• 2012.10.5
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「新日本が、こんなことやってていいのかなって」“異物なふたり”桜庭&柴田に直撃インタビュー(前編)

 8月12日『G1 CLIMAX』決勝戦で、両国のリングで突然現れたのが、“総合格闘技の英雄”桜庭和志と“元新日本プロレス”柴田勝頼。
 
 この2人が、9月23日、神戸のリングで新日本マットに上陸!! 井上亘&高橋広夢になんと3分3秒で圧勝!! 10.8両国大会では、真壁刀義&井上亘との第2ラウンドが決定しているが、この“異物なふたり”は何を考え、新日本に参戦してきたのか? その真相を聞く、新日本プロレス・オフィシャル初の直撃インタビュー(前編)!!
 
■  「井上亘は、角刈りにして、黒い三角パンツに戻ったほうがいい」(柴田)
  
——お二人は、新日本プロレスのホームページで初登場になりますので、あらためて、いままでのメディアでお話されたような部分も含めてうかがえれば、と。まずは、先日の9月23日神戸大会の井上亘&高橋広夢戦の感想からうかがいたいんですが。
  
柴田 感想……よくわかんないですけど、アレっすね。自分がいた頃とか、自分が思っていた新日本の空間とは違うなって。会場にいたファン層、客層も違いましたね。
  
——桜庭選手はUWFインターナショナル以来の新日本プロレスだったと思いますが?
  
桜庭 ん〜、とくにはないですけど。「アレ、意外にリングの中が狭いな?」とは感じましたね。総合のリングに比べると。
 
——やっぱり、リングが狭いとやりづらいですか?
 
桜庭 ルールでエスケープがあるんで、狭いと手とか足を伸ばせば、逃げられちゃうんで。「めんどくさいな」というのはありますね。金網とかと比べたら、かなり広さが違うんで。「この中で、極めるにはどうすりゃいいんだろう?」と。
 
柴田 やっぱり、自分もいろんなリングを踏んできましたけど、感触は違いますよね。
 
——桜庭選手と違って、柴田選手は、もともと新日本でデビューされてるわけですけど、戻ってきた、という感慨は?
 
柴田 う〜ん。「戻ってきた、という感慨はホントに捨てないといけないな」とは思いました。今回、神戸に行ってみて。
 
——その試合に関して、桜庭選手は、試合後に高橋選手を認める発言もありました。
 
桜庭 なんか若いわりには、あの選手、ヤル気が見えていい選手だったとは思います。
 
柴田 ……ただ、自分が新日本出身という意味で見ると、「だいぶ変わったな」と。なんか軽いんですよね、一発一発が。だから、これは新日本の“ゆとり教育”が行き届いているんだな、と。
 
——“ゆとり教育”ですか…。
 
柴田 一番下の人間が勢いがあるのはいいんですけど、自分たちに「アイツら!」とか、ケンカ越しの姿勢で来てるハズなのに、リングでは表情がひきつってたんで。「相当、ビビってたんだな」とは思うんですよ。
 
——事前に、高橋選手は「自分はプロレスでケンカするだけ」といってましたね。
 
柴田 そこが響いてこなかったすね。そういう意味で、自分の言った言葉に、責任を持って闘ってほしいな、と。言うだけ言うってのは、ウソなんで。自分が本当に思っていることを言って、実行していないというか。そことリング上のギャップを凄く感じたんですよね。響いてこねぇなぁ、と。「これでいいのかな?」って。
 
——桜庭選手は、Uインター時代に闘っていた時代のヤングライオンとの違いは感じた?
 
桜庭 わかりません……(笑)。まぁ、勢いはよかったけど、口の聞き方は少し気をつけたほうがいいんじゃないのかなって。まだ、彼は25歳ぐらいでしたっけ?
 
