いよいよ開幕目前!! 『バディファイトpresents G1CLIMAX24』にBブロックでエントリーされた真壁刀義に、現在の心境を直撃インタビュー!!

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■後藤？　アイツなんて『G1』に出たって出なくたって同じなんだからよ
 
——早速ですが、『G1CLIMAX　24』開幕戦（7.21札幌大会）で因縁の後藤選手と対戦が決定しました。率直なご感想をお願いします。
 
真壁　ほぉーって感じだな（ニヤリ）。
 
——いきなり初戦で、闘うことに関しては？
 
真壁　いんじゃねーの？　俺ってさ、いつも対戦が決まると、必ず相手を罵倒するのね。相手の生き方であったりとか。ただな。それにしても（後藤は）響かない。俺にはまったく響かねーよ！
 
——後藤選手には、まったく感じる部分がない？
 
真壁　ないね！（キッパリ）。例えば、ヤツは『G1』獲ったことがある、春の『NEW JAPAN CUP』を何べんも獲ったことがある。「……ほんで？」って感じだよな。
 
——実績がもう一つ、結びついて行っていない現状はありますね。
 
真壁　レスラーがタイトルを獲ってハクが付くのって、凄いことなんだよ？　でもそれって、もともとそのレスラー自身が凄いからなんだよね。じゃあ、タイトルを獲ってもハクが付かないってことは、「後藤さんよ、オメーが凄くねぇってことの証明なんだよ！」ってな。
　
——相変わらず、手厳しいですね。
 
真壁　ある程度のいい試合をしてる、ある程度のレベルの高さはある……。でも、「それだけなんだよ！」と。俺の言う凄いレスラーってのは、その範疇を平気で越えてくる。それが“本物”だからさ。「オメーと一緒にしてくれんなよ」って。
 
——おっしゃることはわかります。
 
真壁　ただし、横浜アリーナで俺の歯がイカれた試合もそうだし。最近はくすぶってる気持ちが出てきてるんじゃねぇの？　ヤツのジレンマというか。……でも、それを言ったら、俺なんか何年タイトル獲ってねぇんだって？　獲ってねぇけど、この団体で一番有名だろ？　一番世間で名前知れてるぜって。冗談じゃねーよ。会場行けば誰よりも一番歓声デカイぜって。それにプラスのテレビの効果だから。俺のレベルとアイツのレベルなんか、比べものにならねぇんだよ。
 
——それほどのレベルの違いがありますか
　
真壁　けして俺はヤツを叱咤激励してるわけじゃねぇんだよ！　こっから、埋もれるも埋もれねぇのもオメー次第。後藤のことなんて、別に何とも思ってねーし、眼中にないね。
 
——眼中にないとはいえ、報復はするということですか？
 
真壁　ククク。「オメーも、またアゴ使えねぇようにしてやっから覚悟しとけ！」って。「アゴ喰らうのも得意だけどよ、お前のアゴ喰らわすのも得意だから」って言っといて。
 
——後藤選手の2度目のアゴ負傷で『G1』欠場に追い込めれば報復になりますが……。
 
真壁　アイツなんて『G1』に出たって出なくたって同じなんだからよ。どうせ名前なんか上がんねぇんだから。いいじゃねぇか？　一回戦、北海道の地でめでたくよ、雪に埋もれておさらばだ！　まぁ、この時期、降ってねーか？（笑）。
 
■内藤はプロじゃねぇ！　アマチュア、……いやアマチュア以下だ！
 
——8月1日に後楽園ホールで対戦する内藤選手は？
 
真壁　内藤？　同じだな。何もない！　……言っとくけど、俺は会社がプッシュしてるヤツは大嫌いだから。自分の自己満足のためのレスリング？　それはアリだと思う。だけど、観客を巻き込めねぇレスラーは「意味ねぇ」「価値ねぇ」と思ってるからさ。しかも内藤は去年の『G1』獲ってるのに、だぜ？　優勝なんて、みんな忘れてるよ。これが本音だよな？　俺の本音であり、観客の本音だよ。
 
——たしかに印象的には薄まってきてますね。
 
真壁　それを忘れさせねぇのがプロだろ？　ってことは「おまえはプロじゃねぇ！　アマチュア、……いやアマチュア以下だ」ってことだよ。
 
——実際、ファンの反応はいまだに厳しいものがありますよね。
 
真壁　それがすべてだよ！　俺は、多少のブーイングはあってもいいと思うんだよ。だけど、もう何ヶ月、ブーイングくらってんだよって（苦笑）。いまだに、なんでかわかんねーのか？わかんねーんだったら、さっさと、辞めたほうがいいよ。
 
——内藤選手のファイトスタイルに関してはいいかがですか?
 
