「ケンカ、売りにきました…!!」。柴田勝頼、衝撃の新日本プロレス参戦表明から、5ヶ月。このケンカを真正面から買った男・真壁刀義は、因縁のシングル決着戦を前に、いま何を思うのか?
■第7試合30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ
真壁刀義vs柴田勝頼
——さて、真壁さん。東京ドームでの柴田勝頼戦が、いよいよ目前に近づいてきましたね?
真壁「ああ、もう待ったなしだよな? 待ったなしで、東京ドームの当日を待つだけ、いまはただそれだけだ」
——東京ドームの試合は、例年、大一番だと思いますが、今回はまた違った意気込みがありますか?
真壁「そうだな。あのヤローは、けしてオーソドックスなプロレスをやるタイプじゃねぇからよ。ヤツとやるなら、当然ケンカマッチだろ?」
——この展開は、持って来いというか、真壁刀義の真骨頂が見れそうですが?
真壁「もちろんだ。今回、求められてるのは、いい試合じゃねぇ……“スゲー試合”だろ? 叩き潰すプロレスを見せてやる。ただ、この俺からしたら、何も変わらねぇ。いつもどおりやるだけだ!」
——ここまで、柴田選手に関しては、タッグで2度当たり、乱闘も何度も繰り広げてきましたが?
真壁「俺は最初からずっと、“ただの豆柴”としか思ってねぇよ。それは、ここまで来ても変わらない! もちろん、昔はアイツと同じ釜のメシを食った仲間であり、切磋琢磨してた時期もあった。ただ、それはもう関係ねぇ! すべて過去のことだからな? いまアイツが新日本に“ケンカ売りに”来てるならば、こっちも望むところだ」
——ここまで、新日本にあがって来て、6戦やってきて、柴田勝頼の試合ぶりは変わってきましたか?
真壁「どうだろな? ヤツの主張はとくに変わってねーだろ。ただ、新日本で闘うことの厳しさ、そこはヤツも徐々にわかってきてるんじゃねーか?」
——今回の東京ドームは、近年にない動員、盛り上がりになりそうですが、この状況下で何を見せたいですか?
真壁「ま、やっぱり、プロレスの根本だよな? そこを見せてやるよ。それは何かっていうと、“綺麗に並べられた・技の見せ合いっこ”じゃねーんだ。(胸を叩いて)ここの闘いになってくんだろ? だから、今回は、どっちが先に叩き潰されるか? そういう試合を見せてやるよ」
——そういう意味で、柴田選手と真壁選手はどこかで通じ合う部分もある気がします。
真壁「そりゃあ、もとは同じ団体だったしな。でも、新日本を飛び出した時点で、戻ってくるときはケンカを売る……。そこは、飛び出した連中は誰でも同じだろ? ただ、そこをヤツが“初志貫徹”できるか、否か? ま、豆柴ごときが、“初志貫徹”したって、こっちはガンとして引かねぇし、俺流の貫き方を見せてやるけどよ」
——いま、この試合のことを考えるとワクワクしますか? それとも……?
真壁「ワクワクしながらも、同時に緊張感を持っているよな。豆柴をたたえるわけじゃねーけど、緊張感がとぎれた瞬間、勝負が決まってしまう試合だと思うから。俺なりの闘い方で、最後まで緊張感バリバリで行くからよ!」
——今回の東京ドーム、棚橋vsオカダ、中邑vs桜庭、とは違った色の試合を見せる?
真壁「ああ〜……だからよ、俺からしてみれば、トリプルメインにしろってことだろ! なんでそうじゃねぇんだ! そもそもヤツらの試合がダブルメインで、俺の上にある意味がわからねぇ! いまの新日本プロレスの最高潮の試合を見るなら、俺の試合だろって!」
——なるほど。最後に、柴田選手へのメッセージがあれば。
真壁「やっぱり、俺はプロレスラーだから。テメーは総合格闘技に行った人間だ。そして、このプロレスのリングに戻ってきたな? いいぜ、正面衝突だ! 俺は、何度だって、おまえのところにフルスロットルで突っ込んでいくからよ? 俺の技を存分に味わってみろ!! それだけだ!!」
※未就学児は無料です。
2013年1月4日(金)
東京・東京ドーム
15:30開場/17:00開始
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