4月29日『レスリング火の国』熊本大会で、ついに石井智宏の持つNEVER無差別級王座に挑むことが決定した真壁刀義。後編は、王者の石井智宏について直撃!!
■『レスリング火の国』
4月29日(水・祝)17:00 熊本・グランメッセ熊本 ★対戦カードはコチラ!
※「ロイヤルシート」「ひな壇B」「ひな壇C」は完売いたしました。
※「アリーナA」は残り僅かとなりました。
■発端は、俺の体調不良。変な話、肩透かしを喰らってるのは石井のほうかもな?
——さて、真壁選手、4.29熊本大会でついに石井選手とのNEVER無差別級選手権試合が組まれました。
真壁 フフフ。いま思うのは、「ついに組まれたな」と、やっぱり「是が非でも取り戻してやる!」っていう。ただ、ベルトを取り戻すって言っても、アイツは俺から獲ったわけじゃねぇけどな(ニヤリ)。
——真壁選手がインフルエンザによる欠場で王座返上。本間朋晃選手との王座決定戦で、石井選手が再度、戴冠した格好ですね。
真壁 結局、この一連の流れの発端は、すべて俺の体調不良がモノを言ってるわけで。だから変な話、肩透かしを喰らってるのは石井のほうかもな? もちろんベルトを返上しなきゃいけなくなった俺自身もそうなんだけど。
——たしかにドラマの発端はそこですね。
真壁 正直、あの2月の頃の俺は、「インフルエンザにかかるべくしてかかった」って部分もあるかもしれねえ。そのへんは自分が一番わかってるから。結果的にベルトを返上させられたのもわかる。ただね、ここに来てグングン増してきたのは、石井に対する怒りの感情だね。それが一番出てきた。
■「俺に足りないモノは何か?」って考えたらさ、「ベルトに対しての執念」だったね
——『スッキリ!』をはじめとするバラエティ番組出演も、本来はベルトを持った状態でテレビに露出するのがベストな状態ですよね。
真壁 そうだよな? ただ、今回はそこまで俺の体力が続かなかった。俺の免疫力が続かなかったっていうか。
——ベルトを奪われて思ったことは?
真壁 やっぱり、「俺に足りないモノはなにか?」って考えたらさ、そこは「ベルトに対しての執念」だったね。執念が足りなかった。なぜかっていうと、東京ドームの前後っていうのは、「俺、ベルト獲って当然だな」って思ってた。「あたりめーだろ」って思ってたから。
——もともとは元IWGPヘビー王者、元「G1 CLIMAX」王者の真壁刀義がNEVER王座に下りてきたという経緯もありました。
真壁 ウン。だから正直、最初の頃は「このベルトにこだわる必要はねーな」と思ってたよ。だけど、そういう俺の“心構え”を見られたんだろうなって。
——ベルトに対する姿勢を天に問われた、というか。
真壁 そうだね。ただ、NEVERベルトを返上したことによって。俺は益々あのベルトが欲しくなったし、石井のヤローを引きずり下ろし、ねじ伏せて、ベルトを獲りてえと強く思った。だから、最近の石井のさ、俺への挑発の仕方とか、人間的に腹立ってきてよ。いまは最高にムカムカしてるんだよ。
■苦労をキレイごとにするのはおかしな話だけど、俺も石井も「咲かずして咲いた人間」じゃん?
——ただ、いまの新日本であそこまでバチバチやれるのは石井選手しかいない。真っ向勝負の相手として認めている?
真壁 そりゃ、どこかで認めてなかったら、俺も文句は言わねーよ。もちろん、試合では空気のように扱ってるよ? でもアイツの何がいいかって、アレじゃねーかな。俺は、苦労をキレイごとにするのはおかしな話だと思うけど、俺も石井もやっぱり「咲かずして咲いた人間」じゃん?
——ともにプロレス界を代表する苦労人同士というか。
真壁 キャリアを重ねても、なかなか花が咲かずにさ。そんな二人が時間を経て向かい合ってる。そんな人間だから持ってるモノってあるじゃんか。それがいま爆発してる感じだよな。
——石井選手の試合は「他の試合とは違う」っていう気持ちはありますか?
真壁 当然あるよね。そこは完全に意地だよな。他のヤツらはテクニカルだったり、いろんな技をリングでやるかもしれない。でも、俺らの場合は意地だよな。「お互いがお互いを否定する」って部分に根ざした試合。それしかないんじゃないの?
