『ワールドプロレスリング』、サムライTV、新日本プロレスワールドとまさに引っ張りだこの解説者・ミラノコレクションA.T.さんが、現在開催中の『WORLD TAG LEAGUE 2016』Bブロックの優勝決定戦進出タッグ、さらに優勝タッグを予想!
■『戦国炎舞 -KIZNA- Presents WORLD TAG LEAGUE 2016~優勝決定戦~』
12月10日(土)17:00〜 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ
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■「もう負けられない」という気持ちが強いという部分で考えると、鼻の差で後藤&石井組が最後の最後で伸びるんじゃないかと。
──次はBブロックですけど、こちらで決勝戦に出てきそうなチームはどこだと思いますか?
ミラノ う~ん、Bが非常に悩むんですよねぇ……。ディフェンディングチャンピオンの真壁&本間組も候補だし、柴田&永田組もうそうですよ。いきなり組みましたけど、NEVERでお互いにしのぎを削る中で最後は手を繋いだチームですよね。永田さん曰くあまりコミュニケーションを取ってないみたいなんですけど、「あれだけ闘ったらわかる」と。実際このチームが優勝したら、あとの展開もおもしろそうなんですよね。それからオカダ&YOSHI-HASHI組も、YOSHI-HASHI選手の立場が去年までとはガラッと変わりましたからね。
──G1に初出場しましたし、今年は飛躍の年ですよね。
ミラノ 去年までは、どうせYOSHI-HASHI選手が負けちゃうんじゃないかって思っていた方が多かったと思うんですけど、今はそういう絵があまり思い浮かばないと思うんですよ。そう簡単に負ける選手じゃないし、どの選手を倒してもおかしくないだろうって、ファンの方たちの見る目も変わってきていると思いますんで。それと同じCHAOSの後藤&石井組ですよ。石井選手はけっこう前からタマ・トンガ&タンガ・ロア組に試合後にボコられたりとかして、因縁がずっと続いていたじゃないですか? それで11・5大阪大会ではYOSHI-HASHI選手をパートナーにしてIWGPタッグに挑戦したけど、負けてしまったと。だから、今回のリーグ戦に懸ける思いは並々ならぬものがあるんですよね。もの凄く荒っぽい合体のGTRとか出してましたから。
──石井選手のパワーボムとの合体技ですよね。
ミラノ そうです。それに後藤選手も「今度こそ」っていう思いが強いと思います。
──今年はNJCもG1も準優勝と、あと一歩のところで栄冠を逃していますからね。
ミラノ しかも、10月の両国大会でもケニー・オメガが持つドームの権利証を取り損なっていますからね。だから、この2人は「次こそは……」っていう気持ちが一番強いチームなんですよ。で、さらにSANADA&EVIL組も非常に不気味なんですよね。今ロス・インゴベルナブレスは内藤哲也だけがベルトを持っている。哲也だけ突っ走っているわけにはいかないと思うんですよね。そういう意味でもこの2人がタッグ戦線に名乗りを上げてくれると、新しい風を吹き込めるんじゃないかと。これまでタッグ戦線は外国人同士が多かったり、あるいは天コジ、真壁&本間組のように既存のタッグチームばかりが争っているイメージが強いですからね。ここにまったく違う色のSANADA&EVILのチームが入ってくると非常に新鮮だと思いますね。
──なるほど。どのチームも個性的でたしかにこれは悩みますね(笑)。
ミラノ だから、この5チームです。あとはどこだ? え~っとSOLDIER……ここはよくわかんないです。
──興味なしと(笑)。でも、名前の上がったこの5チームは実力が拮抗している感じなんですかね?
ミラノ これはたとえば五角形のパラメーターがあったとしたら、それぞれ他のチームが持っていないところが満点みたいな。それぞれ独自の武器と魅力を持っている5チームなんですよね。だから、同じ感じの実力で拮抗しているんじゃなくて、それぞれが他のチームより優れた部分がありつつ高レベルで拮抗しているっていう感じなんですよね。
──これはたしかに選ぶのが悩ましいですね(笑)。
ミラノ ただ、これはタッグですから。コミュニケーションが取れていて、お互いの目的意識が共通していて、もう負けられないという気持ちが強いという部分で考えると、鼻の差で後藤&石井組が最後の最後で伸びるんじゃないかっていうのが僕の予想です。
──後藤&石井組が決勝戦に出てくると!
