10月20日、棚橋弘至選手が11.5大阪「戦国炎舞-KIZNA-Presents POWER STRUGGLE」のプロモーションとして来阪、初の舞台演劇に挑戦した。
同日、大阪・福島区ほたるまちのABCホールで行われた、劇団Patchの6日連続公演「磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜天晴版」の初日にゲスト出演。
午後に大阪入りした棚橋選手は、公演を控えた最後のリハーサルに参加。舞台衣装に着替えて、本番さながらの“通し稽古”。もちろん棚橋選手もリングコスチュームで登場して胸囲115cm、上腕45cmの筋肉美を披露。リハーサルにもかかわらず、共演者一同、その迫力に押され気味だった。
ドラマ俳優としては、「石川五右衛門」(テレビ東京系、毎週金曜午後8時から放映中)で一足早く本格デビューを飾っているが、舞台俳優としてステージに立つのは初めて。アップテンポな曲が次々と飛び出すミュージカルということもあって、「舞台って、疾走感がありますね」と語る棚橋選手。そこに飛び込んでいくだけに、最初からフルスロットルでなければならない。出番こそ少ないものの盛り上がりに水を差すわけにはいかないとあって、本番が近づくにつれ緊張感が増していった。
しかし、そんな心配も一発で吹き飛ばした。「HIGH ENERGY」の入場テーマ曲に乗って舞台に姿を現すと、大きな拍手で迎えられ、服部半端役の竹下健人さんをテキサスクローバーホールドにとらえて見得を切る姿は、リング上さながらで堂に入ったもの。観客のあまりの大歓声に、お付きの忍者役4人にアドリブで逆水平チョップを見舞う。
最後は観客と一体となっての「愛してま〜す!」の大合唱で出番を終えた。
これで新たに、“舞台俳優”の肩書も加わった棚橋選手だが、リハーサルと本番の合間にはリングコスチュームのままラジオ大阪OBCに移動。「高岡美樹のべっぴんラジオ」に生出演。
放送がちょうど帰宅ラッシュの時間とあって、ここではリング上のストーリーやプロレスのマニアックな話ではなく、目の当たりにする肉体に驚くパーソナリティーの高岡美樹さんに「声で僕の筋肉を伝えてください」と笑わせ、プロレスに初めて触れるリスナーに対して2016年ベストファーザー賞に選出された理由や通学路の旗持ち当番、ツイッターやブログなど、リングを下りたオフの顔の話で大盛り上がり。「プロレスラーっていうのは、男の子がそのまま大きくなった感じ。親や周りから『人を叩いちゃダメ』とか『物を壊しちゃいけませんよ』と言われながら大きくなったはずなのに、それを全部するんです」といったプロレスラーの側面を暴露して笑わせる。
リング上の話題になると、「11.5大阪では、新日本プロレス本隊vs LOS INGOBERNABLES 4対4の全面戦争が行われるんですけど、ここでのSANADA戦で勝たないと、1.4東京ドームに向けての道が見えない。調子はどんどん上がってきてますんで、あとは皆さんの応援にかかってます」と決意表明。
最後は「ぜひ1度、会場に足を運んでライブを感じてください。いろんな選手がいますから、応援する選手、“推しメン”が見つかるというか。誰に行ってもいいですけど、最後は僕に戻ってきてくれれば……」とジョーク交じりでプロレスの魅力をアピールした。
あまりに盛り上がったため予定をオーバーして番組エンディングまで出演。舞台俳優としてもラジオパーソナリティーとしても逸材ぶりを見せつけた棚橋選手だった。
■『POWER STRUGGLE』
11月5日(土)17:00〜大阪・大阪府立体育会館
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- 2016.10.21
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