『G1夏祭り2013』のメインイベントともいえる、夢のトークショウが実現!!
まず、棚橋弘至がおなじみのテーマに乗って登場、続いて小橋建太氏がテーマ曲に乗って登壇すると、場内は大歓声!! 「新日本プロレスさんのイベントに参加させてもらうのは、初めてですし、棚橋クンとのトーク、楽しみにしてきました」と挨拶した小橋氏。
じつは棚橋は「高校時代のアイドルは2人いて、1人は武藤さん、もう一人は小橋さん。自分の部屋にポスターはってありました」と告白した。小橋も「好きだと言ってくれる人いろいろはいますけど、アイドルと言ってくれる人はいない。ヘンにうれしかったね」と照れながら返答。
棚橋の印象に関して、小橋氏は「いまは推しも推されぬトップですけど、以前対戦したときから、非凡なものを感じました」「ただ、“逸材”と言い出したときに、『そういうこというんだ…』と驚いた」という小橋氏。「小橋さんが自分から“鉄人”と言うようなモノですよ。僕は常に自分発信ですから(笑)」と棚橋。
また、5月15日・日本武道館の小橋引退大会にも出場した棚橋だが、今年の2月の豆まきで一緒になったとき小橋から、直接オファーされたという裏話を披露。この引退大会での棚橋の試合に関して、小橋氏は「よかったですね。エアギターもしてくれましたから」とコメント。「試合後にビデオを見たときに、棚橋クンの試合を見て、『こういうことやったんだ…』と思いました」という言葉が出ると、若干うしろめたかったのか、必死におじぎして謝る棚橋だった。
さらに清野アナから「2人とも努力家というか。プロに入ってから、自分で地位を勝ち取った共通点がある」と指摘されると、棚橋は「どちらもスーパーベビーフェイスですから!」と堂々コメント。しかし、小橋氏は「棚橋クン…、恥ずかしいよ(笑)」と照れつつコメント。
その棚橋、本当はブーイングを浴びがちな側面もある。しかし、さすがに小橋氏は「ブーイングを浴びた経験は一度もないでしょう?」という質問に、「いやあります。全日本プロレス時代の『最強タッグ』、田上明&ハンセンvs小橋&秋山(準)組。あの試合はブーイングばかりでした。ファンは、田上さんに馬場さんの影を見ていたのかも」と推論した。
また、小橋氏は、「棚橋クンの試合には僕の試合に通じるものがあって、相手の技を全部、引き出して、自分の技で仕留める。受けの美学っていうのは、相手を引き出して勝つこと。そういうスタイルをやってる」「僕のファンの方に、『自分のあとを引き継いでいる選手は誰だと思う?』と聞いたら、ファンから棚橋クンという声が上がることが多い」と語り、“後継者”として認めている様子。
棚橋も「自分はヘビーでは小さいほうですけど、四天王プロレスのときから小橋さんは、自分の身をプロレスに捧げていた。身体はボロボロになったかもしれないけど、思いは確実にファンに伝わった。その姿勢を受け継いでいきたい」と真面目にコメントした。
また「一度は2人のシングルが見たかった」という清野アナだったが、小橋は「ただ、復帰は絶対しないです」とキッパリ返答。「試合は好きで見ますけど、闘うことはないです。練習はよくしますけど…でも、身体ぐらい動かすでしょう?(笑)」と語った。
さらに、このあと小橋は自ら、8月8日横浜大会の『G1 CLIMAX 23』に来場し、サムライTVの中継で解説することを明かした。(棚橋はランス・アーチャーと対戦)。
その『G1』に関して質問された棚橋は、「やっぱり、簡単にシンドい自分が想像できてしまいますね。暑さ、連戦、移動……ただ、“”生まれてこのかた疲れたことはないですから!」とおなじみの棚橋節を展開した。しかし、ここで、「えっ? 棚橋クン、疲れたことがないの? そうなの?」と小橋氏が驚きの対応をすると、場内は大爆笑!!
何度も驚いた小橋氏だったが、棚橋の意図を理解すると、「でも、そういうふうに言う気持ちはわかります。僕も(ジャイアント」馬場さんから、『プロレスラーは怪物であれ』と言われた。そうやって続けていると身体はボロボロになりました。でも後悔はまったくないですね!」と鉄人らしいプロレスラー哲学を披露。
そして『G1』への意気込みを聞かれた棚橋は、「今日の小橋さんとのイベントでまた気持ちが引き締まって、凄くいい刺激をもらいました。小橋さんにシッカリ報告できるように、さらっと『G1』優勝します!」と力強いコメント。
さらにトークの締めに、「棚橋さんの、いつもの“アレ”を小橋さんにもやってほしいんですが…」と聞いた清野アナに、小橋氏が「いや〜、じつはね一回、やってみたいなと思ってたんです!」と元気に答えると、場内は大盛り上がり。
逆に、棚橋は小橋氏から、試合中に小橋氏が決める“青春の握り拳”を受け継ぐことを了承してもらいつつ、、最後は、棚橋&小橋のゴールデンコンビによる「愛してま〜す!」で夢のトークを締めくくった。
撮影/山本正二
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