2月14日(火)アバコクリエイティブスタジオにて、『キングコング:髑髏島の巨神』日本語版吹き替えキャストに抜擢された“暴走キングコング”真壁刀義選手が公開アフレコイベントをおこなった。
司会者の合図で、入場曲が流れる中、「オッケー! よろしく!」と真壁選手が登場。司会者は真壁選手が登場するや否や、公開アフレコへ進行進める。
これには、真壁選手も「展開早ぇな」とツッコみを入れ、公開アフレコへ。
真壁選手は米陸軍兵士・レルスの日本語吹き替えを担当し、自信満々にアフレコを披露。
しかし、演出担当の羽田野千賀子さんから厳しい指摘が入ると、真壁選手はすぐさま「すいません。気をつけます」と頭を下げるなど、キャラとのギャップで会場を盛り上げた。
再び同じシーンのアフレコを行い、次はOKをもらうと、「まぁ、こんな感じだよな。おっかねぇんだよ、あの人」とコメント。
公開アフレコのあとには、囲み取材が行われ、吹き替えをおこなっての感想や、映画を見ての感想などについて語った。
さらに、囲み取材のあとには、本日がバレンタインデー、そして翌日の2月15日が真壁選手のデビュー20周年ということで、サプライズのケーキがプレゼントされると、これには真壁選手も「うわ~! 嬉しいねぇ!」と喜びの表情。さらに得意の食レポも披露。最後には映画の見どころをシッカリ伝えてイベントは終了した。
■質疑応答
――今回の吹き替えの話をいただいた時はいかがでしたか?
真壁「『キングコングからオファー来ました』って聞いて、スゲー嬉しくて、『マジか!?』と思ったんだけど、うちのマネージャーに『最近のキングコングは喋んの?』って聞いたら、マネージャーが『そうっすね。最近のキングコングは喋るんじゃないですか』って、適当なことぬかしやがったからさ。俺、本気で『キングコングの役が来たんだな』って思ったのね。そしたら、実際は隊員だよね。でも、やっぱり歴史あるムービーじゃないですか。そこに出させてもらうっていうのは、前回の『マッドマックス』と同じぐらい嬉しいよね。光栄だよね。俺、映画大好きだからさ、こういう話はありがたい」
――今作をご覧になっていかがですか?
真壁「実際、内容も全然知らないで試写を見させてもらって、今回もエンパイア・ステート・ビルを登るような、そんなイメージなのかなって。『都会の中で、どうやって暴れるのかな』って、じつはちょっと退屈なイメージもあったんだけど、このキングコングはまったく違います! 実際に見てください。とにかく迫力が素晴らしい。特に何が言いたいかっていうと、俺はプロレスラーじゃないですか? リング上で大暴れする“暴走キングコング”じゃないですか? 真壁刀義は。真壁刀義の異名は、“暴走キングコング”っていうんですよ。で、やっぱり想像以上にキングコングが暴れまくる、そこに一番の醍醐味があって。このキングコングさん、暴れまわります。これはもう是非見てください。俺だけじゃなくて、うちのマネージャーも見てるんだけど、二人して『凄いね』って言い合ったんだよね。『まぁ、そうだろ』って、言ってやりましたよ」
――いま、お話のあった通り、今回は都会ではなく、凄い景色のところで暴れまわってますが、その点も迫力満点ですか?
真壁「そうだよね。やっぱり、暴れるなら室内じゃなくて、屋外の方がいいよね」
――キングコングの感情もスクリーンに映し出されてましたが?
真壁「そうね。キングコングもそうだし、人々の顔つき、その時の感情だよね。目であったりとか、そういう部分も凄く描かれてるので。冗談抜きに、いろんな意味で理解できるから、この映画は全体像を楽しんで見れる気がしますよね」
――興奮する映画ですよね。
真壁「これは、ホントに冗談抜きな話。俺さ、映画好きなんだよね。映画好きだから、黙って見たいのにさ、横にいるマネージャーが『ウワッ!』とか『オォ!』とか言うから、『うっさいな!』って、つまみ出してやりたかったよね。俺、一人でジックリ見たかったぐらい」
――そして、今回のアフレコ収録をしてみていかがでしたか?
真壁「実際、プロレスラー・真壁刀義として、『この俺様がやったら、完璧だろ』って言いたいところだけど、凄く羽田野さん(演出担当)が厳しくて。先ほど、皆さんに見せた通り、その名残りが残っておりまして、現場では厳しさを感じましたけど、一生懸命やらせてもらいました」
――ただ、2時間の収録時間が、1時間で終わったと伺いましたか?
真壁「いやいや。そういう意味では『俺をなめんなよ』って言いたい。俺ね、前回の『マッドマックス』よりアフレコはスキルアップしてるから」
――真壁選手はプロレスラーということで、ご自身より大きい相手と闘うこともあると思いますが、もしキングコングと対決するとしたら、どんな闘いをしますか?
真壁「まあ、俺はリング上を降りたら紳士なので。試合なら始まる前に、握手するじゃないですか。そのあと、すぐに目つぶしですよ。そして、顎にパンチ入れたらノックアウトですよ」
――キングコングは結構大きいですが?
