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11月2日（金）、都内にある青山学院大学で行われている『青山祭2012』にて開催された講演会に、新日本プロレスの中邑真輔が出演。学生たちを前に「過去、現在、未来」をテーマにトークを繰り広げた。
中邑にとって、青学は思い出深い母校。学祭を訪れるのは卒業してから初めてだったそうだが、「僕らの時はレスリング部は何もしなかったんですけど、さっきパンフレットを見ていたら、『パンケーキサンドを発売』って書いてありましたね（笑）」と様変わりぶりに驚いたようだ。
講演会の中ではまず「過去」について、プロレスを見るようになったきっかけや、青学に入った経緯、さらには学生時代の恋愛についてまで聞かれた中邑。司会者から、「デートコースとして、プロレスを観に行くのはありですか？」という質問にも、「自分が好きな物を紹介するのはいいと思います。血が出て怖いという女の子がいる？ 試合が怖ければ怖いほど、恋愛はうまくいくと思いますね。ホラー効果で（笑）」と持論を展開するなど、サービス精神が旺盛なところを見せつけた。
「現在」というテーマでは、最近の活動状況について。対戦相手や、髪型の秘密、独特のTシャツについてなど、様々な質問に丁寧に答えていった。また、なぜか木戸修についての質問も飛び、「木戸さんには、練習が終わるたびに『日焼けをしろ』って言われましたね。『実は俺は色白なんだ』って（笑）」と、マニアが喜びそうな情報も披露した。
最後の「未来」というテーマでは、「東京は刺激の多い街ですから。価値観を広げて、人生を厚くするためにも、自分の足で動いて、いろいろな物を見ることが役に立つ。いろんな物に興味を持ったほうがいいですね」と、学生たちにアドバイス。その後、それぞれにサインの入ったTシャツ、10周年DVD、カレンダーの抽選会も敢行。
さらに司会者に体の正中線を二本指で吹っ飛ばす方法や、鼻を押して相手のアゴを上げる方法を伝授すると、最後は学生たちの「一番すげえのは中邑真輔だ！」という掛け声をもらって、大盛況の講演会を締めくくった。
講演会後、「学生の初々しさに感動しましたね」と感想を語った中邑。「僕が1年生の頃に蝶野正洋さんが講演会やってましたね。あと、2001年にはDDTが学祭プロレスをやってました」と思い出すと、時が経って自身がゲストとして招かれたことについて、「自分としては光栄だと思いますね」と感慨深げに語った。
「勉強ももちろんだけど、価値観を広げて、行動力を身につけるのが大事だと思います。自分の価値観を行動によって色を付けていってほしいですね」と、最後に学生たちに向けてのアドバイスを改めて送った中邑。母校で後輩たちから若いエネルギーを吸収し、再び戦場へと足を向けていった。
