第5試合では、フリーとなった潮崎豪が、約3年ぶりに“古巣”ノアマットに登場。ブーイングと歓声が飛び交う中、潮崎がノアにいない間にデビューした“新人”北宮と初シングル戦を行った。
試合は、ケンカ上等のスタイルで序盤から北宮が場外戦を挑んだが、潮崎は慌てず、リングでエグい逆水平チョップを連射。粘る北宮に対して、最後はゴーフラッシャーから豪腕ラリアットで3カウントを奪った。
潮崎を“鈴木軍”に勧誘している鈴木みのるは、この試合を花道で観戦していたが、試合を見届けると黙って引き下がっていった。
セミファイナルでは、12.23大田区でタイチのGHCジュニア王座に挑戦する石森太二と、小峠篤司&原田大輔のジュニアタッグ王座に挑戦するTAKAみちのく&エル・デスペラードがそれぞれ対戦する前哨戦6人タッグマッチ。
試合は、不敵な態度で挑発する鈴木軍がペースを握ったが、小峠がこの流れを分断、キルスイッチでタイチを場外へ落とすと、石森がハンドスプリング式のジャンピングハイキック、最後は450°スプラッシュでTAKAから完全勝利をはたし、大田区決戦へ向けて好調をアピールした。
メインイベントは、丸藤正道と杉浦貴がノア“最強タッグ”を結成。鈴木&飯塚高史と対戦。
12.23大田区決戦へ向け、激しいチャージを見せる鈴木vs丸藤、同じく大田区で対戦する杉浦vs飯塚も交えた前哨タッグマッチ。
試合は、飯塚の暴走ぶりやラフ殺法で丸藤を捕獲。鈴木軍がペースを握ったものの、杉浦がスピアーで流れを変えて、鈴木にオリンピック予選スラムを爆発。最後は丸藤が飯塚に、虎王→不知火の黄金リレーで快勝。
キッチリと大会を締めくくって、「すべてを高めて大田区大会に向かいたい」とマイク。大田区決戦へ向けて、逆襲のノロシを上げた。
写真提供/週刊プロレス
11月26日(木)後楽園ホール大会
観衆:1,103人
・第6試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○潮崎豪(9分41秒 豪腕ラリアット→体固め)北宮光洋×
・第7試合 GHCジュニア&ジュニアタッグ前哨戦6人タッグマッチ 45分1本勝負
○石森太二&原田大輔&小峠篤司(12分23秒 450°スプラッシュ→エビ固め)タイチ&エル・デスペラード&TAKAみちのく×
・第8試合 GHCヘビー前哨戦タッグマッチ 60分1本勝負
○丸藤正道&杉浦貴(18分31秒 不知火→片エビ固め)鈴木みのる&飯塚高史×