真壁　響かねぇんだよなー。あのファイトスタイル自体がまったく響かねぇ。スタイルそのものが。常に、「おもしろくねえ試合するな」って思ってるからさ。ジーニアス？　天才的な動き？　そういうの、どうでもいいわけ。一切興味がわかねーよ。
 
——なかなか残酷な判断ですね。
 
真壁　だろうね。だからヘンな話、内藤に対して歓声送ってる客に対しても、「バカだな、こいつら」って思ってるからさ。言いすぎ？　いや、構わねーよ。まぁ、ホントはヒールが言うことだろうけどさ（苦笑）。
 
■こちとら毎日お疲れだぜ？（苦笑）。オカダと違って、若くねぇから。こちとら毎日お疲れなんだよ？

——7月25日に山形で対戦する、前IWGP王者のオカダ・カズチカ選手はどうですか？
 
真壁　去年の『G1』以来、全然絡んでねーんだよな？　ただ、ヤツを倒せば、またチャンピオンシップの権利もらえるだろ？　まぁさ。ヘンな話、俺は25とか30前のヤングボーイじゃない。逆に言ったら、ある意味、「あとは落ちるだけ」と思ってるヤツも多いと思うんだよ。
 
——年齢的には、徐々にベテランの域に達していきますよね。
 
真壁　年齢的なことを考えたら、完全否定はできねーよ。ただし、客観的に見た事実を素直に呑み込めるほど、人間が出来てねぇ。でも、だからこそ見とけよって。やってやるからよ。いままで通り、テメーでチャンスを掘り起こすだけだ！　
 
——力づくでチャンスを引き寄せると。
 
真壁　オカダが「あんなオッチャン、相手にしねぇ」と言うんだったら構わねぇ。ただ、リングで現実を見せるのはこの俺ってこと。……たださ、コチトラ毎日お疲れだぜ？（苦笑）。オカダと違って、若くねぇから。こちとら毎日お疲れだよ？　死ぬほど練習やってさ、身体がきしむくらいやってんだからキツイよ。でも有意義な疲れだから心は落ち着いているよ。
 
——常にアクセル全開ですごしているという感じですか。
 
真壁　そうだな。ま、逆に言えば「おまえ（オカダ）は、俺の中ではいまだに三下。おまえを叩き潰せばチャンスが来る。その材料にすぎない」ってことだよな。
 
——では、警戒する相手ではない？
 
真壁　普通のいちレスラーとしか思ってねぇもん。逆に天山（広吉）とかのほうがは俺にはおっかない。何ふりかまわずやってくるだろ？　だから、「オカダのヤローも、せいぜいアグラでもかいてろよ」って。
 
■AJスタイルズは結構パーフェクトに近い。だからこそ、それを崩したくなる。
 
——横浜では、現IGWP王者のAJスタイルズ選手と対戦しますが、AJスタイルズ選手とは過去に大戦は？
 
真壁　ああ。俺はね、あのヤローも、もちろん徹底的にぐちゃぐちゃに、血祭りにあげてやろうと思ったんだけどさ。でもさ、ヤツとは一回もやったことねぇんだよな（苦笑）。全然絡みはないよ。しかも、恨みも何にもねぇしさ。それって、俺の原動力もないんだよ。とくに浮かばねぇんだよ。
 
——そのAJがBULLET CLUBにいることに関しては?
 
真壁　いんじゃねぇの？　逆に「おまえは別にどこでもいいんじゃねぇの？」とも思うけどな（ニヤリ）。それでもさ、あのヤローがIWGPを持ってんだろ？　だったら、引きずり下ろせばチャンスが回ってくる。次のIWGPに挑戦する通行手形になるんだったら、是が非でも獲りたいよね。
 
——実際、AJスタイルズの試合をご覧になってご感想は？
 
真壁　いいと思うよ。激しさを持ってる中にも、試合運びとかは非常に的確だよね。それは凄く感じるよ。他の選手って、激しさがあっても的確さがなかったり、的確さがなくて激しさがあるとか。普通は、どっちかなんだよ。でもアイツは結構パーフェクトに近い。だからこそ、それを崩したくなる。
 
——真壁選手がケンカファイトを仕掛けた時、どういう風に切り返していくかも楽しみですね。
 
真壁　たぶん、新日本に慣れてきたAJがさ、「あれ？　こんなヤツいるの？」って思うと思うんだ。その戸惑う瞬間がチャンスだろうな。
 
——他に気になる選手は？
 
真壁　どいつもめんどくせーよな、矢野通とか。鈴木みのるとかさぁ。あとカール・アンダーソンもいる。めんどくさいよ！　身体だけのヤツ、正攻法でくるヤツに負ける気はしねーよ。ただ、ある種のスニーキーさだったり、試合巧者には、いろいろ深読みもしないといけない。それにしてもなあ……。
 
——では気になると言えば、その3人ですか?
 
真壁　矢野も鈴木もめんどくせーのばっかじゃん！　ランス・アーチャーも、恐いには恐いんだよ。2メートル越えてるデッカイのが、あんな俊敏に動き回るんだぜ。俺は勝ってるけど、大一番で負けてる場合もあるんだよね。
 
■団子状態の新日本で、「いまこそ、俺様がいくときじゃねぇのかな？」って
 
——反対のAブロックで気になる選手はいますか?
 
真壁　気になるヤツ？　正直、いないよね。まぁ、自分のブロックに集中せざるを得ない気はするよ。ただし……。
　
気になる後編は
「団子状態の新日本で、いまこそ俺様がいくときじゃねぇのかな？　って」
「『G1』で東北に元気を与えたいね。だって俺の両親、東北人なんだよ？」
「アゴ？　行くしかないよね。でも正直、いまだに前歯がグラついてるとこもあるよ」

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