——AJスタイルズ選手や飯伏幸太選手などが、軽やかな動きで観客を惹きつける一方、真壁選手や石井選手のような感情がぶつかる試合も声援を集めています。
真壁 まあ、俺は、いまのプロレスを否定するわけじゃねーよ。否定するわけじゃねーけど、プロレスってのは身体能力を競うモンじゃねーんだよ。じゃあ何をリングで競うのか? “ここ”だよ、“ここ”(心臓を指差して)。
——ハートがすべてだと。
真壁 俺たちは生き様をさ、リングで競い合うんだろ? 気持ちを競うんだろって。それだと思うんだよ、間違いなく。だから「AJと飯伏、凄いですね」って話を聞いても、否定するわけじゃねーよ。「おお、がんばれよ」としか思わねーもん。嫌味でもなく、素直に「がんばれよ」としか思わねーんだ。逆に、俺との試合になったら、「そんな試合じゃねぇぞ」って思ってるから。そこは石井も同じだと思うよ。だからこそ、石井とやる時は、自然とバチバチになんだろうな。
■これがメインじゃなかったら許さねぇぞコノヤロ〜! ふざけんじゃねぇぞって話だよ
——しかし、今回のNEVER王座の再挑戦は是が非でも獲らないといけないシチュエーションですよね。
真壁 獲らなきゃダメだろうな? 獲らないと俺が完全否定されてることになるから。俺は否定されるのは好きじゃねー、否定する方としか思ってねぇから。
——今回は熊本でのタイトルマッチですが、この点に関してはいかがですか?
真壁 いや、メインだろって。これがメインじゃなかったら許さねぇぞコノヤロ〜〜! ふざけんじゃねぇぞって話だよな(後日、メインイベントで全カードが発表)。
——何度も石井選手とは対戦をされていますが、警戒する点はありますか?
真壁 警戒? 警戒なんかなんもねーよ。何を気にするかって言ったら、アイツの喰らいついてくる気持ちじゃねーの? それをねじ伏せるかどうかだよ。
——石井選手は常に肩に付けているサポーターに関しては、どのようにご覧になってますか。
真壁 いや、それは自分の中で、あれは石井なりの覚悟だと思ってるから。言い方悪いけどさ、ケガしてたんだったら、動けないんだったら、休めばいいだけ。でも、サポーターしてようがなんだろうが、リングに上がる以上はやってやるよって。それ以外、何も考えてない。
——それは石井選手も同じだと思いますが。
真壁 もちろん同じだろ。きっと同じようなこと考えてるよ。
——最後に、熊本のファンへメッセージをお願いします。
真壁 ここ数年、熊本のビッグマッチなんてやったことある? 記憶にないよね。まあ、熊本の連中に言いたいのはさ、今は熊本に住んでる連中の世代もいろいろ変わってると思うんだ。で、変な話、新日本プロレスでも世代はいろいろ変わってる。だから、今の新日本プロレスを見に来てもらいてーな。昔の名前の新日本プロレスを見るんではなくて、今の時代の新しい新日本プロレス、今のプロレス界のナンバーワンの団体を見に来てもらいたい。それで会場に来てくれたら、本物のプロレスを、俺がお見舞いしてやるから。
——よくわかりました。
真壁 でさ、俺のプロレスを見て、堪能して、喜んで帰ってくれたら、それだけでいいと思ってるから。要は、会場に来たオメーたちをシッカリ喜ばしてやっから、「4月29日は必ず見に来いよ!」ってことだよな。それだけだ!
4月28日(火)18:30 鹿児島・姶良市総合運動公園体育館 ★対戦カードはコチラ!
※「特別リングサイド」は完売致しました。「リングサイド」「指定席」は残り僅かとなりました。
4月30日(木) 18:30 大分・大分イベントホール
★対戦カードはコチラ!
5月1日(金)18:30 大分・大分イベントホール
★対戦カードはコチラ!
■『レスリング火の国』
4月29日(水・祝)17:00 熊本・グランメッセ熊本 ★対戦カードはコチラ!
※「ロイヤルシート」「ひな壇B」「ひな壇C」は完売いたしました。
※「アリーナA」は残り僅かとなりました。
■『レスリングどんたく2015』
5月3日(日)17:00 福岡・福岡国際センター ★対戦カードはコチラ!
■『NEW JAPAN ALIVE 2015』
5月5日(火・祝)18:00 香川・高松市総合体育館 第2競技場
★対戦カードはコチラ!
※「ロイヤルシート」は残り僅かとなりました。