• 2014.2.6
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オカダが後藤のアゴ破壊を予告! 柴田の存在も意に介さず! グレイシー戦ルール変更、 永田に桜庭が道着をプレゼント!!【2月11日大阪・調印式】

 2月6日、新日本プロレス事務所にて、2月11日大阪大会『THE NEW BEGINNING in OSAKA』の調印式&記者会見が行なわれた。
 
 IWGPヘビー級選手権試合の調印式には、王者のオカダ・カズチカ選手と挑戦者の後藤洋央紀選手が登場。それぞれ、この一戦に対する意気込みを語った。
 
 後藤選手は昨年8月に開催された『G1 CLIMAX 23』の棚橋弘至戦で、右アゴを骨折。約5ヶ月間の欠場となり、今年1月4日の東京ドーム大会で復帰。高校時代からの盟友である柴田勝頼選手との死闘を制し、その勢いでオカダ選手への挑戦を表明した。
 
【立会人】菅林直樹会長
 
■両選手のコメントと質疑応答
後藤「アゴの復帰からまだ5戦しかしていないですけど、非常に調子はいいですね。コンディションもバッチリなんで。あとは11日、オカダのベルトを奪って、完全復活を皆さんに証明したいと思います」
 
オカダ「ま、この(IWGPヘビー)ベルトを奪って完全復活と言ってますけど、このベルトに挑戦して来る時点で完全復活していて欲しかったなと。そんな完全復活もしてなく、病み上がりの後藤さんに、この業界最高峰のIWGPヘビーのベルトは、もう手の届かない所にありますんで。僕としては、普通のタイトルマッチになってしまうんで、後藤さんのアゴをしっかり破壊したいと思いますんで、救急車はあらかじめ呼んでおいて下さい」
 
——後藤選手、オカダ選手から“ベルトを獲って完全復活はおかしい”という発言がありましたが・・・。
後藤「(※質問をさえぎって)いや。あの〜、まあ、8月の『G1 CLIMAX』(2012年8月2日後楽園ホール)、それでオカダから勝ってますしね。だからやっぱり、(今回)勝つことで完全復活が証明できるんじゃないかな?ということですね。結果としてですよ。自分の中では絶好調ですし」
 
——「アゴを破壊する」という予告もありましたが?
後藤「そうですね。まあ、アゴに関しては、どこまで完治してるのか?ま、俺の中では完全に治ってるというふうに思ってますけども、まだプレートが入っている状態ではあるんで。『そのへんはちょっと警戒したいな』という思いはありますけど」
 
——逆にオカダ選手を破壊するという思いはありますか?
後藤「もちろんですよ。もちろんです」
 
——後藤選手はこれまでIWGP王座に6回挑戦し、すべて失敗。一方、後輩のオカダ選手はすでに2回の戴冠。この状況についてどう感じていますか?
後藤「そうですね。状況から見たら、やっぱりキツい立場というか。そういう状況なんですけども、復帰明けでこうやってタイトルマッチを組まれる。そういう会社からの期待というのも、自分は持っているので。『そのへんは応えなきゃいけないな』という思いですね」
 
——非常に自信に満ちた発言が多いのですが、今回の挑戦はいままでと違った感覚ですか?
後藤「まあ、無事にドームで柴田との激しい闘いを乗り越えられたというものが、凄く自信に繋がってますし。今回、その柴田がね、セコンドにもついてくれるって約束してもらってるんでね。そのへんは『物凄く心強いな』って思います」
 
——2月9日広島では柴田選手とのタッグもありますが、否定的な意見もあるようです。そのことについてどう思いますか?
後藤「はい。まあ、そういう声も、多々自分の耳には入ってるんですけども、全部、試合で黙らせたいと思います」
 
——柴田選手とのタッグについては、外からの意見は受け付けないという感じでしょうか?
後藤「そうですね。まわりから何と言われようが、自分の中では固まってますので。全部、試合で黙らせます」
 
——オカダ選手、いまの後藤選手の発言を聞いて、何か感じることはありますか?
オカダ「いえ。特にありません」
 
——前回の会見では、後藤選手との一戦を「ストレス解消」と切り捨てていましたが、その考えは変わらないですか?
オカダ「そうですね。前哨戦、3試合をして、(後藤は)特に何か変わったような感じもしませんでしたので。ま、ホントにそういう病み上がりだとか、完全復活だとか、そういうのに対して・・・ホントにこのベルトを軽く見ないでもらいたいというか。『それをしっかり、身体で、アゴでわかってもらおうかな』と思います。
 
——今回、柴田選手が後藤選手のセコンドを買って出て、いろいろアドバイスもしているようです。柴田選手といえば、昨年の『G1』で「オカダの弱点がわかった」という発言もしていますが、そういう情報を聞いてどう思いますか?
オカダ「柴田さんですか・・・!? そんなに凄い人なんですか、柴田さんて・・・!? そんな練習したり、話したりするだけで試合勝てる甘い世界ではないんで(苦笑)。それだったら僕は『外道さんに死ぬまで話を聞きたいな』と思いますよ」
 
——まったく問題にしていない?
オカダ「してないです(キッパリ)。(セコンドに)つこうが、つかなかろうが、別に気にはしないです」
 
——オカダ選手はそう言ってますが、後藤選手にとっては力強い存在ですか?
オカダ「そうですね。外道さんよりかは力強いですね」

■2月11日大阪、グレイシー戦が異種格闘技戦に!! 永田に桜庭が特注道着を無理やりプレゼント!!

