9月17日(土)『DESTRUCTION in TOKYO』大田区総合体育館大会・メインイベントのIWGPジュニアヘビー級選手権試合で、BUSHI選手の挑戦を受ける、“チャンピオン”KUSHIDA選手に直撃インタビューをおこなった。
■『DESTRUCTION in TOKYO』
9月17日(土)18:00〜東京・大田区総合体育館
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■「ジュニアのベルトでメインイベント」が達成できるのが“地元”大田区。“忘れられない日”になりそうです
——さて、KUSHIDAさん。今回の9月17日(土)大田区総合体育館大会では、IWGPジュニアヘビー級選手権試合が、メインイベントとなりましたが、いまの率直なお気持ちをお聞かせください。
KUSHIDA そうですね。ずっと最初にこのベルトを獲った時から掲げてた目標の、“到達点”ではありますね。
——ジュニア王者・KUSHIDAにとって、ひとつの結果が出たというか。
KUSHIDA ええ。一番初めに、IWGPジュニアタッグのベルトを獲った時は、毎回ビッグマッチのオープニングマッチ、第1試合で、常に「上の試合を喰ってやろう」と、一つも落とすことなく着実に前へ進めてきた結果が今日に至ると思うと、凄く感慨深いモノがありますね。
——さらに、大田区という、KUSHIDA選手の“地元”での試合となりますが?
KUSHIDA ハイ。自分も生まれ育った大田区で、しかも新日本プロレスも、ここで旗揚げしてますからね。なんか縁(ゆかり)というか、縁(えん)みたいなものも感じますし。で、その1つの目標としてきた「ジュニアのベルトでメインイベント」っていうのが達成できるのも、また大田区だったという部分で、ちょっと“忘れられない日”になりそうな気はします。
——1.4東京ドームで、ベルトを奪取してから、防衛を重ね、先日『SUPER J-CUP 2016』も制しましたが、改めて今のご自身の立ち位置についてはいかがですか?
KUSHIDA ホントに、今年は激動でね。ドームでケニー・オメガから、このベルト獲って以降、もう何回行ったかわからないぐらい海外も行きましたし。メキシコにも3週間行って、精神的にも肉体的にも強くなってる実感もありますし、「これがチャンピオンなんだな」というか、「プロレスラーしてるなあ」と。
——王者の実感を感じながら、多忙な日々を過ごしていると。
KUSHIDA ええ。充実した日々を、このベルトのおかげでさせてもらってます。で、先月の『SUPER J-CUP 2016』に優勝することができて、僕の中では1つの区切りというか……。小っちゃい頃から会場で見てた、“あの『SUPER J-CUP』”ですからね。試合終わった後、うちの兄からメールが来て、「まさか『SUPER J-CUP』優勝する人生だったとはな」と。
——小さいころ、一緒にプロレスごっこをやっていたお兄さんも感慨深かったと。
■BUSHIの「KUSHIDAに負けたくない執念」ってものは、彼の表情から全身から、オーラとして出てる
KUSHIDA ちょっと現実味がないぐらい嬉しい出来事だったんですけど、思い出の過去のイベントが実現して、それに優勝できたってことで、一つ区切りとして。で、今回のBUSHIとのタイトルマッチでは、新しい、“新”新日本ジュニアとして、はじめの一歩にしたいですね。なんか、そんな気がしてます。
——新日本プロレス・ジュニアとしての区切りにもしたいということですね。
KUSHIDA 「そういう風にしたいな」という気持ちはありますね。ましてや、対戦相手がBUSHI、同世代ですよ? 2月に挑戦は受けてますけれども、この状況で挑戦を表明するって、結構な勇気がいることだったと思うんですよ。自分は『SUPER J-CUP』の1回戦で負けてるし。
——BUSHI選手ご自身も、そういう発言をされてますね。
KUSHIDA だから、そういう意味でも、彼の気持ちの中に「期するもの」があると願いたいし、いわゆる“ロスインゴ”内藤軍団がね、勢いを増しているけど、「勢いが増しているから、挑戦権利が回ってきた」と、言われないような気持ちで来てほしいですね。
——今年2月・長岡のタイトルマッチと、今のBUSHI選手の印象は違いますか?
