11月9日(月)、新日本プロレス事務所にて記者会見が開かれ、1月4日(月)東京ドーム大会『WRESTLE KINGDOM 10 in 東京ドーム』の追加対戦カードを発表。
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■「それぞれがそれぞれの道で自分自身を高めてきた。そういう2人が闘うんだ」AJスタイルズ
11.7大阪大会・IWGPインターコンチネンタル選手権試合で、カール・アンダーソンを相手に、見事防衛を果たした、第12代IWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔選手と、1.4東京ドーム大会で対戦が決定したAJスタイルズ選手が出席した。
■AJスタイルズ選手のコメント
AJ「IWGPインターコンチネンタルのベルトと言うのは、IWGPヘビーとはちょっと違った意味がある。中邑選手がそれを獲って、それを高めているというベルトだと思ってる。アンダーソン選手は先日残念ながら負けてしまった。でも自分にそういう失敗はない」
■中邑真輔選手のコメント
中邑「ついにAJスタイルズとの試合が決まりました。お互いに自分を高めてきた中で、この今の中邑真輔とAJスタイルズが闘うっていうことに関しては、高めていたこのベルトの価値も、もはやおまけに過ぎないというか。このAJスタイルズと中邑真輔が闘うという現実が迫ってくるというか、そのことに物凄く興奮をしております」
■質疑応答
——新日本プロレスで大活躍のAJ選手の印象は?
中邑「そうっすね。AJスタイルズと言う名前は、彼が日本で他の団体に出ている頃から知って、常に自分や棚橋同様、世界のレスリングシーンで常に名前を聞く人間として意識してきて。でまぁBULLET CLUBに加入して、新日本に来てからは誰も疑うことなく、すぐにその実力を見せつけられた。でかつ同時に自分も世界のレスリングの団体から呼ばれることがあっても、常にAJも一緒にいるんすよね、その会場に。そういう意味では、タッグですら触れることのない相手だったんですが、自分としては非常に意識できる選手でしたね」
——中邑選手の印象は?
AJ「新日本プロレスが生んだ“ベストなレスラー”だと思っている。彼が私のことを昔からよく知ってると言うように、私もよく知っている。過去タッグマッチで1度絡んだことはあるが、それから日が経ち、お互いよく試合を見て来たと思う。それぞれがそれぞれの道で自分自身を高めてきた。そういう2人が闘うんだという意識です」
——AJ選手は過去に棚橋選手、オカダ選手と何度も闘ってきましたが、その2人と中邑選手が違っている点は?
AJ「棚橋選手とオカダ選手と違う点は、一言でいうと中邑選手は秘めたモノを持っている。そういう感じがする。なぜなら棚橋選手にしてもオカダ選手にしても闘い方は非常に基本的で、オーソドックスなモノでした。それと比べて中邑選手はちょっと違うモノを持っていると思います。したがって、このAJスタイルズとの試合、これは非常に面白いものになる。この試合だけでなく、1.4東京ドームでは、棚橋vsオカダと闘いもある。このダブルのタイトルマッチが世界中で非常に良いモノに映ると思う」
——お互いに警戒する点は?
中邑「不安要素を含めて、楽しみで仕方がないんですが、唯一言えば、まぁ彼はプロとして“個”で闘っている。それが自分に無いモノかなと思える部分があるので。不安要素よりも、彼との闘いで自分は何を得ることが出来るんだろうというところに、楽しみがあるというか、それしか思ってないですね」
AJ「すべてです。だからこそ彼は王者として君臨してるんです。キックにしてもパンチにしても、すべてにおいて優れていると思います。非常に危険な選手です。そういうことは自分もよく知ってるし、すべて警戒していきたいと思います」
——お互いの必殺技についていかがですか?
