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11月19日(木)、田口隆祐選手が将棋大好き芸人のスパローズ・大和さん、ザブングル・加藤さんが主宰するライブ『将棋の王将』に2度目のゲスト出演。
2つの対局で「アマ三段未満〜二段以上」の実力を見事に披露した。
今回は将棋を知らないゴールデンエイジ・ヤマトさんが司会進行、ソフトな語り口の中村太地六段が丁寧な解説を担当したことで、初心者もマニアも田口選手のファンも楽しめるイベントとなった。
コンビともに将棋好きというザ・ギースの尾関さんと高佐さんの相方対決。
ともに"将棋を始めて10日"という、ドドん・石田さんとなんぶ桜・澤山さんの初心者対決。
通算成績"141勝149敗"という大和さんと加藤さんの因縁のライバル対決。
など田口選手以外の対局でも注目の組み合わせが続々行われる。
そんな中、田口選手の1局目として行われたのは「会場のお客様との対決」。（持ち時間8分）
ここで対戦相手に挙手して志願したのは、いかにも将棋強者という雰囲気をまとった33歳の男性。
なんと腕前はアマ初段とのことで、ハンデ無しでの対戦がスタート。
限られた持ち時間、お客さんの前での対局という状況ながら、解説の中村六段が「（この局面で考えられる）一番いい手ですね！」と称賛する手を両者ともに連発。
最後は時間切れで田口選手が勝利を収めたものの、田口選手の残り持ち時間も「7秒」という実力が超・拮抗した名勝負が生まれた。
そして2局目はこの日のメインイベント！田口選手と中村六段の対局。（持ち時間10分）
前回の佐藤六段との対局では「飛車落ち」のハンデでプロに激しく肉薄した田口選手。
しかし中村六段は、そんな実力を持つ田口選手に対し、さらにハンデの大きい「二枚落ち（飛車・角落ち）」で勝負しましょうと提案。
「もしかしたらプロが負けるところを見られるんじゃないか…？」と場内が騒然とする中、対局はスタートする。
しかし序盤から尋常ではないプレッシャーをかける中村六段に対し、田口選手は何度も長考。
その姿はまるで、チャンピオンの気迫に圧倒され、周囲を闇雲に動き回り、ただただスタミナをロスするヤングライオンのごとし！
田口選手の持ち時間がどんどん削られていき、あっという間に持ち時間の差は3分以上に!!
その間にも中村六段の持ち駒はまるで生物のように連動し、サッカーのように攻撃のラインを盛り上げていく。
もはや田口選手が飛車と角を持つアドバンテージも完全に封じられてしまい、気付けば時既に遅し!!
持ち時間残り7秒のところで田口選手の「参りました」
中村六段の勝利が確定した。
しかし敗れはしたものの収穫も多かったよう。
さらに尾関さんら芸人の皆さんにも「いつもネット対戦でしか見ていない田口選手の対局を生で見られて幸せ！」と言わせるほど存在感を増している田口選手。
これからの田口選手の将棋界での活躍に期待です!!
