■プロレスリング・ノア『The Second Navig.2014』
2月22日(土)
東京・ディファ有明
観衆:1,600人(超満員)
●第7試合 60分1本勝負
GHCヘビー級選手権試合
<第21代王者>
○永田裕志
(25分01秒バックドロップホールド)
<挑戦者>
×KENTA
※永田が初防衛に成功
【試合経過】2月8日のノア後楽園ホール大会で森嶋猛を破り、第21代GHCヘビー級王者となった永田が、KENTAを相手に初防衛戦を敢行。大会開始前には、2月15日に急逝した仲田龍さんの追悼セレモニーが行なわれ、永田も参加した。
試合は静かな立ち上がりとなり、そこからKENTAがキック攻撃で先制。チンロックを極めたまま永田を無理やり白目にさせようとするなど、荒っぽく攻め立てて行く。
しかし、永田は場外戦で巻き返し、ミドルキック連射、カウンターフロントスープレックス、逆片エビ固めなどで猛攻。だが、串刺し攻撃を回避したKENTAが、カウンターニールキック、ジャンピングフロントハイキック、STFなどで追い討ちをかける。そして、永田の反撃を跳ね除け、ドラゴンスクリュー、スワンダイブミサイルキック、串刺しジャンピングニーアタックなどに繋ぐ。
KENTAの優勢は続き、ミサイルキック、串刺しニーアタック、串刺し低空ドロップキック、ダイビングフットスタンプ、パワースラム、変型DDTとラッシュ。だが、永田がカウンターエクスプロイダーで逆襲し、タイナー、垂直落下式ブレーンバスターで追撃。次のバックドロップは阻止されたものの、大☆中西ジャーマン(第1段階)、フロントハイキック、バックドロップで追撃する。
するとKENTAは、GAME OVERで巻き返して永田の動きを止め、後頭部へのランニングニーアタック、タイガースープレックスホールドで逆転。さらに、左右の張り手連打、強力な右の張り手連打で追い討ちをかけ、左右の側頭部へキックを叩き込む。
ここでKENTAはgo 2 sleepを繰り出すが、永田が両腕でブロックし、腕固めで逆襲。そして、サンダーデスドライバー、延髄斬り、カウンターの膝蹴り、バックドロップで猛攻をかけると、最後はバックドロップホールドで3カウント奪取。初防衛に成功した。
試合後、勝利者インタビューに応じた永田が、「オイ、ノアファンの皆さん、俺がベルトを持ってると面白い試合するだろ!? そろそろ素直に俺の力を認めたらどうなんだい?」「どうだ? このGHCのベルトが輝いてるだろ!?」などと観客を挑発し、大ブーイングを浴びる。
さらに永田は、「俺よりも強いと思うヤツは誰でもいいからかかって来いゼア!」と自信満々で言い切り、ノアファンの神経を逆なでするようにナガダンスを開始。
ところが、背後から杉浦貴が襲撃し、オリンピック予選スラムで永田をKO! そして、「オイオイオイ・・・! 神聖な緑のマットでヘンテコなダンス踊ってんじゃねぇよ、バカ!」と永田に罵声を浴びせると、「オイ、山田邦子! 今日は踊れねぇからな」とリングサイドで観戦中だったタレントの山田邦子さんまで挑発。
最後に杉浦は、「オイ! (3月8日)有明コロシアム、ベルト磨いとけ。以上」とだけ言い残し、永田にタイトル戦を突きつけた。
【写真:山本正二】