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3月18日(現地時間)、メキシコのアレナメヒコでCMLLのビッグショー『オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス大会』が行われた。
この大会は、83年前（1933年）にメキシコへルチャリブレを持ち込んだ『ルチャリブレの父』と呼ばれるEMLL(現CMLL)創設者のサルバドール・ルッテロ・ゴンサレス氏と、他に毎年1名メキシコのルチャリブレ史に名を刻んだ偉大なレジェンドを選び、2人のビッグレジェンドの功績を称える趣旨で行われている。今年は、昨年亡くなったリスマルクが選ばれ、故人の偉大な功績が称えられた。
CMLLは3月に行われるこの大会と、9月に行われる『アニベルサリオ大会』が年間を通して行われる最大のビッグショー。今年のこの大会では、2大カベジェラ戦として「ボラドール・ジュニアvsネグロ・カサス」「マキシモ・セクシーvsルーシュ」が行われ、ボラドールとルーシュがそれぞれ勝利。カサスとマキシモがそれぞれ丸坊主にされた。
そして、メヒコ（メキシコ）vsハポン（日本）の対抗戦も同大会の目玉として行われ、4vs4のキャプテンフォールマッチが敢行された。
■「Homenaje a Dos Leyendas(オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス』
3月18日(金)※現地時間
メキシコ・メキシコシティ・アレナメヒコ
●レレーボス・アトミコス(4vs4）メヒコｖsハポン
時間無制限3本勝負
○ミスティコ(C)＆マスカラ・ドラダ＆バリエンテ＆ドラゴン・リー
（2ー1でメキシコ組の勝利）
×カマイタチ(C)＆オクムラ＆風神＆雷神
※(C)はキャプテン
【1本目】○日本組（4人ががりで相手の4人にジャベ）メキシコ組×
【2本目】○ミスティコ（ラ・ミスティカ）カマイタチ×
【3本目】○ドラゴン・リー（フェニックスプレックス）風神×
※CMLLルールは3対3の試合と4対4の試合がキャプテンフォール式で、キャプテンをフォールするか他の2人を倒して1本となる。
◆試合内容
両チームがリングに登場した時点で、アレナメヒコの満員の観衆は大「メヒコ」コールでメキシコ組に声援を送る。その中で試合がスタートし、先発のバリエンテと風神がレスリングの攻防を展開。
リー対カマイタチになり、リーがカマイタチをティヘラで場外に落とす。だが、OKUMURA＆雷神がリーに連携攻撃を決める。今度はミスティコ＆ドラダがOKUMURA＆雷神をリング下に落とすが、場外で日本組がメキシコ組をストップし、有利な展開に持って行く。
その後、日本組がリング内で連携攻撃を続けて繰り出し、最後はメキシコ組4人をうつ伏せで並ばせた状態で同時にジャベ。カマイタチと雷神がドラダとリーに対してクルセータを極めて動きを封じ、カットに入ろうとしたミスティコとバリエンテをOKUMURAと風神がクロスフェースで捕獲。メキシコ組からギブアップを奪って先制した。
2本目に入った後も日本組が連携攻撃を続けて決め、メキシコ組に反撃をさせない展開が続く。しかし、一瞬の隙を突いてメキシコ組が反撃し、バリエンテがOKUMURAにラ・ケブラーダ、ドラダが雷神にトペ・コン・ヒーロ。そして、リーは風神を場外で追い詰める。その間にミスティコがカマイタチに必殺のラ・ミスティカを極め、1-1のイーブンに戻した。
3本目に入ると、満員の観衆の大声援をバックに、メキシコ組が有利に試合を進める。試合終盤、バリエンテのトペ・スイシーダを皮切りに、ドラダがセカンドロープをステップにした高さのあるトペ・コン・ヒーロ→ミスティコが花道を走ってコーナーに駆け上がった状態からのトペ・コン・ヒーロ→リーがリング内から外へのティヘラと、飛びまくる展開になる。
その後、リングへ戻ったOKUMURAにバリエンテがコーナートップからのフライングボディアタックを放つが、OKUMURAが1回転してひっくり返す。しかし、バリエンテが脱出し、OKUMURAのラリアットを返してバリエンテドライバーで3カウント奪取。すると、風神がバリエンテを場外に落とすが、リーが風神にフェニックスプレックスを決めて3カウントを奪い、2-1でメキシコ組の勝利となった。
その瞬間、熱狂した観衆からリング内に物凄い勢いでお金(コインや札)が投げ入れられ、逆転勝ちを収めたメキシコ組を祝福。惜しくも敗れた日本組だったが、メヒコvsハポンの激闘にファンが大熱狂したからこその反応となった。
