——さて、神戸大会の試合後には、真壁刀義選手が、マイクを持って挑発しましたが?
柴田 あんな長いセリフをね、どういう顔して考えたのかな……って(笑)。
桜庭 あのセリフはねぇ……どっかで聞いたことあるようなセリフなんで(苦笑)。
柴田 どこで練習して、どこで考えて、その考えてる顔を想像しちゃいましたね。「お風呂場で考えたのかな?」とか。
——「枯れ散らかした桜庭さんよ? そしてオイ! 柴犬! 間違えた。豆柴だ」というマイクでしたけど。
桜庭 どっかで聞いたような感じなんだよね?(笑)。
柴田 凄い……拍手しようかな、と思ったぐらい。長いセリフを噛まずに言えて、たいしたもんですよ。
——ただ、真壁選手は、柴田さんにとって新日本時代の先輩ですよね?
柴田 そうですね。自分の一個上の先輩ですから。ただ……なんか風貌が、だいぶ変わっちゃったな、と(笑)。昔は、新日本のストロングスタイルにこだわっていた人なのに。エラい変わってしまったな、と。……まぁ、相手は誰でもいいんですよね。選手に魅力がある、というよりは、自分らがタッグをやりたくて、来ているという感じなんで。
——ただ、新日本の中でも、“ザ・プロレスラー”って感じの選手ですよね。桜庭選手は、真壁選手と間近で相対して、いかがでした?
桜庭 「あっ、金髪だ!」と(笑)。「頭突きブチかましてやろうかな?」と思いましたけど、それは人としていかがなものかなって。……ま、ホントに、聞いたことのあるようなセリフだったんで、「もっと気の利いた別の言い方ないのかな?」と違う意味でイラッと来ましたけど。
柴田 次、もっと期待してね(笑)。どんなセリフを言ってくるかなって、期待してますよ。
桜庭 フフフ。もうちょっと、色付けてほしいなって(笑)。
——ただ、桜庭選手がリング上で、にらみ合うというのは、総合時代も含めて、けっこう珍しいシーンだったと思うんですけど。
桜庭 ああ〜。ま、そのあと、すぐマイクはスカしましたし。ただ、ああやって来たから、行っといたほうがいいのかな、と。
——試合後には、「身体が大きいな」ともおっしゃってましたね。真壁選手はかなりパンプアップしていますけど。
桜庭 あれ、腕立て伏せして出て来たんですかね?(笑)。ま、べつに僕らは体重は重くないですけど、130キロまでくらいだったら、普通にジャーマンとかできますし。練習でも持ち上げるのは、力じゃなく、タイミングなんで、お腹にのっけちゃえば、130キロだったら、どうにもなるんですよ。
★桜庭&柴田が、棚橋、中邑、後藤にも言及!! 後編に続く!!
撮影/山本正二、撮影協力/Laughter7
■『KING OF PRO-WRESTRING』
10月8日(月・祝)17:00
東京・両国国技館
★チケット情報はコチラ!!
★全カード情報はコチラ!!