いよいよ近づいてきた1.4東京ドーム決戦、そのメインイベントを飾るのは、棚橋弘至とオカダ・カズチカの頂上決戦だ。
第9試合60分1本勝負
ダブルメインイベントII IWGPヘビー級選手権試合
(第58代王者)棚橋弘至vsオカダ・カズチカ(挑戦者/G1 CLIMAX 22優勝者)
今年で、1.4東京ドームのメインイベントは3年連続となる棚橋弘至(2011年小島聡戦、2012年鈴木みのる)。だが、例年との大きな違いは、対戦相手が、いわゆる“外敵”ではなく、ユニットは違えど同じ新日本プロレス所属のレスラー、オカダ・カズチカという点だろう。この点だけとっても、現在の新日本の充実度がよくわかる。
いまでは考えられないことだが、対戦相手のオカダは、1年前の東京ドームでは、「おまえはまだ早い」とばかりに、場内から大ブーイングを浴びせられている。
たしかに、この時点では、“V11”を達成した棚橋の敵ではなかったが、昨年2月の大阪大会で、まさかの王座移動……。ある意味、“怪物”オカダを作ってしまった張本人が、棚橋といえるかもしれない。
そのあと、新王者となったオカダは恐るべき急成長をはたし、2度の防衛に成功。そして、6月の再戦では凄まじい激闘のはてに棚橋が再度、IWGP王座を奪還した。ただ、ここまでは、まだある意味、棚橋主導の物語だったといえるかもしれない。
しかし、オカダの勢いは王座を失っても、まったく収まることはなく、さらに加速していった。とくに真夏の最強決定戦・『G1 CLIMAX』では、初出場ながらリーグ戦の“中心”となり、史上最年少で初優勝をはたし、好勝負も連発。もはや“レインメーカー”現象といえるほど、その人気は大爆発、高値安定した。
今回、王者・棚橋が、ことあるごとに「今回ばかりは、負けられない」「負けたら、エース不要論が巻き起こるかもしれない」とかつてないほど危機感を強めているのは、現在のファンのオカダへの期待感、時代の流れをヒシヒシと感じるからだろう。
一方のオカダにしてみれば、心・技・体ともに大充実。いまや恐れるものは何もない。2012年の東京スポーツ「プロレス大賞」のMVPも最年少タイで獲得。この1.4東京ドーム大会という大舞台でIWGP王座を獲得すれば、若干25歳にして、すべての栄冠を手中にする。完全なオカダ時代が到来するだろう。
ブシロード体制となって迎える初の東京ドーム大会。かなりの観客動員が見込まれており、ファンの期待感は、最高潮。中邑真輔vs桜庭和志という“異物”な注目試合のあとに行われるこの試合は、現時点の“ザ・新日本プロレス”、新日本の集大成を見せてくれることは間違いない。
そして、棚橋vsオカダは過去2度とも、大阪で行われている。とくに超スリリングな展開となった6月の試合は2012年の東京スポーツ「プロレス大賞」のベストバウトを獲得!! 今回は、そのベストバウトが待望の東京初上陸となる。
はたして1月4日は、棚橋が時代を死守するか? それともオカダが新時代を創る記念日なのか? 歴史的な大会のメインイベントをキミも目撃せよ!
2013年1月4日(金)
東京・東京ドーム
15:30開場/17:00開始
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