ミラノ 後藤選手はカール・アンダーソンとのタッグ、そして柴田選手とのタッグでも優勝してるんですよね。
──タッグに強いんですよね。
ミラノ 強いんですよ。僕も組んで『G1タッグリーグ』に出場したことがありましたけど、やりやすかったですもん。ただ、個人的な意見として言わせてもらうと彼にはシングルプレイヤーでいってほしいんですよ。
──あまり優勝してほしくない(笑)。
ミラノ そういうわけじゃないんですけど、どちらかと言うとシングル路線の後藤選手に期待したいし、タッグ屋にはなってほしくないんですよね。
■ビリー・ガンは、「俺が来たからには(ハンタークラブに)もうほかのメンバーはいらない」と豪語してましたからね。
──いろいろと悩ましいですね(笑)。ところで、Bブロックだとこの5チームの他に初参戦のビリー・ガン選手が話題を呼んでいますね。
ミラノ これは凄かったです。しかも、今回参戦している外国人選手の中でもメジャー感が半端ないですよ。
──長らくWWEにいた人ですからね。
ミラノ 僕がオモチャ会社の人間であれば、非常にフィギュアにしやすいタイプなんですよね。身体もコスチュームも何もかもがカッコいい。あと、時折アーノルド・シュワルツネッガー的な雰囲気を醸し出すんですよ。
──言われてみれば顔が似ているかもしれないですね(笑)。
ミラノ ちらつかせてくるんですよね、アーノルド臭を。そのイメージを利用してなのか、凄く大きく見えるし、ひとりで勝ってるぐらいのイメージを持ってしまうぐらいの暴れっぷりなんですよ。
──ヨシタツ選手はどこ行ったんですか(笑)。
ミラノ 控え室では仲が良さげでしたけどね。で、なんと言っても、棚橋選手やエルガン選手が入らなかったハンタークラブに二つ返事で入ってしまったと!
──とんでもないことをしてしまいましたね(笑)。
ミラノ 「俺が来たからにはもうほかのメンバーはいらない」と豪語してましたからね。53歳にしてあの勢いとノリの良さ。普通の53歳は人生経験を活かして、いろんな石橋を叩いて叩いて、将来的に自分にプラスになるのかどうかをしっかりと精査して判断するもんだと思うんですけど、そんなことをまったくすることなく勢いで入ってしまったと。
──ノリと勢いの53歳(笑)。
ミラノ それだけコンディションもいいし自信があるんでしょう。ヨシタツ選手も横でニコニコしながら聞いてたのでこれは期待できるなと思っていたんですが、ヨシタツ選手が負けちゃったりするじゃないですか? そこに不安がありますよね。ヨシタツ選手はいろんな選手がNJCやG1などの激しい舞台で闘いを繰り広げている中、キャプテン・ニュージャパンとの一悶着をずっとやっていたわけじゃないですか? その影響がタッグリーグでのトップ選手たちとの闘いの中で出ているのかなって思いますね。
──切磋琢磨し合う相手を間違えてしまったと(笑)。
ミラノ ヨシタツ選手もトップ選手たちの中に入ってしのぎを削っていればねえ……。某キャプテンに目をつけられたがゆえにその闘いの中に入れなかった。それがこのリーグ戦で黒星につながっている原因ではないかと僕は感じちゃったんですね。某キャプテンの成長のために激を飛ばしていた時間は、ヨシタツ選手のレベルアップにまったく繋がっていなかったと思います。
──しかも、最後は裏切られてすべてが無駄に終わってしまったという。
ミラノ 2016年、各々の選手が辿ってきた道は残酷ですが、結果として出ていますよね。
■優勝チーム、希望は後藤選手と石井選手。リアルではウォーマシンを推したいなと。
──わかりました(笑)。では、最後にズバリ優勝チームはどこだと予想しますか?
ミラノ これは希望とリアルで分けたいんですが、日本人選手にIWGPタッグ戦線に出てきてほしいので、後藤選手と石井選手のチーム。けれども、後藤選手にシングル路線でいってほしいという気持ちがあるのと、予想外のことをするウォーマシンを観ていると、最後まで予想外のことが起きるような気がしてまして、リアルではウォーマシンを推したいなと思います。
──願望は後藤&石井組だけど、リアルに考えるとウォーマシン。
ミラノ まあ、このまま優勝までいっちゃうんじゃないかと。ロウが相手を抱え上げてから、ハンソンがギロチンドロップで飛んでくる技。あれはダメですね。よく18歳未満禁止のR18指定の映画とかありますけど、あの技はレスラーにすら禁止ですね。Rレスラーでもいいと思います。
──レスラーでも危険だと(笑)。でも、今ミラノさんに予想していただいたカードが決勝戦で実現したら凄い試合になりそうですね。
ミラノ たぶんカードが決まってから行こうと考えている人たちも多いと思うんですけど、そんなことをしなくていいです。迷わず買ってください。このメンツを勝ち上がってきた同士の試合は間違いなくチケットの額以上の内容が約束されていると思うんですよね。今回はセキスイハイムアリーナという会場ですけど、新日本もひとりでも多くの方に観に来てもらいたいから、大きな会場を最寄り駅から遠くても借りたと思うんですよね。
──仙台駅からシャトルバスも出るそうですからね。
ミラノ だから、仙台の皆さんはもちろん、近隣の東北6県の方々、そして日曜日で開始が早いですから、東京からも行けますよ。タッグリーグの頂上対決を観て、みんなで牛タンを食べながら、「2017年の東京ドームはどうなるんだろうね?」って盛り上がって、2016年を締めてほしいと思いますね。
■『戦国炎舞 -KIZNA- Presents WORLD TAG LEAGUE 2016』
12月5日(月)18:30〜 京都・京都市武道センター
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12月7日(水)18:30〜 茨城・水戸市民体育館
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12月8日(木)18:30〜 青森・八戸市東運動公園東体育館
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「WORLD TAG LEAGUE 2016」“優勝決定戦”
12月10日(土)17:00〜 宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ
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