、いつもの柴田さんの世界観、硬派でストロングスタイルな試合が鈴木選手の“毒”を飲みこめるのか? あるいは飲み込まれてしまうのか? という部分で非常に興味があります。
●注目カード(2)=YOSHI-HASHIvsSANADA(3.12兵庫大会)
この闘いは、去年、SANADA選手が新日本に上がってきたときにいきなり因縁が勃発しましたよね。で、YOSHI-HASHI選手はいまだに「SANADAには負けたくない」という思いがあるでしょうし、そんな中で試合がひさびさに組まれた。しかも初シングルなので「ここで負けてしまってはいけない」という気持ちが凄く強いと思うんです。一方のSANADA選手は、新日本にだいぶ慣れてきている。ただ、試合のアピールというのはあまりなくて、なぜか解説者のボクに向けてパラダイスロックを見せつける(パラダイスロックはミラノさんの現役時代の得意技)という、そこのアピールに特化しているので。アレがなんなのかボクもよくわからないですけど(苦笑)。
ただ、SANADA選手も新日本に来て、いまだに何かハジケ切れていないというか。動きは素晴らしいと思うんですけど、もう一つ抜け切れていない部分を感じる。YOSHI-HASHI選手は「SANADAに負けたくない」という一心で来るでしょうから、その勢いあるYOSHI-HASHI選手をねじ伏せて、自分をアピールしてトップ戦線に一気に食い込んでいけるのか? 一方のYOSHI-HASHI選手は2016年のような活躍を今年もキープできるのか? 「2016年のYOSHI-HASHIが一番良かったよね」とは本人も言われたくないでしょうから。おたがいに負けられない二人という部分で、この試合には注目してますね。
■湯沢直哉(『週刊プロレス』新編集長)
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★優勝予想=SANADA
●理由:やっぱり、新日本プロレス周辺、ファンや関係者の中には“SANADA待望論”というのがあるんですよ。というのも、SANADA選手が新日本プロレスに来てもうすぐ1年じゃないですか? で、現状としてはポジション的に「割といいけど、割とよくない」みたいな印象がある。去年、5月には鳴り物入りで、オカダ選手とシングルが実現したけど負けてしまった。最近もタッグながら田口選手に負けたりしてる。しかし、試合の評価はファンからも関係者からも非常に高いと。そういう意味で、彼は虎視眈々と浮上のチャンスを狙っているわけですよ。
自分も年頭の『週刊プロレス』の「今年のイチオシ」のコーナーで、新日本プロレス担当の最後の仕事として、SANADA選手を推しまして。で、その時に今年の目標は「WIN(勝つ)」と言ってましたんで。
ただ、自分もタナ番(棚橋選手の番記者)として、棚橋さんを優勝に推したい気持ちもあるんですけど。正直、棚橋さんは1回戦負けもありえるんです。いまのEVILの勢い、昨日の取材で棚橋さん本人も言ってましたけど、「棚橋は『NEW JAPAN CUP』で1回戦負けしがち」と。これは「棚橋あるある」なんですね。だから、新日本ファンも8割は負けると思ってると思います。ただし! そういう時にこそ棚橋弘至というのは燃えるタイプなんですね。だから、逆にいえばEVILを突破すれば、決勝まで一気に行けますよ。自分の予想だと、永田さんを下し、エルガンとの夢の同門対決を下して、決勝戦進出と。
決勝の棚橋vsSANADA戦は、去年の『G1』札幌でSANADAさんが勝ち、去年11月の大阪で棚橋さんが勝ってますから1勝1敗。そして、ここまで来たら長岡のファンは“棚橋復活”を期待するでしょう。しかし! そんな簡単に思い通りにはいかないでしょうね。まあ……俺的にはどっちに行ってくれてもいいですし、タナ番としては本来は棚橋さんを推すべきなんですけど。ただ自分もいまの立場(『週刊プロレス』編集長)がありますから。
新日本プロレスにもスターは多いんですけど、“表紙”にできる新しい選手が実績を作って頂けるほうが、我々の仕事的にはありがたいなと。やっぱり人間、立場で意見や推す選手も変わりますよ。しかし、よく考えるといま言っていることや、自分のイメージ的にはYOSHI-HASHI選手の優勝でもいいんですよね(苦笑)。だから、自分の注目カードはこれです!
