5月18日(月)ハーフHP幡ヶ谷Gスタジオにて、“暴走キングコング”真壁刀義選手が、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』吹替えアフレコイベントをおこなった。
司会者の合図で、入場曲が流れる中、『MAD MAX×新日本プロレスコラボTシャツ』を着用し登場した真壁選手は、今作の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』について質問されると、「もの凄くこのカーチェイスというか、動き、音、その迫力が凄いんだよね。ほんとに会場に来て迫力を楽しんでもらいたい。俺、言っておくけど『マッドマックス』シリーズ全部見てるからね。それぐらい見飽きない、その迫力があるから、その感じで映画館に行ってもらいたい。これヤバいね」と今作の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を大絶賛。
その後、公開疑似アフレコが行われ、自信満々にアフレコを披露した真壁選手であったが、ディレクターの方から「ちょっと動きが足りない感じ。もっと暴走しないと“暴走キングコング”って感じはちょっとしない」と指摘が入ると、真壁選手はすぐさま「すいません」と頭を下げるなど、会場を笑いで盛り上げた。
そして公開疑似アフレコのあとには、囲み取材が行われ、以下のようにコメントした。
■質疑応答
——声優初挑戦でしたがいかがでしたか?
真壁「まぁ見てわかった通り、さっきからすげぇ注意されながらやってました。まぁでも楽しいっすね。ほんとに自分じゃない自分のような気もして、なんかデカい声で喋れるっていうか、セリフを言うっていうのは面白かったっすね。なんか僕らの世界ではなかったことなので、良かったですね。だからなんか新しい刺激で良かったっすね。しかもこの『マッドマックス』、俺、一番最初の『マッドマックス』から見てるから、今回どんなんだろうなって凄い期待感があったんだよね」
——実際ご覧になっていかがでしたか?
真壁「迫力が凄いね。音といい、映像といい、その迫力、カーチェイスなんかの迫力なんか凄いもんね。そんなのを見ると、やっぱ映画見てんなっていう感じするよね。良い映画を見てるなっていう感じがする」
——改めて今回真壁選手がアフレコした役柄についてご説明いただけますか?
真壁「役柄で言うと、要するに一番大ボスの息子で、悪い軍団の統率をとってるようなヤツで、まぁ(レクタス・エレクタスを演じているネイサン・ジョーンズは)元プロレスラーだけあって、体デカいヤツなんすけど、凶暴性、そういうところは出せたかなっていう気はしますね」
——真壁選手のアフレコは先ほどのところだけではないですよね?
真壁「アレで全部だったら俺じゃなくていいですよね(笑)。あのねぇ、一番難しいのは、セリフは感情入れればいいなと思うんすけど、うなり声とか難しいんですよ。やる力を込めるような『ウッ』っていう声と、やられるような『ア゛ッ』っていうような、似たようでちょっと違うんすよね。それがやっぱ、『あぁ、難しんだな』って改めて思ったんすね」
——格闘シーンもありましたが?
真壁「そうそう。それが凄い難しくて。(普段)うちの事務のヤツがいつもそばにいるのに、このアフレコの時だけ逃げやがって、この広い中に俺一人だよ。震えながらやってるんすけど、失敗するとあのモニターから(ディレクター)が見てるから、また怒声と罵声をボクはあびせられるんすよ。へへへ(笑)。まぁでも凄い緊張感の中でやらせてもらったんで面白かったですね」
——でも格闘シーンはプロレスをやってるので得意ではなかったですか?
真壁「まぁ得意っていうか慣れてますからね。慣れてるからここはこんな感じなんだろうなぁってのはすぐ出てくるんで、もうそれはそういうことですよ。それはできますよ。それだけでしたね」
——今回、ハリウッドデビューですよね?
