• 2016.6.14
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「最近、彼が入場してくると胃が痛くなってくるんです……」“内藤哲也・被害者の会”、ミラノ先生が“内藤現象”の謎を語る!【前編】
いよいよ6月19日(日)『DOMINON 6.19』大阪城ホール決戦が開催目前! 今回は、“内藤哲也・被害者の会”の代表格と言っていいミラノ・コレクションA.T.さん、ミラノ先生にインタビュー! 
前編は、「被害の実態」と、勢いが止まらない“内藤現象”について語ってもらった!

■『DOMINION6.19 in OSAKA-JO HALL』
6月19日(日)16:00〜大阪・大阪城ホール
★対戦カードはコチラ!

★一般チケット情報はコチラ!
※「ロイヤルシート」
「1Fひな壇」「1Fアリーナ」は完売。

ステージ裏側エリアを開放、「2階特別席」「2階指定席」を増席いたしました。

★プレイガイドでの前売券販売は下記の通りとなります。
・「チケットぴあ」6月17日(金)まで
・「ローソンチケット」「イープラス」6月18日(土)まで

■それまでチラッと視線を送られるくらいだったのが、放送席に座っていたら、試合後にいきなり突き飛ばされて、ボコられて

 

 
——いよいよ6.19大阪城ホール決戦が目前に迫ってきました! 今回は試合中継の解説でおなじみのミラノさんに、“内藤哲也・被害者の会”として、いろいろとお聞きしたいと思います。
 
ミラノ ハハハハ。よろしくお願いします。いや〜、ここ半年ぐらい、内藤選手には延々と“ちょっかい”出されていますんでね(苦笑)。
 
——そもそも、“ちょっかい”を出されるようになったきっかけというのは?
 
ミラノ ガツンと大きかったのは、今年1月の『FANTASTICA MANIA』の初日ですね。それまでチラッと視線を送られるくらいだったのが、そのときは放送席に座っていたら、試合後にいきなり突き飛ばされて、ボコられて。
 
——ありましたね! アレは会場が騒然となりました。
 
ミラノ で、コッチも彼が背中を向けたんでやり返したら、今度はツバを吐きかけてきたんです。それで一気にカーッとなって向かっていったら、ヤングライオンに押さえられたんですけど。
 
——会場では「ミラノ!」コールも起きましたから。そこだけを切り取れば、完全に敵対関係ですけど。
 
ミラノ そうですね。でも、そのシリーズ中に「次も来るかな」と用心していたら、今度は「トランキーロ」って言われたり、実況ブースに帽子やパーカーを置かれたり……。
 
——だんだん友好的になってきて。いまいち、相手の本当の気持ちがわからないというか。
 
ミラノ そう、ホントに制御不能というか、内藤選手の行動も本心も読めないんですよね。
 
■若手時代に「俺とやるときは好き放題にやって構わないから」って言ったことがあって……
 
——ちなみにミラノさんは現役時代、内藤選手とは何度か対戦経験があるんですよね。
 
ミラノ ハイ。ボクの現役生活の終盤、タイチ選手と組んで試合していた頃に、まだヤングライオンだった内藤選手と地方のタッグマッチで何度か対戦する機会があって。若手当時からジャパニーズレッグロールクラッチを出したり、しっかりした技術を持ってたんですよね。だから、試合後に「そういうのドンドン、出していったほうがいいよ」みたいなアドバイスはしたこともあります。
 
——見どころのある一人の後輩として接していたわけですね。
 
ミラノ ウン。彼はあの頃からセンスがありましたよ。ヤングライオン同士の試合では、基本的な技以外のものは出しにくいかもしれないけど、「俺とやるときは好き放題にやって構わないから」って言ったこともありますしね。もしかしたら、「アイツ、口うるさいな」って思われてたかもしれないですけど(苦笑)。
  
——では、リング以外での付き合いという部分は?
 
ミラノ いや、全然ないですね。ボクは基本、群れないタイプだし、彼もそういう感じですからね。彼は本隊時代に着替えをするときも、あえて廊下の隅っこや階段の踊り場でやっていたので。ボクもそういう気持ちは理解はできましたけど。
  
——その群れない同士で仲よくなることもなかったですか?
 
