12月20日(日)都内の某スタジオで、2016年3月5日(土)公開の『映画ドラえもん 新・のび太の日本(にっぽん)誕生』スペシャル応援団に就任した、棚橋弘至選手、真壁刀義選手のアフレコが、芸人の小島よしおさんと一緒に行われた。
TVアニメ『ドラえもん』のエンディングでも“ウンタカダンス”を歌い踊っているこの棚橋&真壁選手。真壁選手はハリウッド映画の吹き替えなどアフレコ経験も豊富だが、棚橋選手は、今回が声優初挑戦となった。
2人は劇中に登場する7万年前の原始人“クラヤミ族”のアフレコに挑戦したが、最後は『ドラえもん』声優のレギュラーメンバーが見守るシチュエーションでのアフレコ作業もあり、かなり冷や汗もかいた様子。そんなアフレコ終了直後の二人にミニインタビューを敢行しました。
■棚橋弘至選手&真壁刀義選手のコメント
——今回、映画『ドラえもん』アフレコに挑戦されましたが、まず、“ウンタカダンス”に関する周囲の反響はいかがですか?
真壁 フフフ。俺はまだ家族もいない独り身だろ? だけど、兄貴の息子、“甥っ子”3人がさ、最近は俺のことを尊敬のまなざしで見ているよ。プロレスラーやスイーツ真壁としても認識してたけど、最近は「『ドラえもん』のオイちゃん、今度はいつ来るの?」とうるさいみたいでさ(苦笑)。
棚橋 いや〜、ホントに“ウンタカダンス”は子どもに響いてますよ。この前、香川県に巡業に行ったとき、ホテルの前で町内のお餅つき大会をやってたんです。ボクはうどんを食べようと思って通り過ぎようとしたら、「あっ、“ウンタカ”の人だ!」と子どもたちに見つかって。
——子どもたちにキャッチされましたか(笑)。
棚橋 ええ。髪の毛を下していたので、より“ウンタカ感”があったみたいで。そしたら親御さんたちも気づいちゃって。結果的に、うどんを食べる時間はなくなったけど、その場で、つきたてのお餅を頂くというほっこりエピソードがありまして(笑)。
——そんなに素敵なエピソードが(笑)。
棚橋 ええ。だから、いままでボクらと全然接点のなかったお母さま方やお子さんたちと、『ドラえもん』が間に入ることで、一気に距離を縮めてくれてますよね。
——お二人とも、新日本プロレスを世間に対してアピールしてる立場ですけど、今回の「ドラえもん」とのコラボはかなり気持ちが違いますか?
真壁 それはそうだよ。だって、俺たちがガキの頃から観てたアニメーション、その代表作の『ドラえもん』とのコラボが30年後にできるなんて夢にも思わなかったよな? 同時に俺たちが観てたときも人気番組だった『ドラえもん』がいまなお躍進し続けているのも素晴らしいし、『ドラえもん』が一般家庭や子どもたちに響く力って凄いじゃんか? で、今回の“ウンタカダンス”に参加させてもらって、その威力を改めて痛感してるよね。
——棚橋さんも「数年前はこんなコラボは考えられなかった」と、おっしゃってましたね。
棚橋 ええ。あの『ドラえもん』とコラボするには、やっぱり“選ばれる要素”も必要じゃないですか? いまの新日本プロレスが『ドラえもん』と絡める、ということは新日本プロレスが『ドラえもん』にちょっと引っ張って上げてもらっているんですよ。プロレスファン以外の方にしたら、「新日本って『ドラえもん』とコラボできるんだ。凄いね」という“対世間”の見方にもなるわけですし。
——そんなお二人がなんと映画本編のアフレコにも挑戦したわけですが。
真壁 まあ、ハリウッド映画の吹き替えや、いろんな番組のアフレコに呼ばれているこの俺だけどさ、今回は『ドラえもん』ということで、さすがに足が震えたよ。しかも、セリフもちゃんとあったしさ。
——あ、セリフもありましたか。
真壁 あったのよ。だから今回はビビったよ。だって、レギュラーメンバーの声優さんたちの前で声を入れる場面まであったしね(苦笑)。でも、こうしてコラボさせてもらったのは、ホントにありがたいし。やっぱり「新日本プロレスの威力、パワーが上がったのかな」という気持ちと、「プロレスがんばってよかったな」という気持ちだよね。
棚橋 自分はアフレコは初経験だったんですけど。全力でやらせて頂きました。それほど必要はなかったと思うんですけど、ちゃんとヘッドセットも付けて、「アフレコやってます」感を出して挑んだり(笑)。
——そもそも、お二人とも『ドラえもん』の映画はけっこう見られていたとか。
真壁 もちろんガキの頃から観てるよ。とくに一作目の『のび太の恐竜』なんか「こんなに心に響く、切ない話はないな」と感激したし。去年は『STAND BY ME ドラえもん』を観たんだけど、ドラえもんが帰っちゃうくだりは何度見ても、泣かされるよね。しかも映画って、のび太がなんか男らしいじゃん? アレがまたいいんだよね。
棚橋 ボクは、映画で発揮されるジャイアンの“男気”が大好きですね(笑)。ボクも小さいころから観てましたけど、ウチの子どもたちが、小学校に上がった2010年代くらいからは公開されるたびに映画館に行ってます。今年観た『のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』も凄くよかったですよ。
真壁 だから、今回の映画もぜひ、劇場に足を運んでもらいたいよね。家でユックリ観るのもいいけど、大音響で迫力を感じてもらいたいよ。
棚橋 映画館って、観るのに集中できる環境が準備されてるし。より心にスッと入ってくると思いますからね。ぜひプロレスファンの方にも劇場に観に来てほしいです。いま、なんと新日本プロレスの会場で映画劇場版『ドラえもん』の予告編が流れるという前代未聞の事態が起きてますから(笑)。
真壁 これはホントに凄いことだよ! そして、そういった“前代未聞”のことをリング上で繰り広げる、常に新しい世界を切り開いているのが、真壁と棚橋なんだろうな。なあ、棚橋?(ニヤリ)。
棚橋 フフフ。真壁さん、今回の映画『ドラえもん』のキャッチコピーが、「むかしむかし、日本をつくったのは勇気と友情でした」ですけど、コレをウチに例えると、「むかしむかし、新日本をつくったのは真壁と棚橋でした」みたいな(笑)。
真壁 オイオイオイ、棚橋ィ〜。たまには、いいじゃこと言うじゃない? イイね。それ、ちょっと俺のブログに書かせてもらうわ(笑)。
■作品概要
【公開時期】2016年3月5日(土)
【タイトル】「映画ドラえもん 新・のび太の日本(にっぽん)誕生」
【原作】藤子・F・不二雄
【監督・脚本】八鍬新之介(『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境』)
【CAST】ドラえもん:水田わさび のび太:大原めぐみ しずか:かかずゆみ ジャイアン:木村昴 スネ夫:関智一
【STORY】
「決心したぞ!僕は家出する!!」家でも学校でも叱られてばかりののび太は、家出をしようと思い立つが、どこに行っても持ち主のいない土地はないことを知る。そして、ドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫もそれぞれの理由で家出を決心。みんなで行くところがなく途方に暮れていた。それならばいっそのことまだ誰も住んでいない太古の日本へ行こうと思い立ち、史上最大の家出へと出発することに! 7万年前の日本を舞台に大冒険が始まる!!
★「映画ドラえもん 新・のび太の日本(にっぽん)誕生」オフィシャルサイト