真壁「まぁね。実際ハリウッドデビューは遅かれ早かれ、そういうことになるだろうなぁとボクは思ってましたね。まぁ実際俺がハリウッドに出る出ないよりも、周りがほっとかないと思うんすよね。それが今回如実に表れたなって気がするんで。オイ、マスコミ、静かにすんじぇねぇよコノヤロー。誰かツッコめよ。すげぇ寂しい感じじゃねぇかよ。テレビ見てる人なんて、『あぁ、この人ほんとにかわいそうな人だ』と思われるだろ。なんか言えよ、お前ら」
——でもほんとにハリウッドで通用しそうですよね。
真壁「いやいや。でもね、改めて異業種で凄い難しさを感じたよね。やっぱ凄いよ、ほんとに声優さん。俺たちプロレスラーって闘うけど、彼らは声優で闘うわけでしょ。いやぁ、難しいね。凄く難しい。その表現力っていうの? 凄い勉強になったよね。俺もリング上でさ、相手をディスるようなこと凄い得意だけど、それと似たようでやっぱ違うんだよね。やっぱ改めて映画の素晴らしさ、感じ取ったね」
——次パート2があったら、実写で出ちゃうっていうのはどうですか?
真壁「良かったら推薦してください。ほんとにチョイ役でいいんで」
——キャラクター的にいそうじゃないですか?
真壁「ボク、私生活も『マッドマックス』なんで(笑)」
——オファーがあったらどうします?
真壁「ほんとに是が非でも出たいので、是非ともご推薦宜しくお願いします」
——変な話ですが、声優とプロレス、どっちが難しいですか?
真壁「例えばプロレスの試合になるとさ、そのタイミングとかこっちがどんどん持ってくもんだから関係ねぇわけよ。だけどさ、この声優ってここだっていう待ってなきゃいけないでしょ? その部分を考えると、待たなきゃいけないっていうのがあるから。で待って瞬間的に爆発しなきゃいけないでしょ? それが凄い難しかったね。その映像のタイミングに合わせるっていうのが凄い難しかった。でもやっぱ声優さんって凄いね。改めて凄いなって思ったよね」
——今回スイーツを食べる場面はないですよね?
真壁「あるわけないよね。さっきの悪いヤツがスイーツ食うって絶対ないじゃん。あったらあったでそれは面白いんだけどさ」
——この声優の話が来たとき、正直どう思いましたか?
真壁「さっきも言ったけど、『とうとう来たな』と思ってね。これは試合休んででもいってやろうと思ってね。ただ試合がオフの時だったからしょうがねぇんだけどさ、もう最高だよね。俺としてはほんとに昔から見てる映画だから、『それの吹替えどうですか?』ってきたら、『とうとう来たな』って思ってね。もう嬉しくてしょうがなかった。もう嬉しくて、日記にも書こうと思ったね。ほんとにそれぐらい嬉しかった。もう最高だね」
——お父さん役が竹内力さんでしたが?
真壁「そうそうそう。実際さ、竹内力さんとか、AKIRAくん来て、一緒にやるのかなと思ってたんだよね。そしてここ来たらさ、俺ピンだったんだよね(笑)。まぁしょうがないんだけどさ。でもそれでも十分嬉しいよね」
——ご自身が吹替えされた映像はご覧になりましたか?
真壁「吹替えしてるところは見てないんだけど、1回これを見させてもらって、タイミングとかは考えたつもりなんだけど、まぁ成功してるかは乞うご期待ですよ」
——ではまだご自分で吹替えした映像は見てないということですね?
真壁「まだ見てない。だからどうなってるかね。まったく俺と違う声だったら、『あぁ、入れ替えたな』と(笑)」
——たまにあるみたいですからね。
真壁「マジかよ!? やめろよ。そういうのやめろよ」
——最後に今作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のPRをお願いします。
真壁「6月20日上映の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、これは“本物の映画”です。ほんとに凄い映画なんで見に来てください。これ最高ですよ、見てください。そしてなんとこの『マッドマックス』と新日本プロレスがコラボしたすげぇTシャツ、これがサークルKサンクスで映画前売り券とセットで売ってますんで、是非とも皆さん買ってください。最高です!」
- 2015.5.18
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