中邑「正真正銘、彼のオリジナルとして、やっぱ強いですよね。自分が創り上げたモノで、自分がクリエイトしたモノで、世界の頂点のなのか、トップにきてるっていう部分では、絶対の自信もあるでしょうし。もちろんそれに敬意を表しますし。なんだろうなぁ、言葉にすると安っぽくなり過ぎるので、非常にリスペクトしてるぐらいで許してください」
AJ「ボマイェ、これはできたら受けたくない、避けたいと思っています。自分は中邑選手の動きについて非常に研究してるので、そういう動きが出来る。あるいはかわす、あるいは受け止める、そういうことをして、必ず受けないようにしたいと思います」
——IWGPインターコンチネンタルという名前からすると、AJ選手はこれ以上ない相手だと思いますが?
中邑「最大でしょうね。まぁこのベルトを手にしてから、何度も外国人、日本人以外と闘ってきましたけど、その中で群を抜いて世界で闘っているレスラーとしては、最大でしょうね」
——これを防衛すると、また新しいモノが見えてくる感じですか?
中邑「まぁクリアしようがしまいが、もうそういうベルトになってしまったんだなということは思いますね。ここでボクが万一負けようが勝とうが、その事実、AJスタイルズが挑戦した、闘った、中邑真輔と、世界中が注目する中でっていう、そこに賭けられたベルトっていう事実はもう既に確定済ですね」
■「1人で勝ってベルトの価値を高める」(KUSHIDA)「これがラストチャンス。次の挑戦は断る」(オメガ)
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合で激突することになった王者ケニー・オメガと、挑戦者KUSHIDAがそれぞれ意気込みを語った。
両者が同王座を懸けて闘うのは今回が3回目。7月5日大阪ではKUSHIDAが勝利したが、9月23日岡山ではオメガが王座を奪回。しかも、セコンドのカール・アンダーソン&ドク・ギャローズが乱入した上での勝利だった。
その後も繰り返されるオメガとBULLET CLUBの無法行為に対し、Jr.ヘビーのさらなる飛躍を目指すKUSHIDAは怒り心頭。1・4ドームでも同じことが繰り返される可能性が高いが、それでも「1人で闘いたいと思います」とキッパリ。
オメガからベルトを奪った上でアレックス・シェリーを始めとするライバルたちと防衛戦を行ない、その価値を高めて行くという決意を明らかにした。
一方、王者オメガは、終始に渡って余裕の表情。「KUSHIDAとの闘いはもう飽きた」と言って挑発すると、「これがラストチャンス」「『もう1回チャレンジさせてくれ』と言っても、『ノー』と言ってやる」と最後通告した。
■KUSHIDA選手のコメント
KUSHIDA「東京ドームでシングルマッチができることを非常に光栄に思います。うれしいです。ただ、(11・7)大阪でやりましたSuper Jr. Tag Tournament(2015)の決勝も、僕が出場した8人タッグも、KUSHIDA以外は全員外国人ということで。残念な思いと、この環境、この世界の中で、結果・内容を残せるのはKUSHIDAしかいないと思っています。岡山では介入、それもヘビー級の選手の介入がありましたけれども、reDRagon(カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ)も今回僕も背中を押してくれますし、もちろんシェリーもいる。とはいえ、僕は1人で、ケニー・オメガだけじゃない、BULLET CLUBを相手にしたいと思います。必ずベルトを獲り返します」
■オメガ選手のコメント
オメガ「みんなも知ってのとおり、大阪城ホールでKUSHIDAは非常に頑張った。ある意味、天才だと思う。そして、俺に勝った。そのことについて言い訳はしない。『おめでとう』と言ってやる。だが、それから次に起こることが何かを考えろ。KUSHIDAはそのあとリコシェ、(マット・)サイダルとも良い試合をした。しかし、次に俺が出てきた。この俺がベルトを獲りに行ったのだ。そして、それが終わり、次は1・4という大舞台だ。非常に大きな大会。そこに俺がチャンピオンとして出ることに意味がある。KUSHIDAよ、俺は負けない。そして、1・4という大舞台を経て、レジェンドになる」
■質疑応答
——KUSHIDA選手、BULLET CLUBメンバーの介入について何か対策を考えていますか?
