1月26日(火)渋谷・東京メインダイニングにて、オフィシャルファンクラブTeam NJPW限定イベント『小松洋平&田中翔・壮行会』が開催された。
無期限の海外遠征が発表された小松洋平選手と田中翔選手に会えるラストチャンスということで、会場には大勢のファンが駆けつけた。
司会の阿部誠リングアナウンサーのコールで、両選手がそれぞれの入場曲で登場すると、会場のお客さんからは大歓声が沸き起こる。
そして、マイクを握った小松選手が「どうも風神です」、田中選手が「雷神です」、両選手「2人合わせて、神様です」と最初の挨拶で会場を盛り上げると、阿部リングアナを交えてのトークショーへ。
まずは、小松選手が気にしているというメキシコの食事の話題になると、田中選手は自身が大好きで、メキシコでも有名と言われる牡蠣の話を熱弁。
イベント開始早々に、田中選手の熱い牡蠣トークが始まり、小松選手は思わず「田口さん、早くー!」と助けを求めると、そこへ田口選手が登場。
そして、マイクを握った田口選手はいきなり牡蠣トークを敢行し、会場は大爆笑。
続いて、メキシコ遠征を前にした現在の心境の話になると、小松選手は「やっとかぁって感じですよね。4年間所属したんで、やっと話がきたかって感じですね」、「メキシコに行って、いろいろ吸収して帰って来て、スターになって、トップに躍り出ます」、「不安より楽しさの方が勝ってますね」、田中選手は「武者修行という形なので、しっかり修業しに行きます」、「プロレスだけに集中しにいくつもりです。なので、ボクは楽しみよりも、ちょっと不安しかないです」と対照的な心境を語った。
そんな中、海外武者修行経験のある先輩の田口戦選手は、「行く前は、やっぱり凄いやる気に満ち溢れてると思うんです。だからボクも経験しましたけれども、メキシコに行って2日目ぐらいでゲロ出ました(笑)」と、自身の体験談を告白。
さらに田口選手は、「いろんな技を覚えて帰ってこようと思ったんですけど、宿にこもってネットで将棋ばっかやって、将棋が好きになって帰ってきた」と続き、会場を笑いに包んだ。
そして、話題がスペイン語の話になると、田中選手は「とりあえず数字は、1から59までは覚えた」と自信満々の様子。
しかしそこへ小松選手が「役に立たないよ」とツッコみをいれると、田中選手は「時間がわかりますよ!」と言い合う一幕も。
それに対し、小松選手は「(スペイン語の勉強は)まったくやってない。行ったらどうにかなるだろうと。向こうで友達つくって一緒に生活してれば自然と覚えますよ」とコメント。
トークショー後は、小松選手&田中選手との撮影会に移ると、お客さんから「(海外武者修行)頑張ってください!」、「楽しみに待ってます!」と熱い応援メッセージが寄せられ、両選手は「頑張ります!」とガッチリ握手で応えた。
また、田口選手との撮影会も設けられ、田口選手は参加者一人一人に、3選手直筆のサイン入り色紙を手渡した。
※撮影会中は、会場のビジョンに両選手のデビュー戦、試合後のコメント、壮行試合の映像が上映された。
デビュー戦の映像、小松選手は「100点満点ですね」、田中選手は「もう見てらんなかった。コメントはやめてほしかった。撮影会どころじゃなかった」と。
そして撮影会後には、予定されていなかった抽選会が開催され、これには会場のお客さんも大興奮。
小松選手は、「使用していた黒タイツ」、「長年愛用してきた私服のトレーナー」、「撮影で着用したライオンマークTシャツ」、「練習着に使用していた小松選手出身の栗原市のオリジナルTシャツ」、「着用済の田口隆祐×キング オブ プロレスリングTシャツ(ゴールド)」、「練習着に使用していた東洋大学レスリング部のTシャツ」、田中選手は愛用してきた私服のTシャツ」、「夜釣りの際に使用したニットキャップ」、「着古したトレーナー」、「練習着で使用したパーカー」、「新日本プロレスと書かれたネームプレート」、「田中選手特製の年賀状」、「高校時代に作った“宇和島水産レスリング”Tシャツ」、「両選手がサインを入れたフィギュアシートキーホルダーのアクリル板」と数々のプレゼントが出品された。
さらには、ゲストの田口選手がまさかの「ヤングライオン時代に使用していた黒タイツ」を提供すると、田中選手は今回のために購入し、イベント中着用していたニットキャップ、小松選手はイベント中着用していたパーカーを出品。
続けて、阿部リングアナが「他には?」と問いかけると、小松選手は着用中のTシャツ、田中選手は着用中のヒートテックをそれぞれプレゼントし、両選手上半身裸の状態に。
上半身裸のまま全体の集合写真撮影を行い、大盛り上がりのイベントもあっという間に2時間を過ぎると、田口選手から両選手へ「田中君、小松君、君たちと過ごしてきた何年か、海外修行に何年か行くことになると思いますけども、何年かそんなことは気にせず……もう1回やり直していいですか?」と途中でTAKE2を希望し、改めて「この新日本プロレスを背負っていくわけですから、メキシコに小松・田中の名を刻んで、CMLLが『帰らないでくれ』と言われるような選手なってくれたらいいですよね?(※会場に大きな拍手が沸き起こる)カマイタチのようになって帰って来てください。良い人のままで帰って来てください」と激が飛ばされた。
そして、マイクを握った田中選手は、「本日は、寒い中、渋谷で、平日に集まっていただきまして、ありがとうございました。“雷神”という凄いカッコいいリングネームをいただいて、メキシコに行ってくるんですけども、そのリングネームに恥じないような選手になってこようと思います。今後、ヤングライオン生活で培ったモノを向こうですべてさらけ出して、道場で過ごしたことは海外でも通用すると思うので、それを忘れないように……あれっ……(※目に涙を浮かべ言葉がつまると、会場のファンから『頑張れ!』と激が飛び)このためにボクは前髪を伸ばしたんで。『なんで(前髪)切らないの?』ってずっと今まで言われてましたけど、泣きそうになっちゃったら隠せるんで。頑張って来るので、応援お願いします。待っててください。ありがとうございました!」と涙を隠し、感謝の気持ちを伝えた。
続いて、小松選手は、「(※目を赤くし)今日はですね、ほんとにお越しいただき、ありがとうございました。時間ってあっという間に過ぎるなと、時間って残酷なんだなと思いますね。つまらない時間、退屈な時間って、凄く長く感じるのに、楽しい時間って、こんなにあっという間なんだって、なんて不公平なんだって。もっといたかったですけど、まぁ時間がないんでしょうがないです。ボクら月末に行くんですけど、こうやって応援してくれるファンの方たちのために、頑張っています。これだけ応援してもらって、ボクらってほんとに幸せだなって思うので、この恩を何で返すかって考えたら、やっぱりボクらの将来に向かって活躍していくことで、恩を返してきたいと思います。“風神”、“雷神”、向こうで必ず爆発させて、そして日本に帰って来ても、爆発させていくので、今後とも応援をよろしくお願いします!」と、今後の活躍を誓った。
イベントの最後には、小松選手と田中選手が、大きな声で「行ってきます!」と決意表明をし、会場をあとにした。
※2月上旬に小松洋平選手×田中翔選手の対談が、新日本プロレススマホサイトで掲載されます。
- 2016.1.27
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