6月14日(日)初の試みとなるHOOTERSでの新日本プロレスのファンクラブ限定イベントが行われた。
■真壁「石井と俺は似たもん同士なんだよ」、後藤「連勝して中邑のイメージを塗り替える」
最初にNEVER無差別級王者・真壁刀義とIWGPインターコンチネンタル王者・後藤洋央紀選手が大歓声の中で登場!! この二人のトークからイベントはスタートした。
「短い時間ですけど、みなさんとの交流を深めていきたいと思います!」と真壁から乾杯の挨拶。
まず真壁はNEVERベルトに関して、「いろんな経緯もあったけど、いまはジワジワ実感が来ているね」と自信の表情。さらに、7.5大阪城ホールでの石井智宏戦に関しては、「石井と俺は似たもん同士というか、おたがいに遅咲きだし、あきらめきれねータイプだよな」と分析。「対策? そんなのないよな? スゲー試合して、防衛するだけだ」とキッパリ。
また後藤は「まだまだこのインターコンチのベルトは中邑(真輔)のイメージが強い。必ず連勝して、イメージを塗り替えることが先決。対策は……考えてはいますけど、いまここでは言えませんね」とニヤリ。
また、『Road to DOMINION』開幕戦の四日市大会に関して、「四日市といえば桑名の隣、地元みたいなもんです。先に地元に入って、調整しようかと思ってます」とコメントした。
さらに、出場が決定した『G1 CLIMAX』について、真壁は「まあ、何も変わらないけど、例年と違って、自分個人が忙しすぎるから、それほど気負ってない。例年はイライラしてるけど、いまは疲労度のほうが高けえから」とハードスケジュールに苦笑い。
「コンディションのキープとか、やることはやってっからさ。まあ、期待してくれよ」とヤル気を見せた。後藤も「体調管理とケガだけはシッカリ気をつけて、インターコンチのベルトを持って、G1に挑みたい」と語った。
また今回のイベントの舞台となったHOOTERSに関して、真壁は「じつは海外では一度、行ったことあるんだよ。そしたら、非常に健康的な格好をした女性がたくさんいて……。へ〜、こんなにセクシーな……いや健康的な店があるんだなって。それが日本にもあるってのは、うれしいよね(笑)」とコメント。
後藤も「ボクもTNAの遠征時にカナダで行ったことあるんですが、HOOTERの女性は、非常にエネルギッシュですし、健康的でね(笑)。見ているだけで、コッチも元気が出てきます!」と語った。
■KUSHIDA「大阪城は、真壁さんのNEVERや後藤さんのインターコンチ、すべての選手権の内容とも勝負です」
続いては、『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝者のKUSHIDA、そして『SUPER Jr.』エントリーの小松洋平が登場。
場内から「おめでと〜!」の声が鳴り響いたが、いざトークがスタート……と思いきや、まずは小松がトイレに駆け込む。さらにKUSHIDAも「すみません! ボクのスーパージュニアが爆発寸前なんで……」とトイレに向かう事態が発生。この日は、トイレがお客さんと共用だったため、ガマンしていた様子の両者だったが、これには場内大爆笑。
そんな中、まず小松が「SUPER Jr.」を振り返り、「自分的には、カイル・オライリー戦がよかったと思うんですけど、初戦の(獣神サンダー・)ライガー戦がとても評判がよかったですね」とコメント。
そして、優勝報告したKUSHIDAは、「試合の記憶がほとんどなくて、自分の気持ちと少し温度差があるんですけど、やっと実感も出てきました。オライリーに雪崩式の腕固め的な技をやられたあと、記憶が飛んでました。記憶があったら、もしかしてギブアップしていたかもしれない……」とギリギリの攻防を振り返った。
「また、相棒のアレックス・シェリーからも、『おめでとう』のメールが来てたんですけど、『このメールは急いで返さないでいいよ』という優しい言葉に甘えて、まだ返していないです(笑)」とコメント。これには、「そろそろ1週間経ちますよ!」と小松からツッコミが入った。
また7.5大阪城ホールでは、IWGPジュニア王者、ケニー・オメガへの挑戦が決まっているが、「怒られるかもしれないですが、真壁さんの持っているNEVER王座戦や後藤さんのインターコンチとの内容とも勝負ですよね。あの日、イチバンの試合をしたいと思います!」と野望を語った。
このあと、後藤がメインで勝利した時の万歳の場面で、後藤が「ご唱和願います!」と言ったときに、小松が必ず「いよっ!」と声をかけているという事実が判明。「ボクが『いよっ!』と言わないと、後藤さんは万歳しないですから(笑)」とコメント。
さらに抱負を聞かれた小松は「次は寮から出ることですね。今日は、新日本プロレスの手塚社長も来ているので、社長……いつボクを寮から出して頂けるんでしょうか?」と公開で質問すると、手塚社長は「え〜〜。がんばってください(笑)」と曖昧なコメントではぐらかされる一幕も。
■ミラノさん「『SUPER Jr.』優勝の神通力は一ヶ月くらいしか続かない」にKUSHIDAが衝撃!
