いよいよ近づいてきた、1月4日(土)『バディファイトpresents WRESTLE KINGDOM 8 in東京ドーム』。新日本プロレス最大のクライマックスであるこの大会を前に、カウントダウンインタビューを敢行!! 第2回は“1.4ドーム連続出場記録男”永田裕志が登場!!
■“グレイシー・ハンター”桜庭は相手の手の内を知ってる。最高に心強いですよ!
──さて、永田さん。いよいよ1.4東京ドーム大会です。
永田 フフフ。また今年も近づいてきましたねぇ。
——今回、永田さんは、桜庭(和志)さんとタッグを結成し、グレイシー一族(ダニエル・グレイシー&ホーレス・グレイシー組)を迎え撃ちますが、いまのお気持ちは?
永田 もう、「やるしかないな!」って。ただ、ああいう、プロレスのリングでは未知数の人間と闘うのはひさしぶりですからね。
──しかも、あの桜庭(和志)さんと組んで、というところがミソですよね。
永田 ええ。てっきり最初は、「シングルかな」と思っていたら、桜庭が「俺も! 俺も!」ってことだったんで(笑)。でも、グレイシーについては俺なんかより、かつて“グレイシー・ハンター”と呼ばれてた桜庭のほうが全然手の内を知ってる。そういう意味では最高に心強いですよ!
──桜庭さんとはこれまでも対CHAOSなど、2度タッグを組んで試合をされていますが、コンビとしての手応えは?
永田 まあ、割と桜庭自身がプロレスに柔軟な気持ちを持ってるので、組んでいけば「どんどんいいカタチになっていくのかな?」って。
──そもそも今回の一戦は10月14日両国大会で、グレイシー一族が宣戦布告してきたことが発端となりました。
永田 ウン。俺の試合の直前、リングに上がって「グレイシーこそナンバー1」みたいなことを言ってたんでね。それが引っ掛かったのもあるし、コッチも桜庭に勝って気分がよかったのもあって、呼び出しましたけど……。
──そもそも永田さんはグレイシー柔術にはどういうイメージを持たれてますか?
永田 ルーツは日本にあるということで、ホント、古来から伝わる一つの大きな格闘文化だなと。一時期、総合格闘技界を完全に席巻した時期もありましたしたからね。……まぁ、この試合に関しては、いろんな声も聴きますけど、俺の知り合いでこのカードに興奮して、5万円のチケットを4枚買ってくれた人がいましたから!(ニヤリ)。
──それは素晴らしい! ただ未知数とはいえ、永田さんには、「どんなバックボーンの相手でも大丈夫」という安心感がありますよね。
永田 ええ。そこもオープンに受け入れすぎなのかも知れないけど(苦笑)。まあ、今回のグレイシーに関しては「この時代になぜ?」ってクエスチョンもつくと同時に、「でも、どういうものなのか見てみたい?」という声もあるんじゃないですかね。
■2003年の1.4ドームで、ジョシュ・バーネットとやったような期待と不安がありますよ
永田 いまの新日本は、格闘技色の強いものを排除したはずなのに、「なんでまたここで取り入れるのか?」と。そういうクエスチョンと、いまああいう連中が来て、どんな闘いになるのかっていう、どちらにしてもファンは興味深いと思いますよ。
──その迎撃担当に打ってつけなのが永田さんというか(笑)。
永田 ねぇ! そこだけ世代交代しないんだよな〜、この会社は(苦笑)。
──でも、ご自身のなかにも「俺しかいないだろう」というプライドがあるんじゃないですか?
永田 それはね。だって、歴代のIWGPヘビー級王者でそういうことができるのは俺か、もしくは(中邑)真輔、そのへんでしょう。闘いの幅という部分でね。
──この一戦に向けて、一番楽しみな部分は?
永田 楽しみというか、「どうすりゃいいんだ?」って部分が大きすぎて、余裕はまったくないですよ。だから、相手に合わせるより、今回は「コッチの世界に引きずりこもうかな」って。
──永田ワールドに引き込みますか!
永田 かつて、俺が格闘技色の強い選手と新日本で闘ったときは、相手の土壌にうまく乗りながら、プロレスとして成立させていた。でも、今回に関しては、もうおもいっきり引きずろうと考えてますよ(ニヤリ)。
──永田さんは、格闘技ブーム時代も体感されてきたわけですが、今回のようにグレイシーが新日本に上がるというので「時代が変わったな」と思う部分は?
永田 ああ……。それもあるし、彼らが両国のリングに上がったときに、会場から「誰だ?」って反応もあったので、「グレイシー自体を知らないファンも増えたんだな」って。でも、長いキャリアのファンからすると、グレイシーの末裔ということで、感慨深い人もいるでしょうし。
──もちろん話題性はバツグンですよね。
永田 まあ、こういう試合は、スウィングすれば盛り上がるし、しなければクソミソに言われそうだけど……(苦笑)。でも、プロレスに引き込むといった以上、全責任は俺にあるので。さらに桜庭がパートナーという部分で、ある意味で3対1の気分というかね。
──たしかに純粋なプロレスラーというのは、この中で永田さんだけですね。
永田 でも、桜庭は桜庭で、きっとなんかやってくれそうな気はしてますけどね。ただ、過去のドームでいえば、2003年の1.4のメインで、ジョシュ・バーネットとやったときのような期待と不安がありますよ。
──ジョシュもあのときがプロレスデビュー戦でしたし。
永田 そうそう。でもまあ、ジョシュはプロレス心があったというか、UWFのファンだったから。でも、グレイシーたちはそもそもプロレスってモノを観たことがあるのか? ないのか? そういう地点からですからね(笑)。
──そこを強引にプロレスの世界に引き込むわけですね。たしかに予測不能です。
永田 まあ、イチかバチかですけど、やってみる価値はあるんじゃないですかね。新春から、俺にしかできない闘いをしますよ。まぁ、期待していてください! ゼア!(敬礼ポーズで)。
『バディファイト presents WRESTLE KINGDOM 8 in東京ドーム』
2014年1月4日(土)17:00 東京・東京ドーム
●チケット情報 / ●全カード情報
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