2月6日(木)新日本プロレス事務所にて、2月9日(日)広島大会で行われるIWGPインターコンチネンタル選手権、棚橋弘至vs中邑真輔の調印式が行われた。
なお、広島大会の全席種は完売。当日立見券が11時より販売される
■(挑戦者)中邑真輔のコメント
「ありがたいことにですね……、タイトル奪われてすぐさま対戦表明をしたところ、チャンピオンからの指名ということでタイトルマッチにありつけたというのは、非常にありがたいことと。なんすかね? その育て上げたインターコンチが奪われてしまったというものと、いろんな感情があるわけですね。あとは、歴史を変えただとか。ベルトを落としてみて初めて、『自分のやったことは非常に大きかったんだな』という実感もありますが。なんすかね。ゾワゾワするというか。前哨戦も3つ終えて、残すのはタイトルマッチのみ。『集中力高まってるんだろうな』って思ってます。タイトルマッチ、前回は2年以上棚橋弘至と闘っていなかったのに、今回は1月4日やって、またここでっていう感じなんで。前回とは次元が違うくらいの、まさにインターコンチって感じの試合になれば楽しいかなって思ってます」
■(王者)棚橋弘至のコメント
「第7代王者の棚橋弘至です。1月4日にベルトを獲って、約1か月。試合、イベント、すべてのところで、このインターコンチのベルトと一緒にやってきました。たしかにこのベルトは中邑が育て上げた。それは異論ないです。ただ、人の記憶ってのは、ときに曖昧で残酷で……。中邑がね、育て上げたベルトなんですけども、1か月巻き続けることによって、みんなの記憶が“棚橋=白いベルト”と徐々に変わってきている手ごたえはあります。ま、それはボク自身の黒いIWGPに関しても同じことが言えますけども。で、2月9日、広島。おかげさまでチケットのほうもかなりいいみたいなんで(座席券は完売)、過去最高の広島大会にしますし、1月4日東京ドーム大会の会見で、中邑が言った『この試合に命を懸けます』という言葉が響いたんで、2月9日、広島大会、今度はこの大会に俺がすべてを懸けます!」
■報道陣からの一問一答
——あらためて前回の1.4東京ドームの対戦を振り返って頂けますか?
中邑「そうすね。あの〜、自分自身に試合の中で、最高の環境なわけじゃないですか? 解放してしてして、100パーセントはもちろん出しているんですけど、それ以上の自分を求めてはいたんですけども、それが出なかったっていうと語弊もありますけど、自分の知らない自分を引き出すことができなかったのかな、というのが結論ですね。対戦相手としては、何度もやってる棚橋弘至。それこそ10回以上やってるんでしょうけど。どこかやっぱり違和感ではないんですが、自分の想定した、意識していた棚橋弘至、それ以上の棚橋弘至と闘った感覚はあったわけで。思い返せば。だから、次の試合となってくると自分が知っている100パーセント以上の自分を出していかないと、結果につながることはないのではないのかなと思ってますね」
棚橋「そうですね。あの〜、インターコンチネンタル、どういう色に染めていくか? とよく聞かれる質問なんですけど、今回が初防衛戦なんで、“棚橋=インターコンチ、白いベルト”を印象づけるチャンスなんで、東京ドームとはね、また毛色の違った、独自の防衛戦。なんかボクはIWGPのほうで防衛戦を重ねてますんで。自分の中で、いい意味でも悪い意味でも、セオリーというか型があるんですけど、そこをあえてブチ壊していきたいなと。そんな気持ちです」
——ドームとは全く違う試合になる?
棚橋「ま、クソ盛り上がれば、なんでもします!」
——いま“棚橋=白いベルト”が浸透してきた、と言ってましたが、中邑さんからはどう見えています?
中邑「べつに……なんだろな。自分は、あのベルトを凄く都合のいいものにも使ってきた。自由度が高いというか。かつ、もの凄く、あのベルトが自分を変えるような刺激を連れてきてくれると。だから、それは欲しいわけですよ。2013年以上の刺激を自分の身体に入れたいと思った時に、『やっぱり、あのベルトいるなぁ』と思っちゃうんすよね。だから、まだ棚橋選手、防衛戦やってないでしょ? だから、自分にしろ棚橋にしろ、このベルトで何かが変わる、というのは広島以降のことになると。自分もこの広島を起点として、今年というか自分の生き方の方向性を見出していかなきゃいけない、という意味では、簡単な言葉ではありますが“重要な一戦”なわけですよ」
棚橋「広島で、初防衛戦ですし、なんとこのあいだの東京ドーム大会で、対戦成績がまったくの五分になりました。初対決から9年ですかね? 常に勝敗で、中邑が前に行ってたんでね。9年目にして、はじめて勝ち越すチャンスなんで、そういった部分もあるし。この大会名にも謳われてますけど、『NEW BEGINNING』と。白いベルトは新しいステージに突入してますんで、新しい始まりにします!」
——中邑選手は、ここ最近の棚橋戦で、3連敗中という数字が残っているんですが、そのへんは気になる?
中邑「どうすかね? 数字にあまりこだわりを持たないんで、それを(棚橋が)こだわりを持っているかわからなかったですが、タイトルマッチにこぎつけるエサにしましたが。ホントは気にしなきゃいけないんすかね? 3連敗中? 対戦成績が五分? あの〜、わかります……。そういうモノが判断材料というか。見る側にとって、わかりやすい指標になるのはよくわかるんですけど。ただ、自分にとっては、一番生きている瞬間、いまが大事なので……気にしておりません」
——棚橋選手のほうは?
棚橋「そういった部分もね、含めて観たほうが、いろいろポイントポイントで試合を観てもらったほうがいいと思うんで。一つの提案です」
——今回、インターコンチが広島。IWGPが大阪という連戦のかたちになりますが、IWGP戦のほうは意識する?
中邑「もう“新しい価値観”がですね、生まれたわけです、インターコンチという。名前はね、インターコンチの前にIWGPの冠が付いてたりするので、いろんな方面で言われたりしますが。すでに『認められた』というわけじゃないですか? 広島のビッグマッチで、インターコンチがメインに持ってくるということはもう、“新しい価値観が生まれた”ということが認められた。かつ、それがもう実行に移されてるってことですから。言葉は簡単ですが、『新しい扉が開いた』『時代が来た』というぐらいとらえてもいいんじゃないかなと。ただ、ヘビーを意識するかどうかっていう部分では、モノが違うわけですよ。端的にどっちが凄いか? という部分で比べてもいいんですが、もうまったくモノが違うんで。この白いベルトの名の元に闘えば、そういう試合になればいいんじゃないですかね」
棚橋「ウン。え〜、新日本にとっても、中1日でビッグマッチが2日続くというのは、G1 CLIMAX以外のところでは初めて。なんで、これが一つ成功という風になれば、2014年攻めていく新日本の、本当にいいかたちのスタートが切れるんで、どっちもクソ盛り上げます! 以上です」
●カード情報
★完売御礼!! 2月9日(日)『THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA』の情報まとめページはこちら!
【大会情報】
・【なんと全席種が完売御礼!!】2月9日(日)広島サンプラザホール大会、当日券は、2階立見券のみ発売!!
【視聴方法】
・2月9日(日)広島大会を、CS放送「テレ朝チャンネル2」の「ワールドプロレスリングLIVE2014」で生中継!!
・2月9日広島! 2月11日(火・祝)大阪! 話題沸騰の大会をインターネットPPVで生配信!