このあと、スペシャルゲストとして、「SUPER Jr.」優勝経験者のミラノコレクションATさん、新日本プロレススタッフの井上亘が登場!! このサプライズには場内大声援!!
優勝者のKUSHIDAを祝った二人だったが、「あんまり言いたくないんですけど、決勝戦は、解説席で涙ぐんでしまいました。そのぐらい凄い試合だった」と告白したミラノさん。
さらに7.5大阪城のIWGPジュニア選手権に関しても「ここは獲ってもらわないとしょうがないですよね。そもそも、『SUPER Jr.』優勝の神通力は一ヶ月くらいしか続かないんですよ」とコメントすると、KUSHIDAは「え〜! それしか続かないんですか(笑)」と衝撃を受けた様子。
「たしかに『G1』もあるから、忘れられちゃいますよね……」と語ったKUSHIDA、ミラノさんから「だからこそ、ジュニアのベルトは取らないと!」とハッパをかけられた。
井上も「ケニー選手は強い王者ですけど、KUSHIDA選手も強いということを再確認した。なので、この試合にはとても興味を持っています。ただ、いまのKUSHIDA選手は試合内容が本当に素晴らしいですし、勝利への意欲もあるから大丈夫だと思います! 先を見据えてるし、実力もあるし……」と言葉を尽くして褒め称え続けると、「井上さん! プレッシャーがかかるから、やめてください!(苦笑)」とKUSHIDAが慌てるシーンも。
さらに、KUSHIDAは優勝戦のあと井上から控室でテイクケアしてもらい、記憶が飛んだことに関しても「プロレスラーらしいじゃない。勲章だよ」と優しい言葉をかけてもらったことに感謝を述べたが、井上は「いや、本当に凄い試合だったし、プロレスラーって控室だと倒れちゃうんですよ。その感覚が自分の中にも残っていたから、大丈夫かなと思って」とコメント。
さらにKUSHIDAは「SUPER Jr.」あるある、として「控室の井上さんの気合が入りがち」とコメントすると、井上が「それは……もう細胞がそうなっちゃってるんだよ(笑)」と語ると場内爆笑、
ミラノさんからも「SUPER Jr.優勝者あるあるだと思うんですけど、『優勝賞金何に使った?』と言われると一瞬、困ってしまうんですよ」とコメント。「ファンに向けて話すとき、『ブランド品を端から端まで買った』とか景気のいい言葉を言ったほうがいいのか、言わないほうがいいのか。迷ってると言葉に詰ましがちです(笑)」とKUSHIDAにアドバイス。
また『週刊プロレス』表紙になったKUSHIDAだが、「実家に帰ったら、母親が10冊も買ってありました(苦笑)。自分もコンビニとかキオスクで店員さんに顔が見えるように、アピールしたんですけど、気づいてもらえなかったですね」とコメント。
最後は、井上から、「これからもKUSHIDA選手には、ジュニアが表紙になるように、がんばってほしい!」と激励された。
このあと、真壁刀義、後藤洋央紀、KUSHIDA、小松洋平による、ファンとのサイン&撮影会が行われ大盛況。ファンからは、次期シリーズや、大阪城ホール大会、『G1』へ向けての激励の言葉が投げかけられていた。
最後は、KUSHIDAがマイクを握り、「本日、目の前で優勝報告できてうれしいです! 7.5大阪城ホール大会もタイトル戦がズラリと並んでます。自分もヘビー級に負けないように、ジュニアをさらに充実させていきたいので、来年の『SUPER Jr.』ともどもよろしくお願いします! そして真壁さん、後藤さんは、『G1』でベストバウト級の試合連発、もの凄い試合を見せてくれると思います!」と語ると、真壁は「ハードル上げるねぇ!」とニヤリ。イベントは大盛り上がりの中、終了した。
撮影/山本正二
■新日本プロレスファンクラブ入会はこちらから!
■『Road to DOMINION』
6月26日(金)18:30 三重・四日市市緑地公園第2体育館 ★チケット情報はコチラ!