いよいよカウントダウン!! 1月4日(水)「戦国炎舞 -KIZNA- Presents WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム」に向けて、恒例のカウントダウンインタビューがスタート!
第2弾は、現IWGPインターコンチネンタル王者にして、プロレス大賞“MVP”を受賞し、今年もっとも“神ってる男”内藤哲也に挑戦表明した、2017年“大復活”を目論む棚橋弘至に直撃インタビュー!!
■『戦国炎舞 -KIZNA- Presents WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム』
2017年1月4日(水)17:00~(※第0試合は16:10より開始予定)
東京・東京ドーム
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※アリーナA、アリーナBは残りわずかとなりました。
★“運命”の一戦!内藤 vs 棚橋の“1分煽りV”をYouTubeで公開中!!
■2016年は、一番苦しかったですね。これほど大事な試合で勝てなかった年はなくて……
――さて、棚橋さん。まず、今年2016年を振り返って、どんな年でしたか?
棚橋 ウン……。やっぱり2016年は、苦しかったですね。
――今までの年と比べて、どれぐらい苦しかったですか?
棚橋 いや~、一番苦しかったですね。勝った負けたが、直結するところもあって。若手時代とか、発展途上の人間だったら、「負けても頑張れ」ってなるし、そういう時期も経験してるんですけど……チャンピオンになった以後、これほど大事な試合で勝てなかった年はなくて。どっかでね、きっと一年間あれば、「浮上のきっかけは掴めるはずだ」っていう風に思ってたんですけど、振り返ったらベルトにも絡めず、『G1』も獲れずっていう結果でしたね。
――正直『G1』では、復調すると思ってましたが。
棚橋 ボクも思ってましたけどね。でも、やっぱりケガからの復帰明けで、『G1』勝てなかったっていう、「『G1』甘くねぇぞ」って、改めて思いましたね。
――そして、そんな棚橋選手と対照的に、大活躍の年となった内藤選手ですが、棚橋選手から見て、今年の内藤選手はいかがでしたか?
棚橋 凄い自信に溢れてましたね。人が変わったみたいで。物事を決めることでも、発言に関しても、人間の所作っていうのは、その時の心情がよく表れるんですよね。今年は、発言にしても、リング上の闘いにしても、とにかく自信をつけたんじゃないですかね。何をやっても、「今、俺が一番“神ってる”」って。
――ここまで、2人が対照的な年はなかったですよね?
棚橋 そうですね。“エース”って自分で言い出して。エースっていうのは、いつ何時でも頼りになると。安定感こそが、エースの由来というか、いつもそこにいてくれる。いつも必ず期待した分だけ結果を出すっていうのが、エースの定義だと思ってたので。ボク、サイン色紙に“ACE”って書くんですけど、今年の中頃ぐらいから、なんかちょっと書くのもうしろめたくなっちゃって。
――そして、来年の1.4東京ドームは2年続けてのチャレンジャーとして、さらに今回はメインイベントではないですが?
棚橋 そうですね。今年はチャレンジャー、来年もチャレンジャーなんですけど、試合が一個下がってるっていうことは、一歩ずつ後退してるわけですね。これは、ボクが下がってるっていうよりは、どんどん新日本プロレスのレスラーが力をつけて、上がってきてるんで、押し出されてるって感じですよね。
■「俺のあとは、内藤だろうな」ってのは思ってましたね。
――過去には「俺のあとは、内藤だ」という発言も残されていますが?
棚橋 まぁ、体格も近いし、醸し出す空気感とかが似てたんで、なんとなくイメージですけどね。「俺のあとは、コイツだろうな」ってのは思ってましたね。
――棚橋選手は何度も内藤選手と対戦されてきたと思いますが、思い出に残ってる試合はありますか?
棚橋 やっぱり2011年ですかね。内藤とIWGP賭けて、両国でやった10月10日の試合。なんかね、あの時もドラマチックだったんですよ。10月10日は、ボクのデビュー記念日で、その10月10日にデビューした試合を、内藤が客席で見てたっていうのもあって、その時はドラマチックだったっすね。
――運命的ですね。
棚橋 ただね、2011年っていうのは、リング上は盛り上がりつつありましたけど、まだ集客が苦しくて、試合後かなんかに、「また、このカードをデッカいところでやりたい」って言い合った記憶があるんで。それが、こうやって形になって、ドームにつながったっていう部分で、ちょっと感慨深いものがありますね。
――そういう意味では、内藤選手への期待は大きかったですか?
棚橋 いや、もう期待しかなかったですね。内藤の実力が上がってたし。2011年だから、5年前。ボクが34歳で、内藤が28歳とか29歳とか。とにかく、IWGPに挑戦するところにいるとか、あわよくば「勝つんじゃないか」っていうところまで、追い込まれたわけですよ。それって凄いことで。そこに名前が挙がる。いても不思議じゃないっていうね。まぁその時にも、ほぼほぼ確信に近かったですけどね。「内藤、もう一波来るな」っていう。
■“MVP”がトッピングされてる内藤って「オイシイなぁ」と。総取りします。
――そして今回、棚橋選手がその内藤選手に挑戦するわけですが、挑戦する一番の理由は?
棚橋 これはね、東京ドームでシングルマッチを組まれるためには、ピンポイントでそこしかなかったんですよ。あわよくば、メインに出れる可能性を残して。まぁ、オカダvsケニーっていう試合は決まってたんで、インターコンチが空いてたと。で、対戦相手が内藤。これ、何かしらあれば、「メインもまだいけんじゃないか」って、7年連続っていうのもかかってたんで。今はもうスッキリしましたけど。
――11月5日大阪大会の試合後、棚橋選手はリング上で、内藤選手を「棚橋になれなかった男」と表現していましたが?
