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■イッテンヨン大使とは？
各界で活躍するプロレスファンの皆さんに、新日本プロレスの1.4東京ドーム大会を応援、バックアップして頂く、今年2度目となる応援プロジェクトです。
今回は、ミュージシャンの大槻ケンヂさんにインタビュー！
■「昭和のプロレスファンに、ひさしぶりの“里帰り”、ひさしぶりの“初詣”を呼びかけたい！」
ボクは、いわゆる“昭和のプロレスファン”ですね。最初に観たのは、（アントニオ）猪木さんの異種格闘技戦。そこに初代タイガーマスクが登場して、藤波（辰爾）さんと長州（力）さんの“名勝負数え唄”が生まれて、完全に“新日派”でした。
ただ、90年代以降、格闘技が台頭してきたり、猪木さんも新日から距離を置いたり、次第にボクら昭和プロレスファンが離れていった。気づけば、昔は正月恒例で“里帰り”や“初詣”感覚で行っていた1.4東京ドームにも「十数年も行っていない」という状況でね。
でも、最近ふと「新日ってどうなってるんだろう？」と思ってテレビを観てみたら、もう大変ですよ！ 次から次へイケメンが出てくるわ、会場には女子ファンが多いわ、棚橋（弘至）選手やオカダ（・カズチカ）選手を中心に大いに盛り上がっていると。「そんなことになってるの？」と驚いたんです。
でも、考えたら昭和プロレスも、いろんな価値観を受け入れてドンドン変化していった。だから、いまの感覚を受け入れようとせずに、昭和プロレスの幻影だけ追って離れていくのは「さびしいなあ」と思っていた矢先に、“イッテンヨン大使”のお話を頂いたんです。「これはチャンスだ」と思ったし、「何が人々を魅了しているんだろう」という部分も確かめたくて、お引き受けしました。
……ただ、感覚的な話ですけど、昔のプロレスって猪木さん、長州さんら“選手個人”を見て燃える、という部分が大きかった。でも、いまの新日って“フォー・ザ・チーム”というか。お客さんも含めて「興行を全員で盛り上げよう」というビジョンを凄く感じるんです。
これ、じつは最近のロックフェスにも通じるんですね。昔のロックイベントは、「ほかのバンドの存在を消して、自分たちだけが爪跡を残してやる！」というバンドも多かったけど、いまは出演バンドが全員で盛り立てる“フォー・ザ・フェス”の傾向が強い。そこもボクは嫌じゃなくて、時代にフィットしてて、「いいなあ」と思えるんです。
今回、一番注目してるのは、オカダvs棚橋戦ですね。棚橋選手は、昭和〜平成プロレスから、現代プロレスを創った人ですよね。対して、少し後から出てきたオカダ選手は……あそこまで新しい存在だと、逆に“昭和の匂い”すら感じるのね。現代に、昭和のスーパースターが出てきた感じ。出始めのハルク・ホーガンぐらい突き抜けてますよ。そんな二人の対戦に注目してますね。
まあ、ボクと同じように昭和のプロレスファンは1.4はご無沙汰でしょ？ それって、ちょっとさびしいじゃないですか。だから今回は、昭和のプロレスファンにも、ひさしぶりの“里帰り”、ひさしぶりの“初詣”呼びかけたいなと。1月4日東京ドームは、みんなで一緒にプロレスいこうぜ！
■大槻ケンヂ（ミュージシャン／筋肉少女帯・特撮）
1966年2月6日生まれ。ロックバンド「筋肉少女帯」を結成し、1988年にメジャーデビュー。バンド活動と共に、エッセイ、作詞、テレビ、ラジオ、映画など多方面で活躍中。「筋肉少女帯」「特撮」を含め現在も多数のユニット、弾き語りでLIVE活動中。
今回は “昭和のプロレスファン”代表として、10数年ぶりに1.4東京ドーム大会を観戦予定。
『WRESTLE KINGDOM 10 in 東京ドーム』
●1月4日（月）17:00〜
東京・東京ドーム
※「ロイヤルシート」は完売。「アリーナA」は残り僅かとなりました。
■『大プロレス祭り2016』
2016年1月3日(日) 12：00開始 東京・ディファ有明
※チケットは「チケットぴあ」で発売中！
