10月5日、新日本プロレス事務所にて、10月8日(月・祝)両国国技館大会のメインイベントで行われるIWGPヘビー級選手権、(王者)棚橋弘至vs鈴木みのる(挑戦者)の調印式が行われた。
■ (挑戦者)鈴木みのるのコメント
「ん〜……。ま、新日本プロレスも一時期はね、『もうダメだ』っていうところまで行ったけど、ここまでよく持ち直したよね? その持ち直した功労者の、現チャンピオンの棚橋……もうお疲れさんだろ? 一つの時代を終わらせるために、また、ここに、戻ってきた。両国で時代変わるぞ?」
■ (王者)棚橋弘至のコメント
「フー……。まぁ、神戸大会からの発言で。まぁ、独自の言い回しでね、あたかも自分が正しいように聞こえますけど、一個も俺には響いてないです」
鈴木「目ェ、そむけてるだけじゃねぇか?(笑)」
棚橋「……いいすか? 過去をひきずって、過去しか見ないヤツに未来は生きられないです。いつまでも過去の中で回ってたらいい。俺は、未来を生きていきますから。……とくに! プロレスごっこ発言、仮に、俺に言ったんじゃないとしても、そういうことを言ったヤツがいたんだとしても、いま、俺はプロレス界の象徴ですから。全部受け止めて、力で、ねじ伏せてやります!」
■ 報道陣との一問一答
——いまも話が出ましたが、神戸で鈴木選手が言った「プロレスごっこ」発言や、「昔のレスラーがいまのプロレスを揶揄してるのは、棚橋のせいじゃないか」といった部分について、あらためてご説明いただけますか?
鈴木「だってさ? 俺に負けたヤツと俺に負けたヤツがいったい何を争うんだよ? 仮にもチャンピオンシップという名前が付いているんだ。“王”という名をかけて闘ってるんだ。たいして強くねぇヤツとたいして強くねぇヤツが試合してるのは、王とは言わねーんだ。だからよ、学校の休み時間にとなりのクラスのヤツとやってるプロレスごっことなんら変わらねーじゃねぇか?
それに過去は関係ない? 未来をいきる? 素晴らしい言葉だよな? 俺は違うぞ? 過去は踏み越えていくぞ。踏んづけて、その上で立つぞ? 未来は未来の人間しか作れねー。逆にいまはいまの人間しか作れねー。だから、俺が言ってることを過去の人間の言葉を使って、自分を挑発しているぐらいしか、思ってないんだろ? だから、おまえは限界だって言うんだ! おまえの言葉じゃあ、世間に届かねーよ。いま、プロレスが『もうプロレスなんて』と世の中の人に言われて、そこがまた変わってきた。だから、おまえの座ってる王座、明け渡せ! おまえじゃ無理だ! おまえに一つでも目をそむけるものがあるんだったら、そんなヤツのことは“王”とは呼ばねーよ!」
——いまの発言について、いかがですか?
棚橋「ま、一個も響かないっすね。俺は、プロレスをまっとうした方の意見は聞きますけど、小林邦昭さんのアドバイスだったら、すぐ聞きます。……ただ、それ以外の人間、とやかく言っている人間、俺はただムカついてますから。以上です」
鈴木「フフッ。返す言葉がないそうです!」
棚橋「受身とってから言えよ?」
鈴木「……おまえらもよ、コイツもそうだけどよ、受身がどうのこうので勝手に盛り上げてんじゃねーよ? オイ、受身ってよ、そのまえに一回やられてるってことだぞ? 受身がうまいとかよ、受身がキレイとかよ、受身がちゃんとしてるとこよ、そんなことはどうでもいーんだよ。あるのはよ、相手をブチのめすってことだろ?」
棚橋「世界で通用しないとプロレスとは言えないっす。日本で認められても世界に出たらダメです。それじゃあ、なんとも、ならないっすね?」
鈴木「ま、それもこれもすべて、強ければな? どんな屁理屈並べたって、弱いヤツは一個も前には進めない。おまえみたいに? ……俺は、おまえがエアギターを弾こうが、おまえが愛されようが構わないと思う。だけど、弱いんだ。二番目以下なんだ。だから、うしろに下がれ。俺の言いたいのは、そういうことだ。……こういうこと言うとよ、いろんな取材のヤツが『それを証明する闘いですね』とか言われてきた。証明じゃねーよ。もう結果は出てんだから。 悪いが、俺はどんな手を使っても、コイツを引きずり下ろすぞ? どかずぞ? コイツの持っているものむしりとるぞ? 俺はべつに新日本プロレスだとか、現代のなんとかプロレスだとか、そんなものはどうでもいい。俺がプロレスだ。俺がやってきたものこそがプロレスだ。だから、それは俺の持つべきものだ。……だから、よこせ」
棚橋「ま、俺のほうがプロレスですけどね?」
★このあと、調印式、さらに記念撮影のあと、ツーショットを撮る場面で、鈴木が棚橋を挑発!
鈴木「オイ、もう(ベルト)おろせ? おろせよ。この“プロレスごっこ”ヤローが?」
棚橋「そんだけ? そんだけか?」
鈴木「そんだけじゃねーよ。よこせ!」
棚橋「(ベルト)触るんじゃねーよ、コラァ!」
鈴木「なんだ、やんのかコラ!」
棚橋「写真なんか撮れねーよ! おまえ、力でわからせてやっから!」
鈴木「やってみろ! やってみろよ!」
棚橋「やってやるよ!」
※ ここで棚橋は退室。
鈴木「……ということだ。おまえら見ておけよ? すべて変わるから。両国、これがプロレスだ。見せてやるよ?」
撮影/山本正二
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■『KING OF PRO-WRESTRING』
10月8日(月・祝)17:00
東京・両国国技館
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