棚橋 うーん、あれは結構、攻撃力の高い言葉かなと思って、内藤にとっては。「棚橋になれなかった男」っていう言葉だけで、内藤を支配できるかなと思ったんですけど、うまく弾かれたっていうか、それほど効かなかったですね。
――確かにうまく切り返されましたね。
棚橋 あれは何でかっていうと、立場的に棚橋がチャンピオンで、内藤がチャレンジャーだった場合に、「棚橋になれなかった男」っていう攻撃が効くんですけど、棚橋がチャレンジャー、内藤がチャンピオンで「棚橋になれなかった男」って言っても、届かないのは当たり前で。説得力もないし。こうやって、東京ドームでシングルマッチが組まれるっていうのも、選手が増えてきてる中で、とても大変なことなんですよ。で、そのとても大変なのを実感しながら、なんとか滑りこむためにもって言ったら、内藤しかいなかったっていうね。
――そして、内藤選手に「最後の希望だ」ともメッセージを残しましたが?
棚橋 あれは、仮面ライダーのセリフを、どっかで使いたかっただけです。「世界に悪が栄えた試しがない」って最初に言ったんですけど、あれは仮面ライダー2号の名言ですね。で、「内藤、お前が最後の希望だ」っていうのは、仮面ライダーウィザードのセリフなんで、昭和と平成ライダーのいいところを合体して。で、真ん中に「棚橋になれなかった男」っていうね、棚橋のオリジナリティを加えて、昭和と平成で挟んだっていうか(笑)。
――“希望”という言葉が、棚橋選手の心の内にあるものを表現していたように感じましたが?
棚橋 その“希望”っていう部分に、いろいろ含みを持たせたんですけど、「東京ドームに続く道が、お前だ」と。さらに、うまくいけばメインに出れるかもしれない。っていうところで、希望って言ったんですね。
――また、内藤選手は2016年度プロレス大賞・最優秀選手賞・MVPを受賞して、一気に主役の座に躍り出ましたが、主役の座を奪い返すには、内藤選手を倒すことが手っ取り早いと?
棚橋 いや~、一番手っ取り早いですね。インターコンチっていうベルトは、長いスパンで見ても宿題ですし。また、インターコンチを巻いてる内藤が、“MVP”っていう付加価値も付けてきたと。MVPがトッピングされてる内藤って「オイシイなぁ」と思って。総取りします。
■『HIGH ENERGY』に甘えちゃってたんですね。前向きな曲変更です。
――そして、12月17日後楽園大会では、「入場テーマ曲『HIGH ENERGY』はラスト」と、曲の変更を宣言されましたが?
棚橋 まず、最初に言っておきますけど、『HIGH ENERGY』は大好きです。思い入れもあるし、どんだけ苦しい闘いがあっても、ファンの声援を受けて、闘いのあとには必ず『HIGH ENERGY』が流れてたんで。もう聞くだけでいろんなことを思い出すんすけど、浸透してる曲だから、会場に響けば盛り上がるし、ファンにも喜んでもらえるし。
――『HIGH ENERGY』に支えられていたってことですね。
棚橋 そうですね。「HIGH ENERGY」に甘えちゃってたんですね。「『HIGH ENERGY』を流しておけばいいか」と。とりあえず盛り上がるし。なんか、『HIGH ENERGY』っていう曲に頼らず、「もう一回、イチから始めてもいいんじゃないかな」と思って。40歳で曲変えるっていうのも、遅いかなっていうぐらいの感覚はあるんですけど、新たな挑戦として受け止ってください。『HIGH ENERGY』の盛り上がりに頼らず、また一から棚橋の記憶を作っていきたいってことですね。前向きな曲変更です。
■“大復活の年”にします!2017年、期待してください。
――では、曲も変更して心機一転、2017年はどんな年にしたいですか?
棚橋 新日本プロレス、海外にどんどん展開してますけど、ボクはまだ国内でできることって、いっぱいあると思うんですよ。ちょっとずつ会場を大きくしていくとかね。「ドームツアーはどうなったんだ?」とかね。やるべきことが、まだいっぱいあって。そういうのを考えるのは、凄い楽しいし。その時に、やっぱ「棚橋のタイトルマッチで、人を埋めたい」って思うんで。来年、主要なタイトルは、全部獲ります!
――復活の年にすると?
棚橋 そうですね。結果的に、“大復活の年”にします。レスラーって、やっぱ上がり下がりがあると思うんですよ。それは、短いスパンだったり、長いスパンだったり、あると思うんですけど、ちょっと一年間こんだけ結果が出なかったり、苦しんだり、怪我もあったりっていう年は、キャリアの中でなかったことなので。
――ファンも棚橋選手の大復活を期待してると思いますが?
棚橋 こうも下がって、また上がってくる棚橋っていうのが、イメージできないんですけど、たぶんスゲー上がると思います。自分のことですけど、たぶんスゲー、ポーンといくと思います。それは、やっぱ棚橋を応援してくれてるファンの人のフラストレーションだったりとか、かつての11回連続防衛とか、良い時を見てた棚橋の記憶だったりとかを、うまく意識しつつ。で、入場曲も変えて、甘えも許さないと。「『HIGH ENERGY』かけとけば、盛り上がるぜ」みたいなレスラーになりたくないんですよ。ほんとに身体作りであったりとか、試合内容、コンディション、リングで一から盛り上げられるっていうところをね、もう一回見せたいんで。2017年、期待してください!
■『戦国炎舞 -KIZNA- Presents WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム』
2017年1月4日(水)17:00~(※第0試合は16:10より開始予定)
東京・東京ドーム
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※ロイヤルシートは完売。
※アリーナA、アリーナBは残りわずかとなりました。
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