オカダ・カズチカ選手が6月7日(土)、大阪市阿倍野区の日本一高い超高層ビル、『あべのハルカス』において、同ビル内のスポーツ用品店『フィットネスショップ』の招きで開催された『桑原塾番外編』でトークショー&サイン会を行った。
大阪におけるオカダ選手の同種のイベントは、昨年9月、北区の阪急百貨店で行われたのに次いで2度目。サイン&撮影会に参加できるのは指定商品購入という条件付きながら、128人の新記録を達成。それまでの記録は棚橋弘至選手の78人を大幅に塗り替え、ここでも“カネの雨”を降らせた。
前回と異なるのは、IWGPヘビー級のベルトを持たずに参加したこと。それでも人気はまったく衰えず。凱旋帰国して2年半を迎えたが、オカダ選手は「だいぶ盛り上がってきたかなという感じですけど、まだまだですね。ベルトを手放して、これまではタイトルマッチ前の緊張感があるのが当たり前だったのに、それが最近のビッグマッチではなくなって変な感じ。“こんな落ち着いて試合していいのかな?”という気持ちがあります」と、むしろ王者でいないことが普通じゃないという思いが強いという。
「僕にとってIWGPのベルトは近かったですね。あのベルトは重たいだけに荷物が軽くなったのはありがたいですけど、それまで1年1カ月ベルトを巻いてリングに上がるのが当たり前だったんで、最近、ベルトがないんでそわそわしてしまいます」と違和感を感じてる。
とはいうものの、AJスタイルズにベルトを奪われてから2度の奪回のチャンスを逃した上に、6月21日(土)大阪『DOMINION』で組まれたのはタッグ対決。今後のスケジュールからすると、早くても奪回のチャンスが訪れるのは『G1 CLIMAX』後となるが、「AJに負けたんで、AJからベルトを取り返さないと意味がない」と“3度目の正直”を目指す。そのためには、『G1 CLIMAX』を制して挑戦権を獲得するのが最も手っ取り早い方法。
「AJに負けるとは思ってなかったし、すぐに取り返せると思ってました。闘ってみてわかったこともありますし、一言で“うまい”と言っても見てる人にはわかりにくいと思いますけど、一瞬の力の出し方がうまいですね。身長もそんなに高くないのに、一瞬で持ち上げたりとか。(3WAYも含めて)3回闘いましたけど、もっとやってみたいという気持ちもあるけど、苦手な部分もあるのかなと思いますね。こういう思いになったのは、(凱旋帰国してから)ほかにないですね。AJだけです」と苦手意識が芽生えていることを漏らした。それでも「AJは倒したい相手」と雪辱を誓う。
MCを担当した桑原弘樹塾長は、オカダ選手の『G1 CLIMAX』制覇、AJスタイルズからの王座奪回へ向けての秘策として効果的なサプリメントを紹介しただけでなく、その場で飲用させた。ちなみのそのサプリメントはほかに棚橋弘至選手が愛用しているとあって、桑原塾長は「G1の決勝はオカダvs棚橋で決まり!」とズバリ予想した。
健康サプリメントの基本ともいうべきプロテインは「究極の高タンパク低脂質の食品。女性が飲むと太っちゃうとか筋肉が作っていうのは誤解もいいところ。女性でダイエットするならプロテインを使うべき。朝ごはんをしっかり食べて、プラスしてプロテインを飲む。そしてそれ以外の食事を絞る。体はタンパク質でできている。だからタンパク質が足りないと、髪もパサパサになる、爪もペラペラになる、肌もカサカサになる。食事でタンパク質をとろうとしたら、一緒に脂質も体に入ってくる。だからプロテインは効率的。最近のプロテインはおいしくなってるから飲みやすい。髪も肌もつやつやになる」との桑原塾長の言葉にオカダ選手も同意して、“プロテインのすすめ”。
最後にオカダ選手は、「6月21日、『DOMINION』でしっかりAJに勝って、そのあと『G1』で大阪に来ます(8月3日)。その大阪でもしっかり勝って『G1』に優勝して、AJも倒して、また桑原さんとイベントやります。そのときまでに女性の方はプロテインを飲んで綺麗になっておいてください。男性の方には特にありません」のメッセージでイベントを締め括った。
その後、サイン会を行ったがすべてのファンに丁寧に対応したため予定時間をオーバー。随所にレインメーカー現象を巻き起こしてイベントを終えた。