11月6日、新日本プロレス事務所にて、11月11日大阪大会で行われるIWGP5大選手権の調印式が行われた。メインイベントのIWGPヘビー級選手権、そしてセミファイナルのIWGPインターコンチネンタル選手権の調印式では、早くも火花が飛び交った。
■IWGPヘビー級選手権・調印式
■挑戦者、高橋裕二郎のコメント
「コメント? そうだね、勝ちに……行きますよ! 人生かかってるんで!! ……あ、違う? アレかもっと“R指定”的なコメントほしいの? フフフ。わかったよ? やっぱさー、ウソはよくないよね、ウソは!! あの『愛してます』っていうのはさ、あれは完全にウソだよね? ね、家族とかさ、恋人が試合会場に来ているならわかるけど、初めて会ったようなさ、客をさ、愛せるわけないっしょ! ね? でもさー、客はその言葉を信じて、チケット代を払って、会場に来るわけだ。こういうのなんて言うか、知ってる? “サギ”!! 俗に言う……『愛してます』サギ? だからさ、俺がいままで散々リングの上で、マイクで彼のことを『チャラい、チャラい』と言ってきたけど、べつに見た目だけで『チャラい』って言ってるわけじゃないからね? それに比べて、俺なんて正直モンだよ〜。俺のキレイなオネェちゃんに対する“エロ”は本物だよ〜〜。……これマジ!!」
■王者、棚橋弘至のコメント
「今回のタイトルマッチに向けて、やってきた前哨戦。それは、いままでとは違った感覚を覚えました。ま、リング上もマイクもそうだし、“受け”に徹するしかない、という状況。これは棚橋という人間の罪なのか、罰なのか? わからないっすけど……。今回、いろんなモノを巻き込みすぎて、とくに家庭なんですけど。いまだに嫁さんに口きいてもらってないんで……。大阪で必ず防衛して、家に帰って、『ごめんなさい』といいます」
■ 報道陣との一問一答
——先ほども『愛してます』サギだとか、数々の暴言を言われてきましたが?
棚橋「う〜ん。ま、『愛してます』という言葉尻だけを拾ってね、いま言われましたけども、本当に会場に来てもらって、楽しんでもらって、来てくれたことに感謝することに、『愛してます』以上の言葉は、ないです」
——いまの言葉を聞いて、いかがですか?
高橋「あ?何が? 『愛してます』以上の言葉はない? ……どっちかだね? “愛”が先で“エロ”があとか。“エロ”が先で“愛”があとか? どっちかなんじゃない、人間って? おまえらさ、男はさ、“エロ”から入るだろ? “エロ”やってから“愛”だろ? そっちのほうが正しいっしょ? 男として!! どうなの? “愛”から入る? “愛”が先なんて、ありえないんだよ? “エロ”があって、“愛”があるんだよ。以上!!」
——あらためて、選手としては、おたがいをどう見ているのか?
高橋「……超えたいね? 彼はいま、新日本プロレスでエース? 看板選手? 会社がね、いま一番売り出している選手だよ。俺はさ、いい試合して、負ける気なんて、さらさらないから。俺はさ、彼がこの会社で一番いい位置にいるんだよ。そこのポジションを……俺は奪いたい!!」
棚橋「充分、裕二郎にも新日本プロレスのエースになる力量、そしていまの“R指定”といったイメージも充分インパクトがあると思います。これは、ホントにお世辞じゃなくて。ちょっとした変化でね、誰でもエースになる実力というのは、開花するから。ま、そういう評価ですね! あとは立派に育ったな、と。“R指定”として、これで俺も心おきなく、チャラ男をオサラバできる。なんか、ここ最近ね、チャラ男から家庭の匂いがしてきたら、もう潮時だと自分で思いましたね。ベルトは譲らないけど、後継者はシッカリ育っています」
■IWGPインターコンチネンタル選手権・調印式
■挑戦者、カール・アンダーソンのコメント
「これは、ボクのキャリアの中でも、最高に大きなチャンスだ。初めてのシングル王座への挑戦となる。これまでBadIntentionsでIWGPタッグ王者に君臨してきたが、今年、ジャイアント・バーナードがWWEに戻ったことで、自分の方向性をシングルプレイヤーに定めたんだ。NEW JAPAN CUPでは、ナカムラを倒し、タナハシと準決勝で闘った。G1では決勝まで勝ち残った。そして、ついにインターコンチネンタル王者への挑戦となる。もしインターコンチネンタルのベルトを獲った暁には、タナハシ、オカダ、ナカムラたち、新日本プロレスのトップクラスと完全に肩を並べることができる。今回のタイトルはそれくらい重要なので、全力でがんばりたいね」
■ 王者、中邑真輔のコメント
「現時点で、このインターコンチネンタルの価値……というよりも可能性でしょうね。可能性を知る選手、それがマシンガンだと思いますね。このベルトが持つ価値というか可能性の恩恵を最大限に受けるのも彼でしょうし。それを巻く実力も持ち合わせているんだろうな、と。それでこそチャレンジャーでしょう。今年に入って、3度目。たしか去年の『G1』が初対決だったと思いますが。この短いスパンで闘うことは、自分にとっては少し難しいな、という考え方がある。先シリーズでもほぼ毎日、何回も肌を合わせていましたが、やっぱり自分のやろうとすることはもの凄く読まれる、と。逆に自分が彼を読むこともできるんですが、ストレートで行ったほうがいいのか? 変化球で行ったほうがいいのか? っていう部分では、頭をよぎる部分でタイムラグができたりするんで。そういう意味では非常に難しい相手ですし。いままでにない闘いを求められるんでしょうが、現時点では、考えもまとまりきれていないかなと。まだ、このベルトでやりたいこと、刺激を求めるってことは、ベルトを守りきらないとできないんで。年の瀬も迫ってきてますし、ここは絶対に落とすことはできないな、と思ってます」
■ 報道陣との一問一答
——ふたりの共通点は、まだ若手の頃、LA道場時代の“旧友”、“盟友”であると思うんですが、その二人がタイトル戦を闘う感慨は、あるのか? ないのか?
アンダーソン「やはり、長いつきあいという部分では、感慨深い部分はあります。2006年にLA道場で知り合って、『おたがいに世界一になろう』と一緒に競い合ってきました。たがいに習いあったことも教えあったことも、鍛えあったこともあります。そういう関係を築いてきました。だから、二人はおたがいの手の内は熟知していると思います。そういう部分を踏まえて、大阪ではベストの闘い、そしてみなさんが、『あっ』と驚くような試合をお見せしたい。もちろん結果としては、自分が勝つ。最後は、そうなると思ってます」
中邑「そうすね。最初に会ったのは、2006年ですか? おたがいがおたがいに学びあったというのは、間違いではないでしょう……。ただ、今回の試合に限っては、自分も守るものがある。彼もノドから手が出るほどベルトがほしいでしょう。だから、そこにそういう感慨だとかは入れてはいけないんではないかな、と。それは試合になってみないとわからない。おたがいに顔面を殴りあうわけですから……」
★IWGP Jr.は飯伏幸太がまさかの乱入!ロメロ&コズロフがKUSHIDA&シェリーを激しく罵倒!【11・11大阪IWGP調印式】
■『POWER STRUGGLE』
11/11(日) 17:00 大阪・大阪府立体育会館〜BODY MAKER コロシアム〜
★チケットはコチラ!!
★全対戦カードはコチラ!!
配信地域:全世界(一部地域、日本を除く)