5月3日『レスリングどんたく』福岡大会で、AJスタイルズとの防衛戦に挑むのが、“IWGPヘビー級王者”であり、“レインメーカー”オカダ・カズチカ。AJに「ヤングボーイ」と揶揄されたオカダの心中は? 直撃インタビュー!!
■スタイルズクラッシュに関していえば、自分が想像した以上のダメージ。「やっぱり本家は違うな」と。
——さて、オカダさん。5月3日の『レスリングどんたく』がいよいよ近づいてきましたね。
オカダ ハイ。もうすぐですね。
——まず今回の挑戦者・AJスタイルズについて聞きたいんですが。4月6日両国で乱入して、オカダ選手を急襲されてしまった。率直にあの時の気持ちは?
オカダ ま、気持ちってよりも、だいぶダメージがあったので。深く考えることが出来なかったっすね。でも、そのあとは「やってやろうじゃないか!」って感じでモチベーションは上がってますね。
——来るなら来いと。
オカダ ええ。ま、『NEW JAPAN CUP』も中邑さんがインターコンチ行って、対戦相手がいなかったですから。そのあとにAJスタイルズが来たと。AJが素晴らしいレスラーってのは知ってたんで。ま、「おもしろい相手が来てくれたかな」と。
——本物のスタイルズクラッシュを受けた衝撃度というのはいかがですか?
オカダ ん〜。ま、棚橋さんのも食らってますけど、体重の乗せ方が違うというか、シッカリ出来てましたね。「やっぱり本家は違うな」と。
——ただ、もしかしたら先に受けたことが、プラスに左右するかもわからないですね。「受けたら危ない」という意味で。
オカダ そうすね。スタイルズクラッシュに関していえば、自分が想像した以上のダメージでした。
——当然、レインメーカーとスタイルズクラッシュの攻めぎあいになる?
オカダ そうすね、ハイ。
——そのあと、AJがIWGP挑戦を表明したわけなんですけども、「オカダはヤングボーイだ」と言われて。
オカダ いまさら「ヤングボーイだ」って言われてもねぇ……。ま、昔はよく言われてましたよ。アメリカから新日本に戻ってきたときとかは。
——いま日本で言われることはさすがになさそうですね。
オカダ いまは誰もボクのこと、そんな風に見てる人いないですよね。だから、「久しぶりにそういう人が出てきたな」って。新鮮すね。「思ってればいいんじゃないかな」って感じですけど、ハイ。
——AJの“上から目線”が敗因になって、大やけどするかもしれないと。
オカダ 敗因ってよりもね……。そもそも両国のお客さんもね、「何言ってんだこの人?」みたいな感覚だったと思いますよ(ニヤリ)。
——なるほど。オカダさんがかつて遠征していた、TNA時代のAJの印象を聞きたいんですけど。
オカダ 昔は素直に「凄いなぁ」と思ったこともありましたけど、ボクがTNA行ってた頃は、落ち着いちゃったというか、トップでしたけど、正直、そこまでの輝きは放っていなかったイメージでしたね。
——あ、そうでしたか。実力的にはオカダ選手は認めている?
オカダ ええ。そこは認めてますね。AJはたしかに素晴らしい選手だと思いますよ。ホントに一つの技でもキッチリとキレイに魅せる、なおかつ技自体のダメージがある。「ボクに似てるような感じかな」と。
——棚橋選手もAJについては褒めていて、「技のオリジナリティが高く、身体能力も高い」と。で「カテゴリー的に飯伏選手・丸藤選手に近い」と言ってます。
オカダ ああ。ま、AJは、ホントに普通の技もシッカリ自分の独自の技のように見せるテクニックがあるというか。そのへん、たしかにオリジナリティは高いと思いますね。
——加えて、やっぱり身体能力も高いですか?
オカダ いや、身体能力はどうなんですかね。ま、ボクと比べたら……「けっこう頑張ってる」くらいじゃないですか(ニヤリ)。
■アメリカでどれだけ有名でも、新日本では知名度なさすぎです。ボクがAJの良さを十分に引き出したうえで、防衛するだけ。
——ではAJの実力は認めてはいるけど、脅威ではない?
オカダ そうすね。防衛戦としてはそれほど特別視してはいないです。1人の対戦相手としては「いい選手だな」と思いますけど。自分の防衛ロードの中の、一つの防衛戦って感じすかね。
——AJ選手は、BULLET CLUBとの合体も表明しました。その辺についてはどう思いますか?
オカダ フフフ。BULLET CLUBですか。いいですよ。もっとドンドンやってもらってもいいんじゃないすかね。せっかく新日本に来たんだし。このボクがAJというレスラーをシッカリとね。……正直、両国でもあんな感じの反応だったじゃないすか?
——ちょっとピンと来ていないお客さんも多かったですね。
オカダ でも、AJも『どんたく』でボクといい試合出来ればね。ちょっとはお客さんも覚えてくれんじゃないかなと(ニヤリ)。
——新日本マットでは、さすがに一日の長があるというか。
オカダ 彼がアメリカでどれだけ有名でも、新日本ではあまりにも知名度なさすぎるんでね。いいすよ。『どんたく』では、ボクがAJの良さを十分に引き出したうえで、防衛するだけです。
——逆にオカダさんが、AJの価値も上げてみせると。
オカダ そうすね。だから「一発目がボクで良かったんじゃないかな」って。正直、そんな気を付ける動きとかもないですし。ホントにAスタイルズクラッシュだけじゃないかなって。
——では最後になるんですけども、どんな試合になりそうですか?
オカダ AJがいくら「ヤングボーイだ」と思っても、自分は新日本でたくさんの先輩方を倒してきましたし、そう思ってるなら思っててもらってて構わない。ただね、コッチも『どんたく』メインは3年連続っすからね。
——たしかにそうですね。
オカダ なんで今年も例年のごとく、3年連続『どんたく』を締めたいと思います。今回は、もう外道さんもいいんじゃないですかね(ニヤリ)。今年はボクが一人でキッチリ締めたいと思います。
——では、今年も『どんたく』にカネの雨が…。
オカダ 間違いなく降ります。年を重ねるごとに、ドンドンお客さんも増えてるみたいじゃないですか。今年は、ひな壇も作るんですよね?
——ええ。観客動員という結果が、実績として残ってますから。
オカダ 今後は、さらにデカい会場に行かなきゃいけないかもしれない。そのためにはボクがもっともっとチャンピオンとして盛り上げていかなきゃいけないんでね。ま、期待してください。
■レスリングどんたく2014
5月3日(土)17:00 福岡・福岡国際センター
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