KUSHIDA うーん。そうですね。やっぱり、「このベルトに賭ける執念」だったり、「KUSHIDAに負けたくない執念」っていうものは、2月より色濃く、彼の表情から全身から、オーラとして出てる気もします。
——『BEST OF THE SUPER Jr.』6.6仙台大会で、BUSHI選手はKUSHIDA選手に勝利した後、ベルトに毒霧を吐きかけましたが、あの行為に関してはいかがですか?
KUSHIDA いや、あれはホントに許せないですね。ベルトって、みんなが目指しているモノですから、粗末に扱おうと思えば、そんなの簡単にできるんですよ。ただ、ボクは「ベルトは人だ」と思ってますんで。過去いろんなチャンピオンがいましたよ? 毒霧かけるBUSHIみたいなレスラーもいれば、これを返上して、ヘビー級にいってしまうレスラーだっていた。散々ないがしろにされてきた、このジュニアベルトですから。今年1月にベルトを獲って、宣言した通り、「このベルトの価値を上げていく」と、それがKUSHIDAの仕事だと思ってます。
■“新日本プロレス・ジュニアの未来”って言いますけど、いまは“KUSHIDAが言う未来”しかないんですよね
——他にも、『BEST OF THE SUPER Jr.』を両国国技館でやる夢であったり、「ジュニアのまま『G1』に出る」という目標もありますよね。
KUSHIDA 『G1』は目標じゃなくて、手段として出て、過小評価されてるジュニアを、「その評価を覆してやりたい」という手段として考えてたんですよ。ただ、今年は『J-CUP』が入ってきたんで、その思いは叶わなかったですけど、その気持ちはまったくブレてないですし。来年以降というか、ボクがレスラーとして生きていく限り、その闘いはやめないと思いますね。
——先ほど、区切りという話もありましたが、「まだまだいけるぞ」というお気持ちもある?
KUSHIDA ええ。「まだまだ」だと思いますね。例えば、“新日本プロレスジュニアの未来”って言いますけど、これはKUSHIDAが言う未来しかないんですよね、いまのところ。1つしかない未来なんです。これをほかの誰が言ってもいいだろうし。これを「おもしろくない」って思うBUSHIが、違う未来を掲げるのか? そうやっていろんな未来をぶつけることで、どんな未来になるのか決まってくると思うんですよね。
——“ジュニアの未来観”でも対抗馬が出てきてほしいというか。
KUSHIDA BUSHIには、そういうビジョンを提示してほしいし、彼の心の中にあるかどうかわからないけど。タイトルマッチって、そういう闘いだと思うんですよ。どっちの未来に懸けるか? ボクはホントに、この過小評価されてるジュニアを1つでも、1個でも地位向上、コレを思ってる限り、「他の誰の未来にも負けない」と。そういうつもりはあります。
——KUSHIDA選手が“新日本プロレスジュニアの未来”と口にされたのは、いつぐらいからですか?
KUSHIDA 去年、『SUPER Jr.』に優勝した時ですね。「KUSHIDAが、明るい未来にお連れします!」っていう。それを結構、意外と明るい方向に来てると思うんですけどね。まあ、誰も褒めてくれないんですけど(苦笑)。
——もっとKUSHIDAを褒めてほしいと(笑)。
KUSHIDA 『SUPER J-CUP』だってね、こんなデカい会場で、ジュニアだけの大会をやろうという発想が、ボクが最初にIWGPジュニアタッグを獲った時(2011年11月大阪、パートナーはアレックス・シェリー)に、翌年の東京ドームで試合が組まれなかったんですよ。
——そうでしたね。タイトルホルダーでありながら。
KUSHIDA その時、もの凄く悔しくて、「やっぱジュニアって、そんなに会社に必要とされてない存在なんだな」と、そこからですよね。ボクの「ジュニアを、1つでも上に上げてやろう」と誓ったのは。
■もしかしたら、KUSHIDAを応援しづらくなってきてるかもしれない。でも……。
——その悔しさが、ここまでジュニアを引き上げる原動力になったというか。
KUSHIDA ええ。だから、ジュニアタッグが第1試合に組まれようが、全力で、すべて出して次に繋げてきたと思うし。負けた試合もあった、つまらない試合や失敗もあったかもしれない。けど、向いてる方向は、常に前しか向いてなかったし、ジュニアを上げたいという気持ちに、一切ブレはなかったので、今回のこの大田区にまで、日々が繋がってると思うと、感慨深いし負けれないっすね。だから、今日をスタートに、また新しい新日本プロレス・ジュニアを見せていきたいです。
——以前、「頭一つ抜ける」ということもおっしゃっていましたが、KUSHIDA選手がさらに上にいくことで、新日本プロレス・ジュニアの価値も上がっていくように感じますが?
