「G1 CLIMAX 25」後、関西初のビッグマッチとなる9・27神戸(ワールド記念ホール、16時試合開始)、9・19大津(滋賀県立体育館)の関西大会プロモーションとして8月30日、柴田勝頼選手が神戸市内の「スポーツカフェ&バー リングソウル」でトークショーを行った。
試合後のコメントもほとんど出さない柴田選手だけに、ファンの前で話をするだけでもプレミアムもの。
その中に中学時代の同級生の姿も。これには「会うのは成人式以来」と柴田選手自身がビックリ。
「5kg減りました」「必要なものまで減っていく感じ」と「G1 CLIMAX」の過酷さを振り返ったトークは、次第に9・27神戸での一騎打ちが決まった内藤哲也選手に関する話題に。その一つひとつの言葉は辛辣だった。
撮影会を挟んで始まった第2部はパネルトーク。10種類の“お題”が用意されていたが、立て続けに3回連続で「内藤哲也」を引き当てるハプニング。さすがにこれには「別に内藤が好きなわけじゃないから……」と弁解したほど。
ちなみに内藤選手に関しては、「仲間、メキシコから来ないですね? いるんですかね? よくあるじゃないですか、自分は友達だと思ってても、向こうは友達と思ってないって。それじゃないですか?」と分析。
9・27神戸決戦に向けては「作戦? いらないでしょ」と無策というより自然体で臨む構え。最後は「絞め落とす」と予告した。
ほかに柴田選手が引き当てたテーマとそれに関するコメントは以下の通り。
<天龍源一郎>
「いってみれば絶滅危惧種。いろんなプロレスを知ってますし、後々の自分に対してプラスになることは必ずあると思うんで、ここ(天龍プロジェクト9・2後楽園)で最後にパートナーに指名されたのは光栄です。僕が新日本に入門して、最初に巡業についたとき天龍さんが参戦されてて。九州巡業だったんですけど、メインの試合が終わるたびに(勝者の入場テーマ曲である)『サンダーストーム』が鳴り響いてて。その記憶がすごく残ってますね。あの曲を聞くたびに、当時のこととか、あの頃の試合を思い出しますね。試合で結構、かわいがられてたなあ……昭和ってこういうことだろうなって。プロレスってこういうものだというのを教えていただいてたんだなって。自分の中で、プロレス=新日本プロレスって凝り固まってたんですけど、天龍さんや川田さんと試合をすることによって、プロレスってもっと幅広いものなのかなって。自分の(プロレス人生の)中で、天龍さんは欠かせない(存在)かなって……」
<ヒデオ・イタミ>
「ケガしたときに連絡したら、すっげぇ落ち込んでました。ケガは仕方ない。励ますのに言いましたよ、「焦んなよ」って。誰かが言い出す前にですけどね(笑)」
「プロレスが楽しいって今ごろ気づいた」と明かした柴田選手だが、今でも3年前の「G1 CLIMAX」最終戦に乗り込んできたときにリング上で口にした「ケンカ売りに来ました」の言葉が何かにつけクローズアップされる。
「今でも『ケンカ売りに(新日本に)来たんじゃないの?』『ケンカ売りに来たのに、本隊と一緒にいるの?』って言う人がいると思いますけど、3年間やってきた過程で感じることや学ぶこととかあるのに、それをはしょってその言葉だけ言われても……今やってること、感じてることが本心。プロレスが楽しいって言いましたけど、去年、おととしより、もっと楽しくなってきてる。もっと上にいける手ごたえもあるし、やりがいも感じてる。プロレスって、“ケンカ”という言葉だけにとどめられないものだなって気づいてる」
プレゼントコーナーでは、お守り代わりに財布に入れて持ち歩いていた「魔界倶楽部総帥 星野勘太郎」の名刺にサインを入れて大放出。
柴田選手が「帰りたくない」と言ったほどの楽しい時間はあっという間に過ぎ、「1年に1回はここに来たい」「来年も来るぞ!」とファンに再会を約束してお開きとなった。
※イベント終了後には9.27神戸大会専用LEDビジョントラックが登場(大会までに数回(日程は未定)、神戸の街中を走ります)
■『Road to DESTRUCTION』
9月19日(土)18:00〜滋賀・滋賀県立体育館
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■『DESTRUCTION in KOBE』
9月27日(日)16:00〜兵庫・神戸ワールド記念ホール
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