真壁「どんぐらい?」
――30メートルぐらいありますが?
真壁「30メートル? ……届かねぇじゃんかよ」
――どうしましょう?
真壁「そうだね。ベンチプレスを180キロ持ち上げる俺なんで、キングコングあたり軽く持ち上げますよ。キングコング、何キロある?」
――158トン……。
真壁「158トン? うーん……。仲直りだよね(笑)」
――キングコング・ニードロップは出ないですか?
真壁「キングコング・ニードロップも出すと思うよ。効くかどうかわからないけどね」
――結構上から飛ばないといけないですね。
真壁「そうだね。60メートルぐらい上からいかなきゃいけねぇから。俺、高所恐怖症じゃないですか。そんな高いところ登れねぇから!」
――じゃあ、仲直りの方向ですかね?
真壁「そうだね。仲直りの握手をして終わりだね」
――ところで、今日はバレンタインデーですが?
真壁「今日、バレンタインだったね。俺、毎年だいたいトラック2、3台分ぐらいかな?(ファンからのチョコが)事務所に届くから……早くツッコめって」
――「ホントかな」と思ったので。
真壁「そんなにもらってたら、その対応で忙しくて、ここには来てねーよ」
――では、思い出に残ってるバレンタインのプレゼントは?
真壁「ホントに、バレンタインデーの日に何も貰えなくて、うちの母ちゃんから『はい。義理チョコ』って、ポッと投げられた“でっけぇチョコレート”、それが思い出深いよね」
――チョコをもらう時の理想のシチュエーションはありますか?
真壁「それは、勝って試合終わってコメント出したあとにさ、『ああ、疲れた』ってヘロヘロな時に、『真壁さん、今日お疲れさん。これ、私の気持ちです!』って。で、『ありがとな』ってもらうと。やっぱり自分が一番カッコいいところを見せる時が最高だよな。で、これ聞いて何をしたいの?」
――そして、2月21日(火)後楽園ホールで、真壁刀義選手のデビュー20周年記念試合もありますが?
真壁「そうなんです。私、キングコングの魂が乗り移り、今年でレスラー人生20年になるんですね。丸20年なんですよ。この20年間、リング上で闘ってきまして。そして、いまこうやって映画の世界だったりとか、いろんな部分で闘いを挑んでいきますので、ホントに毎日充実過ごした日々を過ごしてます。これからもよろしくお願いたします」
――そんなお祝いの気持ちも込めまして、こんなバレンタインプレゼントをご用意させていただきました。
※ここで特製のケーキが登場。
真壁「オイ! ちょっと待てよ。これは凄いじゃん!」
――スイーツ好きの真壁選手ですから、やはりここは召し上がっていただきたいなと。
真壁「嬉しいねえ。俺、いままでこういう仕打ち受けたことないから。仕打ちっておかしいね(笑)。プレゼントだ。(※ケーキを一口食べて)ウマい! やっぱりね、この濃厚なチョコで『最高の香りが広がるな』って瞬間に、このイチゴの酸味と甘み、これが加わって後味スッキリなわけよ。だから、いくらでも食えちゃうよね。(※カメラを指さし)どう?」
――では、最後にこれから今作をご覧になる方に、見どころや注目ポイント、メッセージをお願いします。
真壁「このキングコング、今までのキングコングと全然違いますから。いままでとは真逆の感覚で来てください。凄く楽しめます。そして、迫力も凄い。ストーリーも泣かせるような部分がいっぱいあって。人間模様だったりとか、モンスターたちの気持ちの動き方だったりとか、いろんなものがあるんで、それを楽しみに見に来てください。そして、最後の最後、エンドロールが流れ切る最後まで見届けてください。これは、ホントに大事なことです。最後の最後まで、見届けてください。そしたら、なにかあるかもね」
★『キングコング:髑髏島の巨神』
3月25日(土)全国ロードショー
出演:トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリー他
監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ
<STORY>
それは簡単な任務のはずだった…。
侵略地拡大のため、調査遠征隊が謎の島に潜入する。
しかし、そこは人が決して足を踏み入れてはならない島―髑髏(ドクロ)島だった。
爆弾を落とし、気軽に調査を開始した隊員たちの前に突如として姿を現す、島の巨大なる守護神“コング”。
巨神の圧倒的なパワーの前に唖然とする隊員たち。
骸骨が散らばる島の岩壁には血塗られた巨大な手の痕跡までもが…。
だが、悪夢はそれだけではなかった。
彼らの前には、謎の巨獣たちが次々と現れる。
逃げても、隠れても、容赦なく襲いかかる巨獣たちを目の前に人間は虫ケラに過ぎず為す術もない…。
絶体絶命、待ったなしの猛襲が続く中、やがて明らかになる髑髏島の秘密―。
果たして、コングは人類にとって悪魔なのか、神なる存在なのかー。
人類は生きて、この島から脱出できるのかー。
©2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED
★映画『キングコング:髑髏島の巨神』オフィシャルサイトはコチラから!