KUSHIDA そうですね。もう相乗効果ですね。やっぱり、ボクが一人飛び抜ける。一人海外遠征にたくさん行く。海外で良い評価を得る。どんどん上にいくことで、それに噛み付いてくる選手がいる、BUSHIだったり、若い選手、外国人選手。それがホントに理想のチャンピオン像ですね。全員を引き上げるというか。やっぱり、いろんな選手がジュニアからヘビー級に行く中で、ジュニアに留まって、「チャンピオンとしてジュニアを上に引き上げる」という作業。そういった意味では、今回の大田区のBUSHI、相手にとって不足は無いですね。
——KUSHIDA選手が思い描く理想のチャンピオン像に、今ご自身はなれていますか?
KUSHIDA いや、まだまだですね。それは、防衛期間1つをとっても、まだドームでベルト獲って、9ヵ月ですよ。人によっては、「長い」と言うかもしれない。けど、やっぱり一人が飛び抜けないと、時代って創れないですから。「ベルト絶対獲ってください!」とか「『SUPER Jr.』優勝してください!」っていうのは、もう経験してるから。そういう部分は少なくなってきてるかもしれない。もしかしたら、KUSHIDAを応援しづらくなってきてるかもしれない。
——たしかに頂点を極めるほど、道は難しくなっていきますよね。
KUSHIDA けど、時代を創るために、ジュニアを1つでも、上にあげていくために、こうやって「大田区でメインを張れる!」という機会を、今後も増やしていくためにも、是が非でも、しがみついてでも、このベルトをシッカリと防衛します。まだまだ、ここからですよ!
■『DESTRUCTION in TOKYO』
9月17日(土)18:00〜東京・大田区総合体育館
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■『Road to DESTRUCTION』
9月8日(木)18:30〜新潟・新発田市カルチャーセンター
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※「特別リングサイド」は残りわずかとなりました。
9月10日(土)18:00〜富山・富山産業展示館テクノホール
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9月11日(日)15:00〜静岡・ふじさんめっせ
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9月12日(月)18:30〜東京・後楽園ホール
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9月14日(水)18:30〜青森・新青森県総合運動公園マエダアリーナ・サブアリーナ
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9月15日(木)18:30〜青森・五所川原市民体育館
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9月19日(月・祝)17:00〜滋賀・滋賀県立体育館(大津)
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9月20日(火)18:30〜和歌山・和歌山県立体育館
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9月21日(水)18:30〜愛媛・新居浜市民体育館
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9月23日(金)鳥取・鳥取県立鳥取産業体育館
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■『DESTRUCTION in TOKYO』
9月17日(土)18:00〜東京・大田区総合体育館
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■『DESTRUCTION in HIROSHIMA』
9月22日(木・祝)17:00〜広島・広島サンプラザホール
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■『DESTRUCTION in KOBE』
9月25日(日)16:00〜兵庫・神戸ワールド記念ホール
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※「ロイヤルシート」は完売となりました。
■『NEW JAPAN ROAD 〜がんばろう!UONUMA 2016〜』
10月8日(土)15:00〜 新潟・魚沼市堀之内体育館
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※一般発売は8月27日(土)より