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9月2日（水）後楽園ホールにて、天龍プロジェクトが11月15日（日）に両国国技館で開催する『天龍源一郎 最終興行〜天龍源一郎 引退〜革命終焉Revolution FINAL』の記者会見が開かれ、天龍vsオカダ・カズチカが正式発表された。
プロレス界のレジェンドとして知られる天龍選手は、今年2月に現役引退を表明。ファイナルマッチの相手にオカダ選手を指名すると、8月16日の新日本プロレス両国大会へ来場。リング上でオカダ選手と直接交渉し、確約を得ていた。
この会見には、引退興行に参加する各団体の代表選手が出席。そして、天龍選手が自らの言葉でオカダ戦を発表した。
天龍「私の中ではずっと『コイツ』と思って考えて来ましたし、いまは『気持ちが通じてるかな？』って（思い）、大満足の一戦になると思います。（引退試合は）“天龍源一郎vsオカダ・カズチカ”の60分1本勝負でやらせていただきます」
しかし、オカダ選手は会見場に姿を現さず、「11月15日はどうなっても知りません。僕と同じ時代じゃなくてよかったということをわかってもらいます」というメッセージが代読された。
これを聞いた天龍選手は、「新日本プロレスらしからぬ言葉づかいを改めてもらいたい」「ちゃんと紳士的な対応をしたつもりの俺に『このクソヤロー』と思わせてくれた」と態度を硬化。
さらには、「技なんて出さなくて、サッカーボールキックとグーパンチとのど元チョップだけで勝負つけてやりますよ」と、ケンカマッチまで予告した。
■オカダ選手のメッセージ（全文）
「8月16日の両国でも言ったように、11月15日はどうなっても知りません。僕と同じ時代じゃなくてよかったということをわかってもらいます」
■天龍選手のコメントと質疑応答（抜粋）
天龍「（※オカダのコメントを受け）オッサンがこんな言葉をつかっていいのかわからないけど、なんていうのかな？ まず、『新日本プロレスらしからぬ言葉づかいを改めてもらいたい』というのと、やっぱりそこらへんのアンちゃんと一緒で、ちゃんと紳士的な対応をしたつもりの俺に、『このクソヤロー』と思わせてくれただけでも、いまのメッセージは、ここにアイツがいるよりか、よっぽど俺にインパクトを与えてくれましたよ。俺はね、技なんて出さなくて、サッカーボールキックとグーパンチとのど元チョップだけで勝負つけてやりますよ。これ（会見内容）をたぶんアイツは新聞紙上で見るんだろうけど、（試合は）それだけで勝負をつけて、お客さんはブウたれるかもしれないけど、その心づもりでやって行きますよ」
——オカダ選手に関して、試合の印象などはありますか？
天龍「両国国技館でマイクを持って入って、一番最初にリングサイドに来たとき、『オカダ・カズチカずいぶん背が縮んだな!?』と思ったんだけど・・・まあ（それは）外道だったんだけどね。それぐらいの認識しかありませんでしたよ（ニヤリ）」
——オカダ選手に言っておきたいことは？
天龍「（笑）。まあ、そうですね・・・。あるとしたら、ちょうど11月ですから、両国国技館の空調があまり効いてなくて、『たぶんトップロープからやる技も風に流されなくて的確に当たるだろうな』という覚悟をもって、彼と闘います」
——最後の相手として、いま現在のトップであり、ふた回り以上若い選手（※天龍は65歳、オカダは27歳）を選んだ気持ちは？
天龍「これはあの〜、究極を言えば（笑）、“性格の問題”だと思います、僕のね。まあ、一番の取っ掛かりは、彼（オカダ）が天龍源一郎とか、昔のいろんなレスラーの名前を出して、『同じ時代じゃなくてよかったな』なんていうことを言われて。あのとき、たまたま現役だった俺が、『コイツは許せない』ってシャクにさわったから（対戦要求を）発したんですけど。その気持ちを正面から彼にぶつけたとき、彼も『じゃあ・・・』というふうに、まあイヤイヤだろうけどリングに上がって来たという心意気は買います。だから、昭和のプロレスを肌で感じる最後の彼自身のチャンスだと思いますし。俺自身も、いま“平成”とかって言われてるプロレスを感じて辞めて行けるというのは、レスラー冥利に尽きると思っています」
——勝敗という部分にはもちろんこだわる？
天龍「いや、もう当然ですし、俺もやりたいことをやって自分の気が済めばいいという部分もありますよ」
■天龍プロジェクト『天龍源一郎 最終興行〜天龍源一郎 引退〜革命終焉Revolution FINAL』
11月15日（日）13:00開場／15:00開始
東京・両国国技館
60分1本勝負
天龍源一郎vsオカダ・カズチカ
※この大会の詳細は天龍プロジェクトオフィシャルサイトにてご確認下さい。
※この大会の模様はBSスカパー！（BS241／プレミアムサービス585）で完全生中継されます。
【写真：山本正二】