2月6日(木)新日本プロレス事務所にて、2月11日(火・祝)大阪大会で行われる永田裕志&桜庭和志vsダニエル・グレイシー&ホーレス・グレイシーの1.4東京ドームのリマッチが「プロレスvs柔術 異種格闘技戦」として行われることが決定。この試合に関する会見が開かれた。
 
■菅林会長のコメント
「グレイシー側と協議をした結果、次のとおりのルールとなります。
・通常のプロレスルールに加えて
・オープンフィンガーグローブを着用してのパンチ攻撃は有効。
・チョークスリーパーおよび、道着着用の場合のみ、道着を使用しての絞め技は有効とする。

以上となります」
 
■桜庭和志のコメント
「え〜と。前回は、ヘンな感じで終わってしまったので、次は頑張りたいと思います」
 
■永田裕志のコメント
「いま決まったルールを聞きますと、向こうの要求をすべて飲み込んだルールとう感じで、道着を着て締めるのが、今回はOK? ということでさらに厳しい闘いになるな、という思いがあってですね。道着対策っていうのもなかなかうまくいっていない中、若干不安はありますが、そこはやっぱりプロレスはすべてのすべてのルールを飲み込むという気持ちのもと、大阪大会ではシッカリとフォール勝ちに持っていきたいと思います」
 
※ここで桜庭が立ち上がって。
 
桜庭「すんません。ボク、いま見てもらえればわかるんですけど、道着を作ってきたんですけど……。どうせなんで、永田さんのぶんも作ってもらったんで(笑)」
 
永田「あっ、そうなんすか?」
 
桜庭「どうせ……使えるモノは使ったほうがいいと思うんで(笑)」
 
永田「いや、俺はいいよ(笑)。というか、使えるモノも使えなくなっちゃうような……」
 
※ここで、桜庭が永田裕志バージョンの青い柔術着を披露。背中には、「ゼアッ」の文字も縫い付けてある素晴らしい仕上がり。
 
永田「おお、凄いね。っていうか、俺、コレ着てやって、大丈夫かな……? 柔道着とはちょっと感触が違うね。しかも黒帯?」
 
桜庭「一応、黒帯」
 
永田「黒帯……(笑)。俺、黒帯の実績、何もないけど」
 
桜庭「プロレス黒帯ってことで」
 
永田「俺、道着着るの、大学一年で柔道の授業受けて以来だなぁ……」
 
※なんとか道着を装着した永田。
 
——永田選手、試合では、この柔術着を着ての試合となるんでしょうか?
 
永田「どうしますかね。いや、でもコレで……」
 
桜庭「着ましょうよ! せっかく作ったんだから!(笑)」
 
永田「いやいや、でもコレで弱くなっちゃうと困るから。ま、掴みやすくはなるわな? レスリングと違ってね。ま、いろいろと桜庭選手に対策をレクチャーしてもらってやるしかないですね」
 
桜庭「ダメだったら、途中で脱げばいいです」
 
永田「あ、途中で脱ぐのもアリなんですね?」
 
桜庭「けっこう暑くなったりしたら……」
 
永田「暑い……。ま、寒い時期だから、まだいいかもしれないけど」
 
桜庭「もうトシなんで身体、あっためてから行かないと」
 
永田「身体あっためてね…」
 
■報道陣との一問一答
——ルールでは、「オープンフィンガーグローブを着用してのパンチ攻撃は有効」となっていますが、お二人は着けますか?
 
永田「たぶん、ボクは着けないと思います」
 
桜庭「ボクは着けるかもしれません」
 
永田「パンチより、ビンタとかエルボーとかが慣れているんで、付け焼刃でやるよりは、そっちのほうがいいと思います」
 
——やはり、柔術着を着ると動きは制限される?
 
桜庭「柔術もやったことあるんですけど、裸よりは制限される部分もありますけど、このあいだ向こうにやられた締めとかもできるし。捉え方によっては、有利にも使えるんで」
 
永田「桜庭選手だから、有利に使える気もしますけど……。頼みますよ、ちょっと! レクチャーしてくださいよ!」
 
桜庭「(道着の袖を掴んで)ちょびっと、こういうとこを掴んで締めればいいんですよ。それにレスリングの動きを混ぜれば、有利にいけると思います。こうやって掴めば、相手をコントロールできるんで」
 
永田「柔道の経験はもう昔だし……」
 
桜庭「ま、たぶん向こうのほうがうまいと思いますけどね!(笑)」
 
※報道陣・笑
 
永田「それじゃ元も子もないじゃない!? ……ま、道は険しいけど、笑いながら歩こうぜじゃないけど。思いっきり険しくなりましたけど、もうやるしかないすね。ここまで来たら!」

2月11日(火・祝)『THE NEW BEGINNING in OSAKA』の情報まとめページはこちら! 
 
■『THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA』
2月9日(日)15:00〜
広島・広島サンプラザホール

★チケット情報★カード情報
 
■『THE NEW BEGINNING in OSAKA』
2月11日(火・祝)17:00〜
大阪・大阪府立体育会館〜BODY MAKER コロシアム〜

★チケット情報★カード情報

【写真:山本正二】

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