9月29日に公開された映画『ワールドプロレスリング第5弾 G1 CLIMAX 3D 2012』。前日に引き続き、9月30日にも舞台挨拶が行なわれ、新日本プロレスの選手たちが各地に登場した。
■オカダ・カズチカ&中邑真輔(WMC港北ニュータウン)
全席完売となった港北ニュータウンには、『G1 CLIMAX 22』優勝者のオカダ・カズチカ選手と、『G1 CLIMAX XXI』優勝者の中邑真輔が揃い踏み! テレビ朝日の吉野真治アナウンサーと共に、トークショーを開催した。
冒頭、吉野アナに見所を聞かれたオカダ選手が、「俺じゃないですか?」と自信満々で答えてファンをニヤリとさせる。さらには、「最近、街を歩いていてリアクションが変わりましたか?」という質問に、「『G1』優勝してから、(知らない人からの)会釈が多くなりました」と解答し、みんなを笑わせていた。
一方の中邑選手は、オカダ選手について「スゲーずるい感じがする」とコメント。「このあいだも“CHAOSの飲み会”っていう危ない会があったんですけど、オカダは飲まなくても許されるんですよ、なぜか。でも、タコス、通称・YOSHI-HASHIは少しでも飲むのに時間がかかると一斉攻撃(される)」と、普段は聞けない秘話でオカダ選手の大物ぶりを評していた。
その後、10月8日両国国技館大会の話題となり、IWGPインターコンチネンタル王者の中邑選手が、後藤洋央紀選手についてコメント。「後藤はあの汚い10円玉(旧ベルト)のほうが言いって言ってるんで、事務所に行って、(旧ベルトを)掘り起こして、私物にしとけやって思いますね」と、リベンジ燃える前王者を一蹴した。
また、カール・アンダーソン選手とシングル対戦するオカダ選手は、「(2013年1月4日)東京ドームのメインイベントの権利を懸けても、(ドームのメインは)結局は“僕のふさわしい舞台”ですからね」と、余裕で語っていた。
最後はジャンケン大会となり、なんと前日の舞台挨拶で天山広吉選手が着ていた“汗つき”Tシャツ(※未洗濯)が登場! しかも、“オカダ選手の書いた天山選手のサイン”&“中邑選手が書いた小島聡選手のサイン”入りという超絶レア物が、見事に勝ち残ったファンへ贈呈された。
■真壁刀義(WMC市川妙典)
ワーナー・マイカル・シネマズ港北ニュータウンに続き、この日はワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典に姿を現した真壁刀義選手。昨日が誕生日で、会場で40歳の祝福をされたが、この日もハッピーバースデーの合唱と、司会のテレビ朝日・山田ディレクターが手作りしたというケーキが贈られるサプライズがあった。
トークショーでは、40歳になったばかりとあって、今後の目標を聞かれた真壁選手。「いちレスラーとしてはIWGP(ヘビー)と『G1』、冠を取ることだよな」と語ったものの、個人としての目標となると「そろそろ捕まえなきゃいけねえよな」と苦笑い。
しかし、「捕まえようと思えば、いい女なんか速攻捕まるんだよ。でもよ、丸くなったら困るじゃん?子供生まれたら、練習行かなくなるぜ? つまんねぇよ、丸くなっちまった真壁なんかよ。あと1年ちょっとぐらいは1人で頑張るよ。レスラーとして、一番波に乗っている時期は逃したくねえんだよ」と、嫁取りはもう少し先になりそうで、女性ファンをひと安心させた。
肝心の3D映画の見所については、「最終戦で負けて、決勝に行けなかったんだけど、試合観ているだけでイライラ感があんだよな。このリングに上がりてえっていう欲望が蘇ってきたよ。それが映像になっているからよ、楽しんで観てくれよ。あとはレスラーの顔つきとか観て、何か感じてくれれば面白いよな」と、レスラーならではの視点で紹介。
最後に10・8両国大会での桜庭和志&柴田勝頼戦に向けて、「ちょっと痛い目に遭わせねえとわからねえから、追い込むよ。いつも通り、俺のすげえプロレス見せてやるから」とアピールし、トークショーを締めくくったのだった。
■小島聡(WMC浦和美園)
浦和美園には小島聡選手と尾崎仁彦リングアナウンサーが登場。
小島選手はオープニングトークで、「スタッフに『今日は8人しかお客さんが来ていない』と嘘をつかれ、『どうしようか』と思っていた。ホントに8人だったら、お菓子でも食べながら座談会でもしようかと思っていた」とコメント。また、「台風接近中にこれだけ集まっていただき、ありがとうございました」とファンに挨拶していた。
すると、尾崎リングアナが3Dの見所について質問。それに対して小島選手が、以下の三つをあげた。
3位:映像の映りのよさ。毛穴まで見える。永田選手の毛穴に注目。
2位:特別解説のDAIGOさんの解説。「うわ〜、緊張する〜」発言と、会場とのギャップが面白い。
1位:自分の出番が少ない。ダイジェストで3分くらいしかない。年々3Dのクオリティーは上がり、自分の出番は減っている。反比例している。でも、なぜか舞台挨拶は多い。あと3回もある。自分はぜんぜん出てないのに……。
その後、質問コーナーに突入すると、小島選手がちびっ子ファンの質問に回答。「ライバルは同世代。強かった選手は橋本真也選手、佐々木健介選手。筋肉質な人の技は痛い。でも、大技よりヘッドロックなどの基本技がほうが痛い。自分は痛いのが嫌い」と話していた。
さらに小島選手は、棚橋弘至選手と天山広吉選手のモノマネを披露して、ファンを爆笑させる。そして、テンコジTシャツを着ていたことを尾崎リングアナに突っ込まれると、「常に愛用してます。とてもカッコいい。寝巻きとかにどうかですか?」とTシャツの宣伝に余念がなかった。
小島選手の自虐ネタが冴え渡る中、トークショーは予定時間をはるかにオーバーする40分で終了。最後は小島選手の「3D見ちゃうぞバカヤロー!」の叫びで締めくくった。
- 2012.9.30
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