ミラノ いや、群れない同士で仲よくなったのは中邑真輔選手だけですね(苦笑)。当時の内藤選手は、凄く閉じこもっていた印象は受けたかな? まあ、彼がいま、ボクに「マエストロ」とか言ってくるのは、若手時代にちょっとしたアドバイスをしたとか、「そういうこともあるのかな?」という気はしています。
 
■内藤選手が“注目を集めるための道具”として、使われたのかなって思いますね。

 
——じゃあ、そこまで繋がりが深くないという部分では、最初に内藤選手が『FANTASTICA MANIA』で仕掛けてきたときは、完全に晴天の霹靂というか。
 
ミラノ そうですね。いま考えると、その『FANTASTICA MANIA』で内藤選手はずっとアトランティス選手とのタッグマッチだったんですよ。で、彼がアトランティス選手に仕掛けるんですけど、あんまり相手に響いていなかったというか。ボクの中でもアトランティス選手はあまり熱くなるイメージがないんですけど。その試合後に来ましたからね。
 
——内藤選手が望むような反応が、アトランティス選手から感じられなかった、と。その苛立ちをぶつけたのかもしれない。
 
ミラノ ええ、そうなったとき、内藤選手が“注目を集めるための道具”として、使われたのかなって思いますね。もしかしたら「オマエ、昔好きなことやっていいって言ってただろ?」って思ったのかもしれないし。ただ、最近は野上アナ(テレビ朝日)とか海外実況席にも絡んでますしね。
 
——絡んでますね……。
 
ミラノ きっと、彼からすると放送席の面々はオモチャで、子どもがひとつのオモチャじゃ飽きるように、「じゃあ、今日はコッチで遊ぼう」みたいな感じなんじゃないかな、と(笑)。
  
■「ボクが大人になることですべてがスムーズに進むのであれば、ロープを上げようかな」と

 
——でも、一番驚いたのが、ミラノさんが内藤選手の要求に応えるかたちで、セコンドがするようにロープを上げて、リングインを手伝ったじゃないですか? あのときはどういうお気持ちだったんですか?
 
ミラノ 最初、なんで上げたんだっけなあ? あ、内藤選手が「ロープを上げないと俺は入らない」みたいな感じで、駄々をこねてエプロンサイドで寝始めたんですよ。
 
——ありましたね。
 
ミラノ で、いまはどうか知らないですけど、ボクの時代の後楽園ホールは22時を越えると延長料金がかかってしまうという制度があったので、コッチのせいで進行が滞って余計な出費になったり、遠方から来たお客さんに「ミラノが早くロープを上げてれば電車間に合ったのに」って思われたりとか、いろいろと考えたときに、「ボクが大人になることですべてがスムーズに進むのであれば、やろうかな」と思って。
 
——でも、ミラノさんは「リングに上がること」の重みをおわかりでしょうし、その葛藤もあったんじゃないですか?
 
ミラノ たしかにありましたね。引退した人間が表舞台的な場所に出ることに関して、やっぱりもの凄く葛藤がありました。それはいまも、「どうしたらいいんだろう?」ってのはあるんですけど。
 
■局は機材を守るためには人の命を差し出すという部分で、ボクはこの業界に対してちょっと不信感が生まれました
 
——ミラノさんも悩んだ末なのか、6月3日『SUPER Jr.』後楽園大会のときに、内藤選手が入場してきたら、放送席から離れたりして(苦笑)。
 
ミラノ もうね、最近は彼が入場してくると胃が痛くなってくるんですよ……(苦笑)。コッチは解説に集中したいんですけども、からまれたりすると、どこまで反応したらいいのか、凄く精神的に疲れて。周りの人はニヤニヤ見てるかもしれないですけど、本人はかなりの葛藤を感じてるんです。それであの後楽園の時は、実況の方に「お腹が痛くなったので、トイレに行ってきます」と言って、席を立って。
 
——それをサムライTVのカメラが追いかけて、会場や周りも騒然としてましたよね(笑)。
  
ミラノ まあ、べつに逃げているわけでもなんでもなくて、本当にお腹が痛くなったんですけど(苦笑)。で、一度トイレに逃げることができたので、「これからは毎回トイレに行けばいいかな」と思ったんですよ。でも、ボクがトイレに行った後に、オカダ選手が実況席にトペ・コンヒーロで飛んできて、グシャグシャになったらしいんですね。
 
——ミラノさんがいないあいだにそんなに大きな被害が(笑)。
 
ミラノ 本当に100万単位の機材が壊れかける寸前までいってしまったので、テレビスタッフが「もうミラノを差し出すしかない」と思ったのか、その次の大阪でボクがトイレに立とうとしたら、「行かないでください!」って感じで、腕を引っ張られて止められたんですよ! 
 