——まだ22歳ですね。
 
桜庭 えーっ、22歳!? ……それはやっぱりコッチもカチンと来ますよね。
 
柴田 あと、自分は井上亘と同期なんですけど、試合ではなにもしてないというか。いろいろ言ってるわりにね。「立派なサラリーマンレスラーになられたなぁ」という感じがして残念。次の両国も当たるんですよね? 「おい、ホントに大丈夫?」って。
 
——実際に試合はしていないですけど、リングでひさびさに向かい合ってみて、どうでした?
 
柴田 いや、ホントに熱い気持ちが何も伝わってこないというか……。彼はね、角刈りにして、黒い三角パンツに戻ったほうがいいですよ。昔に戻って、初心に戻ったほうがいい。

——桜庭選手も、井上選手とは、試合後は激しくにらみ合ってましたけど。

桜庭 いや、場外だったんで、とくには。ああ、場外でやりあってたら、(井上選手が)カメラのケーブルに足をひっかけてましたけど……(笑)。
 
柴田 ハハハハ! 
 
桜庭 ちょっと、そこは気になりましたよね(笑)。
 
柴田 気になりますよね。「大丈夫か!」と。
  
■「昔、僕らが観ていた頃の新日本に比べると、殺気立った部分は足りないかな、と」(桜庭)
 
——あらためて、うかがいたいんですけど、今回、お二人は総合格闘技からプロレスに戻ってきた。いろんな意見はありますけど、「プロレスがやりたかった」ということでいいんですか?
 
柴田 ここなんですよ、重要なのは。自分的には、「戻ってきて」やるようなプロレスはやるつもりはなくて。昨年末に、偶然に桜庭さんとタッグマッチをやる機会があって。そのとき、偶然だったんですけど、「アレ、おもしろいな?」と。格闘技やプロレスといったジャンルを超えて、「二人で新しいものを生み出せる」という感覚があったんで、「やってみよう!」と。そこが始まりですね。そこから、まだ(神戸大会が)一発目なんですけど、その部分をいろいろ表現していきたいな、と。
 
——タッグマッチという刺激を再発見したというか。
 
柴田 そうですね。タッグマッチだからこそ、という。プロレスの醍醐味というか。
 
——桜庭選手は、そのあたりは?
 
桜庭
 そのとおりです。
 
——タッグマッチ自体は、Uインター時代もやられていますが。ひさびさにやられて……。
 
桜庭 ええ、おもしろかったですよね。ただ、おもしろかった、それだけです。
 
柴田 選択肢に、タッグマッチが加わったというか。今回も映像を見て思ったんですけど、ジャンルを飛び越えて、「おもしろいことができるな」という感触があるから、やってるんで。自分もタッチして、コーナーから桜庭さんが動いているのを見るのは、おもしろいんですよ。そのへんも観ている人には、納得できるようなものを見せられるとは思いますね。
  
——ただ、なぜ、その場所が新日本プロレスだったんでしょうか?
 
柴田 自分にとって、プロレスと言ったら新日本プロレスかな、と。いまの新日本を観ていたわけじゃないですけど。「プロレス=新日本」というかたちでずっと来てたんで。新日本という選択肢がまず頭に浮かんだ、と。それが正解だったかどうかは、まだ謎なんですよ。それは、やっていく中で、という感じですね。手探りでやっていくしかない。
 
——桜庭さんも、新日本という選択に関しては?
 
桜庭 ま、もともと、僕がプロレスを好きになったのは、新日本プロレスの佐山(サトル)さん、初代タイガーマスクがキッカケだったんで。そういう流れはありますね。……あんまり、深い意味はないですけど。
 
柴田 ただ、自分の勝手な新日本のイメージでは、「こんなことやってていいのかな?」って。やっぱり、一番大事な“強さ”は気持ちだったりするんで。そこが軽くなっちゃったなと。そこは納得いかないし、気づいてほしいというか。
 
——それは、選手に対して? それともファンに対して?
 
