1.4東京ドームでIWGP世界ヘビー級王座を初戴冠。2月24日(土) 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーるにて、SANADAとのダイレクトリマッチでの初防衛戦も決定。
はたして、2024年の『NEW BEGININNG』を前に内藤哲也は何を思うのか?直撃ロングインタビュー!
※このインタビューは1月8日に収録。
撮影/山本正二
★以下、インタビュー序盤を無料公開!
■『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』
2月23日(金・祝) 15:30開場 17:00開始
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
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2月24日(土) 12:30開場 14:00開始
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
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■SANADAが長期間保持できたのは偶然じゃなくて、もちろん実力があるからだろうし、その点に関しては凄いなと
――内藤選手、IWGP世界ヘビー級王座獲得おめでとうございます! というより「大合唱、おめでとうございます」的なニュアンスの方が強いですけど……。
内藤 そうですね。今回はこのベルトを獲ることよりも、東京ドームで大合唱することが一番の目的でしたからね。
――4年越しの大合唱は、やはり格別でしたか?
内藤 ただ、やっぱり東京ドームでの大合唱って難しいですね。もう最初から、マイクでしゃべり始めた時の会場内の反響が凄すぎたので……。
――ああ、反響が。
内藤 じつはあの時、片耳を押さえてしゃべっているんですよ。何年か前にも東京ドームでマイクを持っているし、ある程度は予想していましたけど、凄くやりにくかったですね。ただ、あれだけの人数での大合唱は初めてだったんで、やっぱり気持ち良かったですよ。
――とにかく大合唱できて良かったです。それから、SANADA選手と改めてあの大舞台で闘ってみて、いちレスラーとしてはどんな印象をお持ちになりましたか?
内藤 いや、たとえ偶然にチャンピオンベルトを獲ることがあったとしても、偶然こんなに長期間保持することはできないですからね。実際に彼は初めて最高峰のベルトを4月に獲って、約9カ月間持っていた。俺、初めてIWGPヘビー級王座を獲った時は2カ月しか保持できなかったですから。彼が長期間保持できたのは偶然じゃなくて、もちろん実力があるからだろうし、その点に関しては凄いなと思いますよ。
■あの涙は、SANADAもいろいろ思うことがあったんでしょう。その真相はわからないですけど。
――過去、内藤選手は「この選手は試合をしていて楽しい」っていう感想を持つ選手が何人かいたと思いますけど、SANADA選手の場合、どうですか?
内藤 う〜ん。彼の闘い方は“そのタイプ”ではないですね。(ウィル・)オスプレイとかケニー(・オメガ)とか飯伏(幸太)とか、ああいう感じが、わりと「やってて楽しいな」と感じるんですけど、彼らとはまた種類が違うレスラーですよね。
――SANADA選手は、けっこう理詰めで来るタイプで、基本はレスリング主体の選手というか。
内藤 そうですね。だから俺にとってはどちらかと言うと、真ん中よりも“若干やりにくい方”にいる選手という感じですね。
――内藤グラフで判断するとそうなると。それから、試合後の大合唱前にEVIL選手が登場して、マイクを阻止。そこをSANADA選手が蹴散らしたじゃないですか? 奇しくも初期L・I・Jのメンバーが揃いましたけど、あの時のお気持ちは?
内藤 まず一番最初に思ったのは「あれ、KENTA選手じゃなかったのか」と。
――たしかに、今回もKENTA選手が来ると予想していた人は多かったと思います。
内藤 でも、終わってからよくよく考えたら、最初の頃のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのメンバーが東京ドームのメインイベントの舞台に立っているって、ちょっと感慨深かったですし、いまもですけど「凄いユニットなんだな」って改めて思いましたよ。まぁこれを日本に持ち帰ったのは俺なんですけどね(ニヤリ)。
――あそこで三者三様のドラマがあって。内藤選手が「グラシアス、SANADA」と言った時にSANADA選手は涙を見せました。あの涙はどう感じました?
内藤 言ってる時は「俺がマイクでしゃべるんだから早く帰ってくれよ」と思ってましたよ。たぶん、今回俺が思ったことと同じことを、去年の2月の東京ドームでは武藤選手が俺に思ってたでしょうね(笑)。
――武藤さんの気持ちがわかったと(笑)。
内藤 まあ、あの涙は、SANADAもいろいろ思うことがあったんでしょう。その真相はわからないですけど。
――あの場面、いったい何で泣いたのかがわからないところが、逆に良かったですね。
内藤 そこは聞いてみてくださいよ、本人も自分からは語らなさそうなんで。
――聞かないと真相は出てこないですよね。
内藤 でも、それじゃダメだと思うんですよね。実際にベルトを獲ってからの9カ月間、自分からは発信しないようなタイプでしたけど、今回はチャレンジャーという元の立場に戻ったんで、自分の思いであったり、この闘いにかける意気込みなんかを発信していってほしいですよ。
――東京ドームのあのシーンは一つの区切りとしては良かったんですけど、札幌での再戦が決まりましたから、ここでSANADA選手はもう一回試されるわけですよね。
内藤 東京ドームまではSANADAが初めてベルトを巻いたというトピックスはありましたけど、次に巻いたところで2回目ですからね。「じゃあ、1回目とは違う何かを見せられるの? いままでとは違うものを見せないといけないんじゃないの?」って思いますね。
――ただ、発信しろと言えば言うほど、SANADA選手は言わなくなるので……。
内藤 言いたくなかったら言わなくてもいいと思いますよ。ただ、このままだと、次も俺に負けてドンドンドンドン存在感が小さくなっていく未来しか、俺には見えないですけどね(ニヤリ)。
■バックステージに帰ってコメントを出し終わったあと、医務室直行で6針縫われました。
――今回初めて、IWGP世界ヘビー級のベルトを獲りましたけど……、正直そんなに思い入れはないですよね。
内藤 「そんなに」っていうよりも、思い入れゼロですね(キッパリ)。だって、このベルトが誕生する時に、最後まで抵抗していたのは俺ですから。俺が負けてしまったからできてしまったベルトですからね。
――最後までIWGPヘビーとインターコンチネンタル王座との統一に反対してましたよね。ただ、実際にベルトを持ってみていかがですか?
内藤 まだ獲って数日ですけど、いまのところはなんとも思わないし、ベルト自体に対しての思い入れは未だに湧いてこないですね。ただ、このベルトを持つことがメインイベント、新日本プロレスの最前線に立つのに必要なものであるならば、このまま保持し続けたいなとは思います。
――なるほど。ところで、目に青痰のようなものがありますけど、コレは試合中に切ったんですか?
内藤 ハイ。マブタの所ですね。一番最後のデスティーノを決めた時に、相手の頭がバウンドして跳ね返ってきたんですよ。バックステージに帰ってコメントを出し終わったあと、医務室直行で6針縫われました。
――東京ドームの医務室で6針!
内藤 「縫わない方法はありませんか?」っって聞いたんですけど、パックリっていうぐらい完全に開いちゃっていたんで、「これは、縫わないと無理だね」って言われまして……。
※無料公開はここまで!
※後編では、“悪い意味で”気になる新世代選手、棚橋弘至“新社長”就任にも言及!
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【2月2日(金)19時30分頃~】 “祝”IWGP世界ヘビー級王座獲得記念!三たび帰ってきた内藤哲也選手に『一問一答』配信決定!!
■『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』
2月23日(金・祝) 15:30開場 17:00開始
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
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2月24日(土) 12:30開場 14:00開始
北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる
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