——今回で2年ぶり3度目のMVP受賞となりましたが?
オカダ「やっぱりこの2105年の活躍がこういう風に評価されて、嬉しいですし。やっぱりほんと新日本プロレスを引っ張ってきたという自負もありますので。まぁ2年ぶりですけど、3度目で。これからもまだまだ引っ張っていきます」
——3度目の受賞は史上4位で、棚橋弘至選手とジャンボ鶴田選手と並びましたが?
オカダ「一番悔しいの棚橋さんなんじゃないかなと思いますけどね。『並ばれた』と今頃思ってるんじゃないかなと。別にボクは並んだつもりはないですし。トップが6回ですよね?もう3回獲っちゃいましたから、その記録は超えるでしょう。そう思います」
——そして、今年のベストバウトに、11月15日両国国技館で行われたオカダ選手と天龍源一郎選手の試合が選ばれましたが、この試合がベストバウトに選ばれたことについては?
オカダ「そうですね、正直複雑ですね。やっぱり天龍さんと試合した時もそうなんですけど、やっぱ今のプロレスを見てもらいたいってのはありましたし。だからこそ、今のそれこそ棚橋さんだったり、中邑さんだったり、AJだったり、そういう今の人たちとやってるのをやっぱベストバウトに選んでもらいたかったってのはありますけども、まぁ天龍さんとやって、ほんと昭和のプロレスファンと言ったらいいんですかね?まぁそういう人たちにも今のプロレスがこう響いたという風に思ってですね、また結果今のプロレスを評価してもらえたんじゃないかなとは思いますね」
——この賞を受賞した上で、1.4東京ドーム大会への意気込みをお願いします。
オカダ「そうですね、やっぱ東京ドームがプロレス界で一番注目されるイベントだと思いますし、そこでこうやってチャンピオンであり、MVPであるボクがメインイベントに出てですね、しっかり『やっぱりチャンピオンは凄いな』、『MVPって凄いんだな』っていうのをやっぱ見せなきゃダメだなと思いますね」
——先ほど、「昭和のプロレスファンにも響いた」というような発言がありましたが、実際に反響は大きかった?
オカダ「正直、ボクの中ではベストバウトではないですね。もっと辛い試合キツイ試合、他にありましたし。それでもやっぱり普段連絡ないような人たちから、『見たよ。凄い試合だったね』とか。そういう、いろんなとこに響くような試合だったのかなとは思いますし。だからそういう意味では、自分の中でいろんな人に響いた試合だったなと思いますね」
—— 一年間の活躍を通してのMVP受賞だったと思いますが、この1年振り返って、どういうところでこのMVPを獲れたと思いますか?
オカダ「まあ、やっぱ一年なんだかんだ話題にはなってきたんじゃないかなと思いますし。東京ドームでまず負けて、泣いてはいないですけども、『泣いた、泣いた』言われて、そのあとファレとやって、ツームストンで持ち上げたのも自分の中で自信になってますし、そのあと大阪城ホールもあって、21年ぶりですかね?そこを超満員にできたってのもそうですし、G1も優勝はできなかったですけども、やっぱり自分で盛り上げていったっていう自負もありますし、まぁ両国もそうですし。ほんとアメリカ、カナダとか、今年もいろんなとこに行かせてもらいましたから。ほんと2015年一年中盛り上げていった自負はありますね」
——去年は棚橋選手、その前はオカダ選手が2年連続、その前は棚橋選手と、ここ5年間はオカダ選手と棚橋選手の闘いがプロレスの頂点を決める闘いとなってますが、来年の東京ドームで決着という思いはありますか?
オカダ「うーん、それで決着をつけれるかどうかってのはわからないと思いますけど、やっぱり1.4の中でもボクと棚橋さんの試合って今年で3回目ですし。まぁMVP獲ったり獲られたりっていうのもありますし、ほんとボクと棚橋さんが今のプロレス界のトップだと思ってますし。そしてやっぱり東京ドームは注目される大会ですから、そこで『やっぱりオカダだな』と思ってもらえるような試合にはしたいですね」
——最後に来年の抱負は?
オカダ「やっぱりMVPとして、プロレス界をもっともっと盛り上げていきたいですね。新日本プロレスだけじゃなくて、『プロレスが今凄いんだ』っていうのを世間に響かせていきたいなと思います、リング上ではですね。プライベートは話していいっすか?」
——どうぞ。
オカダ「そろそろ結婚したいっす。ハハハ。まぁ結婚もしたいなと。相手がいるわけじゃないですけど」
——相手はいないけど?
オカダ「そうです。それもまた目標にやっていきたいなと思いますね」
——結婚したい理由は?
オカダ「まぁリング上は、もうこんだけいろいろ獲ってますし。MVPもそうですし、タイトルもそうですし。またこう一歩上へ行くってなったら、プライベートも充実しなきゃいけないのかなと思いますね」
——今のプライベートが充実してないということですか?
オカダ「違います。充実してないわけじゃないですけど、またこう人としてですね、成長したいなと思いますね」
——理想のタイプは?
オカダ「理想のタイプですか?それはもう……特にありません」
■本間朋晃選手のコメント
本間「まさかの技能賞獲得です。技能ないんですが大好きなプロレスを楽しんでやってるだけです。楽しさが伝わったからの技能賞だと思います。デビューして19年目で初受賞。未だに信じられないです。もっともっと練習して技能を身につけたいと思います。ありがとうございました」