柴田 選手ですね。やっぱり、やってる本人たちが一番重要だと思うんで。ただ、それでも、あの空間が凄く盛り上がっているのは、よくわからないんですよ。「これで盛り上がっちゃうのか?」というか。
 
——以前のインタビューでは、「盛り上がりは凄いんだろうけど、痛みが伝わってこない」と言ってましたね。
 
柴田 なんか、キレイにまとまりすぎちゃってて。それは、個人の主張だったり、選手の思ってることが押さえつけられているようなね。観ていて思うんですよ。たとえばコメントだったり、記事だったり……。キレイすぎて気持ち悪いというか。自由にやらせて、言いたいことがある人に言わせて、そこから生まれるものもあるじゃないですか? そういうものを押さえつけちゃうと、新日本じゃなくなっちゃう気がする。窮屈ですよね。……
 
——桜庭さんは、その「痛みが伝わってこない」とか「殺気が足りない」という部分にたいしては?
 
桜庭 うん。やっぱり、昔、僕らが観ていた頃の新日本プロレスに比べると、殺気立った部分は足りないかな、とは思いますよ。
 
——逆に、そういう部分を二人は持ってるという自負がある?
 
桜庭 自負っていうか……。普通に「“闘い”というのは、こういうものじゃないのかな」という気持ちでリングに上がっていますんで。そこは、僕と柴田くんの表現方法が違うだけでね。柴田くんは「ケンカ」といいましたけど、僕は「ケンカじゃない、闘いだ」と思いますし。リングに上がったらスイッチが入って、倒し合いをやりますんで。べつに口ゲンカをしに行ってるわけじゃないんで。だから、相手の選手が言ってるコメントなんかも、「何言ってるの? この人たち」みたいな感じはありますよ。
 
——桜庭さんは「一発、一発の重みを表現したい」とも言ってましたね。
 
桜庭 ハイ、そうですね。ローキック一発にしたって、痛いものは痛いわけですから。そういうものを見せられればいいかなと思います。 
 
——その一方で、もちろん、いまの新日本に誇りを持っている選手やファンも多いと思います。それで、一番最初の頃に、よく言われたのが「これはプロレスvs総合格闘技なのか」と……。
 
柴田 (さえぎって)いや! そういう次元の低い話じゃないんですよ。もともと自分は、プロレスラーですし……。
 
桜庭 (苦笑しながら)なぜ、そこを分けようとするのか、意味がわからない。
 
柴田 なぜ、そういうふうにくくるのか? ビビッてるのかなって。べつにそういうものではない。“暗黒期”とか……よく言ってるんですけど、無理やり、自分たちが来ることで、「暗黒時代が蘇る」みたいに言われてね、いい迷惑ですよ、ホントに!
 
桜庭
 第1試合からメインまで、僕らが全部出るわけじゃないし。
 
柴田 二人ですよ! 何をビビッてるんだ、と。単純にいいものを作りたいし、自分のやることは、責任を持って、作品というか、試合というか。いいものを作っていきたい。
 
——最初に、菅林社長から「格闘技もどきのプロレスをやるつもりはない」という発言もありましたけど。
 
柴田 いや、そこもよくわからなくてね。こっちはまったく自覚がないんで。なんかほかの人たちが、反応してたりするじゃないですか?(笑)。ただ、“格闘技もどき”っていうのも、おかしな話ですよ。……逆に言うと、これは自分が観て、ですよ? 「そちらがやっているのは、なんか不自然に見えるんですけど?」と。“格闘技もどき”なのか“プロレスもどき”なのか、“プロレスもどき”のショーなのか? なんか、そういう気持ちになっちゃいますね。そういうこと言われると。(菅林社長は)胸を張って言ってましたけど、「そういうことを言うんなら、どうなんだろう?」って感じで。
 
——桜庭さんは、ほかのメディアで「プロレスだって、格闘技じゃないか?」と発言されてましたね。
 
桜庭 ハイ。強さを求めるのが、プロレスだと思って、僕はプロレスを好きになりましたし。そのへんは、僕らの気持ちといまの選手の気持ちは違うのか? そこはちょっとわからないんですけど。
 
■「真壁選手? あんな長いセリフを噛まずに言えて、たいしたもんですよ」(柴田)

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