4月21日(木)後楽園大会で開幕した、プロレスリング・ノア『グローバル・タッグリーグ戦2016』に、新日本プロレスから天山広吉&小島聡組と、矢野通(※タッグパートナーは丸藤正道)が参戦した。
テンコジの2人は、第5試合の公式戦で“鈴木軍”鈴木みのる&飯塚高史組と対戦。
鈴木軍の奇襲攻撃から始まった試合であったが、天山がモンゴリアンチョップ、ヘッドバットの連打で応戦。
だが、鈴木もぶら下がり式腕十字固め、ぶら下がり式のスリーパーなどを小島に極め、ペースを握らせない。
中盤、天山は飯塚へマウンテンボムからアナコンダバイスを狙うも、これは鈴木にカットされてしまう。
終盤には、攻守が入れ替わる中、天山と小島が鈴木へ合体のテンコジカッターを放つと、このタイミングを勝機と見た小島は、サポーターを外し、ラリアットを狙う。
しかし、鈴木はこれを間一髪かわし、素早くバックに回り込むと、スリーパーで小島を締め上げる。さらに、TAKAみちのくが竹刀を持って乱入し、レフェリーの目線をそらすと、その隙に飯塚がアイアンフィンガー・フロムヘルを小島に見舞い、最後は鈴木がとどめのゴッチ式パイルドライバーを炸裂させ、小島から3カウントを奪った。
また、試合後には、天山へもアイアンフィンガー・フロムヘルを見舞い、テンコジタッグを葬り、鈴木&飯塚組が1勝目を奪取した。
続く第6試合では、大注目の矢野と丸藤のタッグが登場。初戦から、“現GHCタッグ王者”ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.組と激突。
ゴング前から、矢野はペットボトルの水を投げかけ、アーチャーを挑発。
試合は、丸藤とアーチャーが先発で始まると、丸藤は素早い動きでアーチャーを奔走。
続く矢野対スミスの場面、矢野はスミスを前にすると、すぐさまロープへエスケープし、「ブレーク!」と叫ぶ。さらに、矢野は急いでコーナーマットを外しにかかるも、これは途中でスミスがカットに入る。
序盤から、なかなかペースを握れない両チームであったが、スミスが丸藤をサイドスープレックスで投げ捨て、均衡をやぶる。さらに、スミスは丸藤を抱え上げ、滞空時間の長いブレーン・バスターの体勢に入ると、片手でYTRポーズをとり、コーナーの矢野を挑発。アーチャーも串刺しエルボー、ボディスラムを見舞い、K.E.Sがペースを掴む。
しかし、丸藤もトラースキック、ミサイルキックで応戦すると、矢野もコーナーマットを外し、アーチャーに金具攻撃を的中させ、YTRポーズを披露。
終盤、丸藤がスミスに打撃の連打を見舞えば、スミスはアーチャーと合体のラリアット&水面蹴りで反撃。それでも、丸藤はK.E.Sの2人をコーナーマットを外した金具にぶつけると、続けてスミスへトラースキックを発射。スミスに1発目は的中するも、2発目はかわされ、矢野へ誤爆しかけるが、これはギリギリで寸止め。
だが、その隙にスミスが丸藤のバックをとると、タイガー・スープレックスを放ち、とどめのキラーボムの体勢へ。1度は矢野にカットされるも、矢野を場外に蹴散らし、丸藤に高角度のキラーボムを炸裂させ、K.E.Sが1勝目をあげた。
写真/山本正二
■プロレスリング・ノア「グローバル・タッグリーグ戦2016 〜開幕戦〜」
4月21日(木)東京・後楽園ホール
・第5試合 グローバル・タッグリーグ戦2016公式戦
○鈴木みのる&飯塚高史(15分15秒 ゴッチ式パイルドライバー→片エビ固め )天山広吉&小島聡×
・第6試合 グローバル・タッグリーグ戦2016公式戦
○デイビーボーイ・スミスJr.&ランス・アーチャー(12分34秒 キラーボム→エビ固め)矢野通&丸藤正道×
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- 2016.4.23
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