——それはヒドい(笑)。
 
ミラノ だから、局は機材を守るためには人の命を差し出すという部分で、ボクはこの業界に対してちょっと不信感が生まれましたけど(苦笑)。
 
■とにかく、あの両国で「何かがちょっと変わったな」って思いましたね
 
——では、ミラノさんから見ていまの内藤哲也の姿は、率直にどのように映っていますか?
 
ミラノ まあ、いまや「“スターダスト☆ジーニアス”の頃から、何枚ぐらい殻を破ったんだろう」って感じですよね。顔つきも、醸し出す雰囲気も完全に変わったし。彼の長い入場も、最初は「会場も早くしろよ」っていう感じもありましたけど、いまは内藤哲也が入場してくると、“時間の流れ”が彼にピタッと合うんですよね。
 
——たしかにあの時間帯だけは“内藤タイム”になるというか。
 
ミラノ ハイ。お客さんにとっても、内藤選手が作り出す時間が、標準時間みたいな感じになるというか。彼を中心にすべてが回っているという印象ですね。あと、4.10両国でオカダ選手とタイトルマッチが組まれたじゃないですか? 
 
——物議をかもしたIWGPヘビー級選手権ですね。
 
ミラノ ええ。ボクはあの試合、「いろんな選手が抜けたりしたあとの新しい新日本を見せつけるような、凄いモノ」を期待していたんです。そうしたら、彼らだったらできるであろう攻防の6〜7割の段階で、乱入があったりして、いきなり終わってしまったので、「ええっ? マジか!?」っていうのが、正直な気持ちだったんです。
 
——ミラノさんが期待していたものとは違った、と。
 
ミラノ でも、実際はお客さんが最後まで大歓声だったので、「これはどういうことなんだろう……」と、いろいろ考えたんですね。「もう、どんな手を使ってでもいいから、新しい風景を見せてほしい」っていうお客さんの期待感だったのか、あとは木谷オーナーの2億円プロジェクト発言に対して、「オカダは過保護にされている」と敏感に感じて、それを素直に応援できない人が多かったのかもしれないですし……。
 
——いろいろなことが考えられるし、いろいろ考えてしまいますよね。
 
ミラノ ハイ。とにかく、あの両国で「何かがちょっと変わったな」って思いましたね。いままでのビッグマッチの試合後の満足感と、ベクトルが違うのに内藤選手が大歓声をもらっていたという部分で、これは一つの変わり目なのかなって感じました。

 

 
■いまや、お客さんから見えない、新日本の裏側まで、彼が変えているということだと思います
 
——あのとき、同じく解説だった蝶野正洋さんも「俺にはわからない」というような発言をされていましたよね。
 
ミラノ そうですね。でも、ボクは隣にいて内心「あなたが言いますか?」ってつっこみたかったんですけどね(笑)。
 
——まあ、そうですよね(笑)。
 
ミラノ だって、蝶野さんも一時期は好き放題に、メチャクチャやっていたというか、IWGPのベルトに黒いスプレーでnWoって書いていたわけですから(苦笑)。まあ、蝶野さんも考えが変わったのかもしれないですけど、反旗を翻してそれが支持されているという点では、ちょっと内藤選手も似てますよね。
 
——ダークヒーロー路線というか。
 
ミラノ ええ。とにかく、4.10両国の試合を観て最初は戸惑ったんですけど、最後の内藤選手のマイクアピールを聞いたら、うなずける部分も多いんですよ。あれでお客さんもますます傾いて。「俺に敗れたオカダを、2億円規模のプロジェクトでぜひスターにしてあげて下さい!」って言葉も、最高の皮肉ですよね。
 
——あの両国から一気に内藤選手人気に火がつきました。
 
ミラノ 本当、内藤フィーバーですよね。内藤選手が入場してくるだけで大歓声みたいな。
 
——ベルトを放り投げても歓声が飛んだりしますからね。
 
ミラノ 昔だったら考えられなくないですか? ボクが新日本にいた時代って、ベルトをヘンな扱いしたレスラーは、控え室帰ったら先輩にものすごいカミナリを落とされてたんですよ。でも、いまはあれだけ内藤選手が支持を集めているし、「周囲が何も言えない状況」にまで自分で持っていったというか。そこはお客さんから見えない、新日本の裏側まで、彼が変えているということだと思います。内藤哲也はプロレス界の伝統や常識を変え始めていますね。
 
※後編は大阪城ホールの内藤哲也vsオカダ・カズチカ戦にたっぷり言及!

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