現地時間・8月22日、アメリカのニューヨーク州ブルックリンの野外野球場（MCU PARK）にて開催されたROHの「FIELD OF HONOR」に新日本プロレスから、オカダ・カズチカ、中邑真輔、後藤洋央紀、KUSHIDA、渡辺高章らが出場。今年5月に続き、メインカードの中でそれぞれが存在感を発揮した。
 
IWGPインターコンチネンタル王者・後藤洋央紀は今年の『G1 CLIMAX 25』公式リーグ戦（8.12後楽園）の再戦が実現。日本でも人気急上昇中の“アンブレイカブル”マイケル・エルガンとシングルで激突した。
　
これが、ROHマット初登場となった荒武者だが、日本と変わらぬ真っ向勝負でエルガンと対峙。最後は、昇天・改でエルガンに連勝してみせた。
　
新日本マットには、いまだ未来日の強豪であり、関係者の評価も高いブリスコ・ブラザース（マーク・ブリスコとジェイ・ブリスコ）は、復活したTIME SPLITTERS（KUSHIDA＆アレックス・シェリー）と対戦。ヘビータッグとジュニアタッグの組み合わせとなったが、階級を超えた好勝負を展開。最後は、ジェイが、ジェイ・ドリラーでシェリーから勝利した。
　
ついにIWGPヘビー級王者としてROHマットに再上陸した“レインメーカー”オカダ・カズチカは、“ミスター・ROH”ことロデリック・ストロングとシングルで対戦。
 
この試合は、大会ベストバウトの評価を得るスリリングな名勝負となり、ROHファンを熱狂させたが、最後はオカダが必殺のレインメーカーでキッチリと勝利を上げた。
 
メイン・イベントは、今年5月のROH遠征にて、各地で“異常人気”を獲得した中邑真輔が、ROHワールド＆ワールド・テレビジョン王者ジェイ・リーサルとタッグを結成。日本でもおなじみ、現IWGPジュニアタッグ王者のreDRAGON（カイル・オライリー＆ボビー・フィッシュ）と対戦。
 
リーサルがパートナーの中邑を意識するあまり、ギクシャクした展開も随所に見られたが、最後は中邑が腕十字でオライリーをキャッチしているあいだに、リーサルがリーサル・インジェクションで、フィッシュから快勝した。
 
なお、現在、アメリカにて武者修行中のWATANABEこと、渡辺高章は、ROHのセドリック・アレクサンダーと対戦。なんとSTOを決めて勝利。9月19日にサンアントニオで行われるROH世界TV王座の挑戦権を獲得し、ブルックリンの観客を驚かせた。
　
また、「ハイ・フライング・コンテスト」としてヤングバックス（マット& ニック・ジャクソン）、ACH ＆マット・サイダルvs　ザ・キングダム（マイケル・ベネット& マット・ターバンwith マリア・ケネリス）＆六本木ヴァイス（ロッキー・ロメロ& バレッタ）の8人タッグ戦が行われた。
　
試合は、来る9月に新日本プロレス初上陸が決定しているマット・サイダルが、ロッキー・ロメロにシューティングスタープレスで激勝。日本遠征に向けて、幸先のいい勝利を上げている。
 
 
■現地時間・8月22日
ROH「FIELD OF HONOR」
ニューヨーク州ブルックリン・MCU PARK
※試合時間不明
 
○WATANABE（STO）セドリック・アレクサンダー×
 
○マット・サイダル＆マット・ジャクソン＆ニック・ジャクソン＆ACH
（シューティングスタープレス）
マイケル・ベネット＆マット・ターバン＆バレッタ＆ロッキー・ロメロ×
　
○  後藤洋央紀（昇天・改）マイケル・エルガン×
 
○ジェイ・ブリスコ＆マーク・ブリスコ（ジェイ・ドリラー）KUSHIDA＆アレックス・シェリー×
 
○オカダ・カズチカ（レインメーカー）ロデリック・ストロング×
 
○ジェイ・リーサル＆中邑真輔（リーサル・インジェクション）カイル・オライリー＆ボビー・フィッシュ×