KUSHIDA「いや。1人で闘いたいと思います。こちらも仲間をつけては、そもそもこのIWGP Jr.ヘビー級のタイトルに傷がつくと思いますので。もちろん、プロレスの中でレフェリーの目を盗んで介入(というのは)、ひとつの方法かもしれません・・・が! 新日本プロレス内におけるこのベルトの扱い、ベルトのポジション、これから2016年、上げて行くためには、その“方法論”ではいつまでもこのポジションだと。さらに上、ビッグマッチで、それこそ東京ドームでメインを張れるタイトルにするためには、一刻も早く“このやり方”を繰り返しやるBULLET CLUBから僕が獲って。マット・サイダル、カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ、もちろんそれからアレックス・シェリーとの対戦もまだやってません。僕にはいっぱい宿題があります。そういう選手たちと、このタイトルの価値を高める闘いをやりたい。そういうプランを描いています」
——KUSHIDA選手が理想とする試合の中に、オメガ選手は入っていない?
KUSHIDA「もちろん、ケニー・オメガの実力は認めてますし、僕が知ってる、日本語をしゃべれる、日本語を理解できるケニー・オメガとなら、それは可能かもしれません、もしかしたら。だから、東京ドームでは、(オメガに)自分の意志でタップさせて、“そういう気持ち”にさせたい。まあ、そこまで僕は愛情ありませんけども、(そういう気持ちに)なってくれたら、それはそれでこのJr.の世界のためになるんじゃないでしょうか」
——オメガ選手、KUSHIDA選手から「1人で闘う」という発言がありました。日本語をご理解されているかわかりませんが、日本語を・・・。
オメガ「(※さえぎるように)ユー・アンダスタン!?(※などと言いつつ通訳の西澤道昭管理部長のほうを見る)」
KUSHIDA「(※西澤部長に)西澤さん、(通訳を)やる必要ないですよ。わかってますから」
オメガ「(※改めて)くだらないことを言っているな。KUSHIDAとはいままでたくさん試合をやって来た。そして、俺はも学んでいるんだ。KUSHIDAとのシングルマッチは、モウ、アキチャッタ〜(ニヤリ)。KUSHIDAにとってこれがラストチャンスだ。今回、俺が勝ったら、KUSHIDAにはもうあとがない。たとえ『もう1回チャンレンジさせてくれ』と言っても、俺は『ノー』と言ってやる。だから、1・4ドームが終わったあと、KUSHIDAはもうシングルを諦めて、タッグだけを目指したらいい。俺はどんどん前に行く。敵を探すのは難しい。ある意味、ドームはいいチャンスかもしれない。次のチャレンジャーを見つけるには、ちょうどいい大きな舞台だと思っている。いずれにせよ、KUSHIDAにとってドームは、大きな大会に出られる最後のチャンスになるだろう。(※通訳した西澤部長に対し)ナイス。パーフェクト。パーフェクト、パーフェクト! ソンナカンジデスネ(ニヤリ)」
——KUSHIDA選手、東京ドームで初のシングルマッチがIWGP Jr.戦となりましたが、意気込みは?
KUSHIDA「そうですね。やっぱり自分が闘っている場所ですので、『より多くの人に見てもらいたい』というのが願いですから。東京ドームでシングルマッチ、やっぱり日本中のプロレスファンが一番見る大会。そんなところでIWGP、このベルトを懸けて闘えることは非常にうれしいです。前回、彼と闘った岡山もセミファイナルでした。僕、大チャンスだと思って、その上はメインイベントしかないわけですから。『内容・結果を残してやろう』と思いましたけれども、見事に裏切られました。今回もそうなるかもしれません。だけど、そのあと見て下さい。このベルト、上がって行きましたか? 岡山以降(に)。このベルトを輝かす、いまより上のポジションに持って行けるのは、僕、KUSHIDAの手じゃなきゃできないことだと思ってます。だから、一番多くの人に見てもらえる場所で、ケニー・オメガからベルトを獲れるということは、非常にうれしいです」
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