●注目カード=YOSHI-HASHIvsSANADA(3.12兵庫大会)
このカード、去年に因縁ができたんですが、大阪城ホールのタッグマッチでYOSHI-HASHIさんが直接勝利を奪ったことで、なんとなく終わっちゃったイメージもあるんですが、そのあと岩手大会(7月3日)のイリミネーションマッチの4本目でSANADA選手が勝って、一応リベンジしてるんですけど、もう一つ伝わってないと。だから、逆に言うとこの1回戦でYOSHI-HASHI選手が勝ったら、YOSHI-HASHI選手の優勝です! これが事実上の決勝戦ですね。
■清野茂樹(フリーアナウンサー)
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★優勝予想=マイケル・エルガン
●理由:優勝はズバリ、マイケル・エルガン! エルガンは昨年後半にケガで休んでたこともあって、最近これといった結果を出せていないじゃないですか。なので、ここで新日本での大きな栄光を獲得するんじゃないかと。そして、ここで優勝してエルガンが狙うのは……ズバリIWGPヘビー級王座でしょう! 内藤選手への借りもありますが、まだIWGPヘビーを賭けてのオカダ戦は実現していないので、ボクはこのタイトル戦が観たいです。
反対ブロックからはケニー・オメガの決勝進出が固いんじゃないかと。決勝のケニーvsエルガンは、去年ラダーマッチをやったり何度も名勝負をやってますけど、その名勝負が今度は『NEW JAPAN CUP』決勝で実現すると。このカードは海外のファンも喜ぶでしょうし、『NEW JAPAN CUP』決勝が外国人同士でやるのも初ですから。
●注目カード=YOSHI-HASHIvsSANADA(3.12兵庫大会)
同じ日の柴田勝頼vs鈴木みのる戦ももちろん気になってるんですけど、このYOSHI-HASHIvsSANADAは初シングルなんですね。去年、何度もタッグで当たってたから、やっているような気もしてました。去年は、YOSHI-HASHIさんがメチャクチャ意識してましたね。同じ日の入門テストを受けた因縁と、一途に新日本でがんばってきたYOSHI-HASHIさんと、新日本をあきらめて他団体に行ったSANADAさんが巡り巡っていよいよ激突する。これは興味をそそられますね。
●個人的に実現してほしいカード=棚橋弘至vs永田裕志(2回戦)
これは2回戦で是非とも実現してほしいカード、ボクの願望を込めてなんですが、3月13日福井大会で棚橋弘至vs永田裕志戦! かつてはIWGPや『G1』優勝決定戦にもなっているこのカード。直近では、たぶん3年前の『G1』公式戦の後楽園ホールで実現して棚橋さんが勝ってると思います。今回の優勝戦(長岡大会)はすでにソールドアウト状態と聞きますが、こうなる前の時代を支えた新日本の黄金カードはコレですよ! それが福井の舞台で実現するのか否か? ボクの願望的にはぜひ実現してほしいです。
※明日はジュニア戦士が大予想!!
『戦国炎舞-KIZNA- Presents NEW JAPAN CUP 2017』
3月11日(土)18:00~愛知・愛知県体育館
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※「ロイヤルシート」は完売となりました。
★当日券は、12時より発売!!
3月12日(日)16:00~兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)
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※チケットは好評発売中!
※「ロイヤルシート」「2FスタンドB」は完売となりました。
※「アリーナA」「2FスタンドS」は残り僅かとなりました。
3月13日(月)18:30~福井・福井県産業会館・1号館展示場
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※チケットは好評発売中!
3月14日(火)18:30~滋賀・滋賀県立文化産業交流会館
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3月15日(水)18:30~長野・松本平広域公園体育館
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※チケットは好評発売中!
※「ロイヤルシート」「2F指定席」が残り僅かとなりました。
3月17日(金)19:00~埼玉・所沢市民体育館・サブアリーナ
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※チケットは好評発売中!
※「2F指定席」は完売となりました。
3月19日(日)15:00~静岡・アクトシティ浜松
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※チケットは好評発売中!
※「ロイヤルシート」は完売となりました。
※「指定席S」「指定席A」が残り僅かとなりました。
3月20日(月・祝)15:00~新潟・アオーレ長岡 <優勝決定戦>
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★前売券は完売いたしました。
※当日券は、機材設置席を解放し、「2F指定席」「3F指定席」「小中高生券」を発売いたします。
※当日券は、「昼12:00」より会場入口で販売致します。
※当日券は、いずれのお席も選手の入場ゲートはご覧頂けませんが、試合はご観戦頂けるお席となります。また、枚数には限りがございますので、売り切れの際にはご容赦ください。
※今大会の当日券はお一人様最大「2枚まで」の販売とさせていただきます。「小中高生券」はご本人様のみへの販売のため、お一人様1枚限りとなります。
※小中高生券のご購入は、年齢確認のため対象となるご本人様が身分証明書(学生証・健康保険証など)をご持参ください。
※当日券販売は、待機列を形成する場合も想定されますので、防寒対策はお客様自身でお備えください。